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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784413039574
作品紹介・あらすじ
頭痛・動悸・めまい・気分の落ち込みなど、原因不明の症状に悩まされている人は「気象病」かもしれない。気象病とは、気温や気圧、湿度の急変など、気象の変化によって引き起こされる病気の総称。別名「お天気病」とも呼ばれている。本書では、どんな気象条件のときにどんな症状が起こりやすいのか、メカニズムはどうなっているのか、実際にどのような対策をとればよいのかなどを、自律神経を中心に解説していく。
感想・レビュー・書評
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2016/10/17
498.41||ワ (5階自然科学・医学)
気温・気圧・湿度などの変化によって頭痛や気持ちが不安定になったりする「気象病」が認知されつつあります。
季節の変わり目、なんだか調子が悪い・・・
そんな人は読んでみてください。
もしかしたら当てはまる症状があるかも。 -
気温が急に下がった日や、一日おきに上がったり下がったりしているとき、低気圧が近づいて天候が悪くなり始めている時などは、頭痛や関節痛、神経痛がひどくなった、めまいがする、血圧が上がった、不整脈が出た、うつっぽい、眠れなくなったなど、実にさまざまな症状を訴える患者さんが明らかに増える。
気象病とは、気温や気圧の低下、湿度の上昇など、短期間に起きる気象変化の影響をからだが直接受ける事で起きる病気。
気温・湿度・気圧の変化が激しくなると、そうした調整が追い付かなくなって、自立神経が乱れる。自立神経が乱れると、血流や内臓の活動への指令が混乱し、からだにさまざまな悪影響が出る。
自立神経には、交感神経と副交感神経がある。交感神経は主にエネルギーを使ってからだを活動させるように働き、副交感神経は主にエネルギーを蓄えてからだを休ませるように働く。交感神経が優位にると、抹消の血管を絞めるので、手足がひんやりしてくる。その分、血を脳や筋肉に送るため、血圧も上がる。副交感神経が優位になりすぎると、集中力が出ず、仕事がはかどらず、アレルギーが悪化したり、慢性疼痛になる場合がある。
3月頃は、低気圧が去ってはくる、ということが短い周期で繰り返されるため、からだが対応しきれなくなり、自立神経が乱れる。季節が夏から秋に変わる9月から10月にかけても、気象の変化の激しいとき。10月の後半も前線がよく通過するため、気象病に要注意。
▼気圧が低下すると
相対的にからだの中の気圧が高くなり、内側から外側へ向かう力が働く。このため、血圧中の水分が血管から外側ににじみ出て、外側の細胞に移行し、むくむ。血管も拡張され、痛みや痒み物質であるヒスタミンやブラジキニン、プロスタグランジンなどが溜まっていく。
血中にアドレナリンというホルモンがたくさん分泌される。アドレナリンは、脳を興奮させ、運動器官への血流を増やし、血圧を上げ、痛み物質をより感じるようになる。
耳の鼓膜に入っていた空気の気圧が急激な変化についていけず、鼓膜の外側の空気に比べて相対的に高くなる。このため、耳の中から外へ向かう力が強くなり、耳の中が膨張し、キーンとなる。
めまいにも怖い病気があり、一番恐ろしいのが、脳のがんであるニューリノーマ。この病気になる確率は10万人に一人だが、念のため、こうした病気でないことを確かめておく必要がある。
メニエールは1万人に一人の割合で起こり、めまいの中では1割程度。メニエールの患者は、ストレスホルモンと呼ばれる抗利尿ホルモンが増加しており、治療により低下する。
台風通過後は、急激に気圧があがる。気圧が高いほうが体調は安定するのが一般的だが、重症と考えられる喘息で救急搬送される患者さんは、台風が行ってしまったあと、数日後に増える事がわかっている。
▼湿度と病気の関係
湿度が低いと、肌やのどが乾燥するなど、健康への悪影響があり、心筋梗塞や脳梗塞など起きやすくなる。冬場は湿度が低く、空気中の水分量もかなり少ない状態。人間の肌からもどんどん水分も出ていくので、脱水状態となる。脱水すると、血は濃縮してドロドロになる。動脈硬化で血管が詰まり気味だった人は、血液が濃くなることで完全に詰まってしまう。
湿度が高すぎると、血管・関節・内耳・眼などに水分量が増えるため、リウマチや関節痛などが悪化したり、人体に悪影響を及ぼすカビも発生しやすくなり、カビを食べるダニの増加もアレルギーを悪化させる。大気中の水分が豊富になると汗などが乾きにくくなり、結果的に汗の出が悪くなる。汗の量が減ると、抹消の血流が滞りやすくなり、炎症物質(痛み物質や痒み物質)が溜まりやすくなると考えられている。冷え込んだときに痛みが出る方もいるが、気圧低下と湿度上昇のほうがひどくなる傾向がある。
ちなみにヒアルロン酸はサプリで飲んでも意味がない。消化のために、アミノ酸に分解され、体内でいろいろな物質に作り替えられてしまい、直接ひざに行ってくれるわけでもない。
肌が乾燥してくると、どうしてもかゆみが出てくる。これをかいたりするとますます傷つき、ばい菌が侵入しやすくなり、膿んだりしてしまいます。肌荒れに最も注意が必要なのは、気温が低く、湿度が下がる冬場。
▼気温の激しい変化
基本的に、前日に比べて最高気温が5度下がると、健康に影響が出やすい。5度というのは、1枚着るものを増やす程度の温度差。10度下がる場合はかなり体調を崩しやすい状況であり、誰もが体調管理に気をつけたほうが良い。1日のうちの最低気温と最高気温の差が激しい日も、やはりからだにこたえる。
気温が急激に下がると、自立神経の働きによって抹消血管が閉じられ、結果的に血圧が上がる。気温が高いと汗をかくため脱水になり、どちらの場合も血液の循環が悪くなり、血圧が上がる。
冬場のトイレは暖房が利いていないことが多く、しかも排便時に激しくいきんだりするため血圧が非常に上がりやすく、脳卒中や心臓発作が起きやすい場所。
心臓疾患は、寒さが皮膚を刺激することで自立神経が活性化され、その結果血圧上昇や心拍数の増加につながり、心筋の酸素量の低下が起きて心筋梗塞の発症につながる。1日の平均気温が6度未満、救急の脳卒中は9度未満で多発。心筋梗塞は、1日の気温が10度未満で、そのときに気圧が低いと37パーセントも増加する。さらに発症4日前から当日までの平均気温と当日の気温差が10度以上になると起きやすい。
急激に冷え込んだ日も、体温が下がらないよう抹消血管を閉めるため、肺などの血液量が増加して気管支が狭くなり、ぜんそくの症状が悪化する。アレルギー疾患の患者は、お風呂の入り方も注意が必要で、ぬるま湯に長くつかっていると副交感神経が優位になって発作が起きやすくなるため、やや熱めの湯に入り、温まったらすぐにあがるほうが良い。
気温の急激な低下が予想されるときは、体幹(首筋など)を冷たいタオルや氷などで冷やすのもおススメ。脳は、体の中心部が冷えてこないと血液をたくさん出す指令をしない。全身の血液のめぐりを良くすることで、病気の予防につながる。
毛細血管は、自律神経の働きによって気温が低くなると収縮し、高くなると拡張するようにできている。
炎症(痛みや痒み)というものは、困ったことにどんどん広がっていく傾向にある。炎症が炎症を呼び、ひどいことになって慢性化してしまう前に、早めの対処が重要。
体温調整でもっとも大切なのは汗をかくことだが、最近、汗をかきづらい人が増えている。これは、自立神経の反応が鈍くなっている証拠。どの症状にも共通して、すぐにでもできる対策としては、夜必ずお風呂に入ってからだを温めること。
強いストレスを受けると、副腎皮質ホルモンを分泌して全身の抵抗力を高めるため、ビタミンB群は急激に消費されてしまう。ビタミンB12は、神経の回復に有効で、レバーや貝類、枝豆などに多く含まれる。なすは熱を取るので、古傷が痛むときは炎症を鎮める効果が期待できる。
砂糖やカフェインは控えめにする。じょれらをとりすぎると自立神経が乱れ、不整脈を引き起こすリスクが高まる。アルコールは飲むと脳細胞が死んでしまい、少しづつ脳が委縮してしまうため、アルコールは飲まないにこした事がない。 -
2015/08/16
自宅
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