人はいつから「殺人者」になるのか (青春新書INTELLIGENCE)

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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413041317

感想・レビュー・書評

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  • 確かに殺人が容認されていれば、危なっかしくてしようがないが、刑罰という脅しで減らすことはできても、決してなくすことはできない。常人なんぞの理解を越えた心理は当然に存在し、不幸にもその心理のうち、人をあやめたいという心理に達した者たちは、それを実践したならば常人によって裁かれるのだ。道徳やら倫理やらは、平穏な社会の形成に向けて人心に通念を植え付けんとする理屈に過ぎないとは言えなだろうか。

  • 再読本。
    林真須美の保険金歴。支払った総額2億1千万に対して受け取った総額7億3千9百万円。保険会社、よく払ったもんだ。
    音羽の事件、「ポカポカ」と気持ちの良い晴れた日に公園に行って起こしてしまった事件。もちろん犯行は許せないものであるが・・、「今夜は子供たちと添い寝をして、朝になったら自首をします」犯行について、旦那さんに問いただされた時の言葉が、非常に悲しい。

  • 福田和子etc7人の殺人者の事件前の人生と事件後の人生がリポートされている。「環境」と言ってしまえば簡単だが、周りにある社会との馴染めなさや、イジメ、上昇志向についていけない自分の能力…「環境」も「人」である。

  • [ 内容 ]
    復讐するは…生まれながらの「殺人者」などいない。
    彼らはなぜ、その一線を越えてしまったのか。

    [ 目次 ]
    女児誘拐殺人、死体損壊・遺棄事件―「小林薫」の場合
    大阪池田小大量殺人事件―「宅間守」の場合
    北九州監禁・連続殺人事件―「緒方純子」の場合
    和歌山毒カレー事件―「林真須美」の場合
    坂本弁護士一家殺害事件―「岡崎一明」の場合
    地下鉄サリン事件―「林郁夫」の場合
    音羽幼女殺害事件―「山田みつ子」の場合
    ホステス殺人事件―「福田和子」の場合
    中洲ママ連続保険金殺人―「高橋裕子」の場合

    [ POP ]


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • なぜこの人々は一線を踏み越えてしまったのか。淡々と描かれる事実に戦慄はしても明確な答えは出ない。怖い話です…。

  • 日本中を震わせた9つの凶悪犯罪の犯罪者を取り上げ、法廷での起訴内容と判決、
    被告人質問などを列挙しながら、手短に事件を振り返っていく。
    著者は、おそらく日本の作家の中では最も数多く裁判を傍聴してきた人。
    新聞では発表されなかった事実がいくつか明るみになる。
    目を覆いたくなるような事実もあり、やりきれない。
    裁判員制度が施行され、もし裁判員に選ばれた場合、法廷に立つ自信が揺らぐ。
    今回、いつもの佐木氏の著作より、かなりあっさりまとめてあるので、
    一つ一つの事件に対しての公判記録や犯人像などを掘り下げて知りたい方は、
    佐木氏の別の著作を見た方がいいかもしれない。

  • ・平成殺人者便覧。
    ・好奇心を持とうと思えばいくらでも持てる。それだけ殺人者の軌跡ってのは気になる。同じ人として、どうしてそこに至ったのかが知りたくなる。
    ・けどこの本には、「人はいつから殺人者になるのか」の答えは見つからない。
    ・誰もがそれぞれ特殊で、殺人に至る心理についてはどれも共感とか理解なんて出来るものじゃない。「殺人者」と一括りにできるようなもんじゃない。殺人を犯した、という点のみでだけカテゴライズ可能なのが殺人者でその全てが唯一無二なんじゃないかと読んで思った。

  • 期待はずれ。

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著者プロフィール

作家。1937年、朝鮮に生まれる。八幡中央高校卒業後、八幡製鉄所に勤める。2006年から北九州市立文学館館長、北九州市立大学の特任教授、九州国際大学客員教授。『ジャンケンポン協定』で新日本文学賞、『復讐するは我にあり』で直木賞、『身分帳』で伊藤整文学賞を受賞。主な著書に『ドキュメント狭山事件』他多数。

「2011年 『越山 田中角栄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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