日本人礼儀作法のしきたり (青春新書インテリジェンス 181)

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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413041812

感想・レビュー・書評

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  • 古来、日本人は生活や季節の変わり目を自然から読み取っていた。自然現象や山川草木などあらゆる物に神を見いだしてきた(八百万の神。太陽、月、星、風、雷、土地、田、山、川、石、台所、かまど、便所、馬、犬、松、竹など。あらゆるものを崇める)。自然万物を神として敬うことで農作物の豊穣を祈り、共同体の結束を図った。「ハレとケ」で普段の日常生活を送る日(ケ)と祭や小月、節句、お盆など特別な日(ハレ)を使い分け、単調な生活にケジメをつけた。「ケ」が順調に行かなくなる死、病、出産を木枯れ(ケガレ)として忌み嫌った。

  •  礼儀作法とは、「こうでなければならない」といった堅苦しい決まりごとではなく、日本人が長い歴史の中で様々な生活環境に対応しながら、培ってきた人間関係の知恵です。この本は、訪問・接客の作法、日常生活の作法、祝い事の作法、結婚・婚礼の作法、食事の席での作法、葬式・法事での作法、年中行事の作法の7つのテーマについて、方法だけでなくそこに込められた意味が解説されています。1つ1つの作法に込められた心づかい・気づかいの本質を再確認することができます。みなさんにとって礼儀作法について考える機会とは、どんな時でしょうか。例えば、親族や友人の結婚式に参加することになった時かも知れません。この本は礼儀作法を通じ、日本人の「相手を思いやる心」について深く学べる1冊です。
    (「図書室information89号」より抜粋)

  • 各種の礼儀作法とそれらの意味について書かれていた。
    知らないことなども多数あったので参考にしていきたい。

  • 人の家に伺ったとき、食事のとき、結婚式など日本の礼儀作法が記載されている。

    文章のみで記載されているので、理解するのが難しい。そしてあまり面白くない。

    確かにこれが礼儀なのでしょうが、ほとんどが学校で殆どならっていない気がする。

    では誰が教えるのか・・・

    親か祖父母か・・・・
    親もまず自分が礼儀作法を身に着けないと。

  • S385.9-セシ-PI181 200025088

  • 借り物なのであまり期待しないで読んだら、知らなかったことをいろいろと勉強できてよかったと思う。日本人として、知っておいて損はない内容ばかりだった。

    ただ、単調な文章で途中で退屈してしまうこともあり、読み終わるのに時間がかかってしまった。

  • 分かっているつもりでいても、なかなか体現できない礼儀作法。
    こうやって読み返すと、新たな発見もあり、気持ちがひきしまっていい。
    意味を理解しているのといないのでは、大きな違いもある。
    体に染みつき、自然にできるように意識したい。

  • この本を読むと今と昔じゃ結構変わったな、というしきたりがかなりあった。時代が急激に変わったと実感

  • ■お辞儀をして、元の姿勢に戻ってから、言葉を述べる

    書籍「日本人・礼儀作法のしきたり」
    (飯倉晴武監修・青春出版刊・188頁)から。
    何気なくよった書店で目に付き買ってしまった本書、
    へぇ~と思うことや、そういえば・・と思い出すことばかり。
    ・「寸志」という表書きは、目下の者への謝礼に使う言葉。
    ・振袖は、長い袖を振って男性の気を引く着物。
    だから、結婚したらもう袖を振る必要はないというわけ。
    ・「宴」とは「飲食をともにして、くつろいで楽しむ」という意味。
    ・気が利いた挨拶とは、お辞儀と言葉は、それぞれ心を込めること。
    ・箸は、食べ物を口に運ぶもの、器を運ぶものではない
    ・蓋付きは「冷めないうちにどうぞ」という意味が込められている。
    そんな気付きオンパレードの中で、私が選んだのは
    「丁寧な挨拶とは」という説明であった。
    「お辞儀をして、元の姿勢に戻ってから、言葉を述べる」
    最近、大勢の人の前で挨拶をする機会に恵まれるが、焦るためか
    どうしても、お辞儀をしながら、挨拶をしてしまっている。
    この一呼吸の「間」を意識すると、丁寧な感じがするし、
    自分も落ち着いて「さて・・」と話し始められるのかもしれない。
    これこそ、経験で覚えるしかないなぁ。

  • 多くの事典から集大成したもの。
    しきたりシリーズ全体も同様。

    礼儀作法についての常識を知るのにはよい。
    参考文献は参考になる。

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著者プロフィール

写真提供:高氏貴博(大人気ブログ「毎日パンダ」)

「2019年 『ありがとうシャンシャン ポストカードブック【スマイルセレクション】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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