坂本龍馬の「贋金」製造計画 (青春新書INTELLIGENCE 273)

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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413042734

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  • 20210920読了
    ☆評価4つ

    覚書
    序章 竜馬の密命
    第一章 経済(カネ)に強い志士「坂本龍馬」
    第二章 竜馬は義賊か、海賊か
    第三章 土佐藩の「贋金」製造工場
    第四章 竜馬マネーはどこに消えた?
    第五章 竜馬はその先に何を観ていたのか

    私の後悔。
    この本を読む前に夫から回って来て長年、私の本棚に
    ある司馬先生の竜馬がゆく読破後に読むべきたった。

  • 最近心理的にダークになるものばかり読んでるので、気分転換に読み出したら面白い。


    よく実は坂本龍馬は悪党とかならず者だったと言われる所以にスポットを当てており、「はじめに」の始まりはこうだ。

    「贋金を製造する」
    「関門海峡を封鎖する」
    「奉行所の金庫を襲う」
    これらは、あの坂本龍馬が真剣に計画し、実行しようとしていたことである。

    もうこれだけで、たまらない始まりだ。私は歴史好きだけれども、浅い知識で、しかも素直じゃないので人気のある坂本龍馬関連の本は読んだことがなかったのだが、「龍馬の黒幕」に始まり、大河の「龍馬伝」の始まる辺りからハマッてしまっている。

    元は商人の家という出自も知ったのは去年!遅すぎるが、やはり龍馬の時代を超えて人を引きつける魅力は凄い!と思う反面、祭り上げ過ぎとも常に感じているので、よけいに面白く感じるのかもしれない。

    大河で、近藤長次郎のラストの回など、えっ!龍馬はそんなこと言わないだろう?みたいなことを言わせてびっくりしたが、やはり金に強かった龍馬はこうであったろうな、本です。

    龍馬フリークなら既に知っていることだろうが、中途半端な龍馬ファンには楽しめる本だと思う。

    まだ1/3ぐらいの途中ですが…9/24。


    読み終わり思わず著者略歴を見直したのだが、経済学部に学び元大蔵省勤務ならではの視点の本で、幕末維新期の贋金製造と顛末が面白かった。なにしろ会津藩含め、13藩が関わってます。

    また、現代人なら財政が国の基盤は常識だけれども、そうではなかった時代の龍馬の先まで見通した経済感覚で語る龍馬論となってます。

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