図説 地図とあらすじでわかる! 古事記と日本の神々 (青春新書インテリジェンス)
- 青春出版社 (2012年5月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413043595
作品紹介・あらすじ
日本神話に描かれた知られざる神々の実像とは!-日本人の源流をたどる本。
感想・レビュー・書評
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まず2ページほどであらすじがかかれている。
その後で、歴史上の考察、古事記と日本書紀との相違点、土着の宗教や他国の神話との類似点など、地図・図解もまじえた説明が続きとてもわかりやすい。
本も薄く通勤のお供に最適だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アニミズム:聖霊信仰
アメノウズメが岩戸の前で披露した舞は、神楽の起源となったといわれる。岩戸神楽は天岩屋神話を劇化したもので、演者はそれぞれの神の仮面をつけて演じる。その多くは台詞を用いず、身振り、表情だけで演じられる。
オホクニヌシ(オホナムジ):稲羽(因幡)の素兎で有名の国造りで葦原中つ国は繁栄を遂げる。
その様子を見た高天原のアマテラスは『我が子オシホミミが統治すべき国である』と言ったそう。
当時、地方豪族たちが支配する無秩序な状態を、朝廷を中心とした中央集権体制へと移行させようとしたもの。
最初に天穂日命(アメノホヒ)を遣わしたが、思うように進まないため建御雷之男の神(タケミカヅチ)を派遣。
この時副使として一緒に降りたったのが鳥之石楠船(天鳥船:アメノトリフネ)であった。 -
感想未記入
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ざっと粗筋はわかるが、神の名前がカタカナで、嫌がらせかっ!というぐらい覚えずらい。著者が比較神話学の専門化で、世界各地の主な神話と比べるのはとてもおもしろいが、「類似してるから、人間みな一緒で平等じゃね?」みたいなイデオロギーや、「起源一緒かもね」とかに結びつけようとはしないでほしい(本書の中では、ない)。学問的な立場で、冷徹にざっと書かれたある程度の知識は前提とした教養書。
ざっと粗筋はわかるが、神の名前がカタカナで、嫌がらせかっ!というぐらい覚えずらい。著者が比較神話学の専門化で、世界各地の主な神話と比べるのはとてもおもしろいが、「類似してるから、人間みな一緒で平等じゃね?」みたいなイデオロギーや、「起源一緒かもね」とかに結びつけようとはしないでほしい(本書の中では、ない)。神話の類似は、「あの人タイ 人に似てるよね」とか、「納豆 にマヨネーズかけると、ステー キに似てるよね(?)」程度のノリ でいきましょうよ。学問的な立場で、ざっとカバー。ある程度の知識は前提の教養書。 -
古事記に登場する主要な神々が古事記の記述をベースに簡潔にまとめられている。古事記と日本書紀、風土記との比較だけでなく、神話の内容の地域伝搬やヤマト王権の勢力拡大についての簡単な考察もある。また海外の神話との比較もあって飽きさせない内容となっている。