仕事がうまく回り出す感情の片づけ方 (青春新書INTELLIGENCE) (青春新書INTELLIGENCE 386)

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413043861

感想・レビュー・書評

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  • 「メンタルロス」、作者の造語ということですが、まったく同じような存在を考えたことがありました(この場合は仕事ばかりではありませんが)。実際に紹介されている方策が使えるかどうかは別として、こういう本自体の存在が、ホッとします。

  • キャリア官僚から大学教授に転身した作者の経験を元にした、仕事中の気分転換のやり方の本。
    上司の機嫌や職場の雰囲気が悪い時のリフレッシュ法などが書いてあって、事務系で多少勤務時間の融通がきく職場なら役に立つかも。
    若手、中堅・管理職、それぞれに向けてのアドバイスがありますが、どちらかといえば管理職向けの本ですね。

  • 個人的には感情コントロールの類の話を期待していました。

    が、書いてあるのは元厚生労働省の官僚という肩書きから、なんとなく凄そうに見える浅いノウハウばかり。

    特に24歳の自分にとっては、中間管理職の人の話はいまいち理解できませんでした。

    ・早朝から会社にきてリラックスして仕事をする
    ・todoリストをつくって無理な仕事を断る理由を作る
    ・周りを無視して仕事を没頭する時間を宣言

    など、人によっては使えないノウハウばかりのような気もしました。

    主に職場の環境やストレスの対策を著者の経験になぞらえて解説しているため、読みやすいことは確かですが、特に役立つアウトプットには繋がらない気がしました。

    腑に落ちたポイントとしては、
    ・コンプレックスは心底納得のいく成果を目の当たりにしないと解消されない

    ・相手に気に入ってもらえる仕事をするには、前例を徹底的に調べて踏襲する。あらゆる仕事の基本は過去の前例を調べて真似る、加工すること。

    この2つは考え方として納得しましたし、普段の仕事をする上でも意識していけそうです。

  • ■メンタルロス

    A.長時間働いているにもかかわらず、仕事がはかどったいう実感がしない。
    これにはメンタルロスが関係している。
    メンタルロス=心の乱れから仕事がはかどらず、結果、能率や成果が下がること。

    B.起こってしまったことは変えようがない、どうしようもないという考え方ができるようになれば、自分がコントロールできないものでモヤモヤするということがなくなり、仕事への集中力が増します。

    C.「調子が悪い時間をなるべく短くする」「調子の良い時にはできるだけたくさん仕事をしてストックを作っておく。

    D.過去の栄光を追うということは、それだけ今の自分に自身がないということでもある。

    E.仕事の分担:午前は「考える」「書く」系、午後は「調査」「分析」系の仕事の分担がいい。

    F.プリンシパルーエージェント理論:仕事を丸投げしていると、やがては部下の方が仕事に詳しくなり上司は逆にコントロールされてしまう。

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著者プロフィール

神戸学院大学現代社会学部教授。1964年、奈良県大和郡山市生まれ。同志社大学文学部英文科卒業、The School of Public Polich, The University of Michigan 修了(公共政策修士)、新潟大学大学院現代社会文化研究科(博士後期課程)修了(経済学博士)。大和郡山市役所勤務ののち、旧労働省入省(国家公務員Ⅰ種試験行政職)。厚生省生活衛生局指導課課長補佐(法令担当)、新潟県総合政策部情報政策課長、厚生省大臣官房国際課課長補佐(ILO条約担当)を経て、2004年公募により兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科助教授、その後教授。2014年より現職。2007年官房長官主催の「官民人材交流センターの制度設計に関する懇談会」委員、2008年からは国家公務員制度改革推進本部顧問会議ワーキンググループ委員を務める。主な著書に、『天下りの研究』『公務員バッシングの研究』(明石書店)、『政治主導はなぜ失敗するのか?』(光文社新書)、『間違いだらけの公務員制度改革』(日本経済新聞社)、『財務省支配の裏側』(朝日選書)など多数。

「2018年 『没落するキャリア官僚 エリート性の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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