アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる! (青春新書INTELLIGENCE)

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  • 青春出版社
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413043892

作品紹介・あらすじ

砂糖、白米、パン…糖質を減らすだけで8割の花粉症が改善!40年来のアトピーが消えた!最新栄養医学でわかった免疫力を高める食べ方。

感想・レビュー・書評

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  • 何かの食べ物を諸悪の根源と考えて、
    「自分の不調は、これだ!」と断罪するのは簡単です。
    白米、小麦、牛乳、加工肉、多くの食品添加物、ファーストフード、カロリー等、
    それらを「悪」とみなす考えは、枚挙にいとまがありません。

    また、「悪」とみなすだけの科学的なエビデンスも豊富にあるわけで、
    説得力には事欠きません。
    逆に「問題ない」と考えるエビデンスもあるわけで、
    いったい何が真実かは、よくわかりません。

    もちろん、上記の食品たちの発明者は、私たちです。
    砂糖に関して言えば、その歴史(奴隷を使っての生産、)を知るだけでも、
    単なる食品とは、思えなくなります。

    また砂糖を摂取することは、
    長らく、薬剤として用いられたり、その国の豊かさや、
    はたまた幸福の象徴として、捉えられてきました。

    その砂糖を「悪」として考えてしまうことは、
    ある意味、自分達の文明の否定にもなります。
    否定したい気持ちもわからなくはないですが、、、

    よって、○○は悪だ!という考えは、
    結構怖い考えや行動につながると思います。
    戦争が勃発する要因も、
    結構、こういう○○は悪だ!という極端な考えだったりします。

    といっても、健康維持の観点から見れば、
    現在、砂糖にはWTOが定める一日の砂糖摂取量の目安24グラムという基準があります。
    これは、どういうことかいうと、缶コーラー1本でも超え、
    カカオ濃度が低いチョコレートを数十グラムとれば、
    余裕で超える数字です。
    この摂取目安は、よほど気をつけないと超える量です。

    話しは変わり、
    私の場合は、以前、以下のような習慣を持っていました。
    少なくない人も、どれか習慣を持っているかもしれません。

    1 甘い物(チョコレート、ケーキ、クッキー)、スナック菓子、清涼飲料水をよく口にしていた
    2 空腹感を感じて、甘い物を食べていた
    3 睡眠中に目が覚めて、甘い物を食べていた
    4 イライラや不安感が、甘い物を食べていた
    5 頭痛、動悸、しびれを感じて、甘い物をよく食べていた

    そして、どういうわけか、30代を超えて、以下の症状に、日常的に苦しめられていました。

    ① 日中に強い眠気を感じたり、集中力が落ちたと感じたり、急に不安に襲われたり、
    ② 体重の増減が激しかったり、
    ③ 体重が増えてきたと感じたり、以前と比べて痩せにくくなったり、
    ④ 頭にもやがかかったような感じがして、集中できないことがあったり、
    ⑤ 恒常的に疲れを感じてしまう、特に朝起きるのがつらい

    これらの症状と習慣に因果関係があるとは、微塵も感じませんでした。
    また、今でも、100%因果関係があるとも言えません。
    自分以上に、チョコレートを食べて、ぴんぴんしている人は、
    世の中にはたくさんいます。

    自分にとっても、大好きなチョコレートは、
    「集中力を高めてくれる魔法のモノ」だったからです。

    チョコレートにたくさん含まれている砂糖は、
    炭水化物に属し、かつ二糖類に分類される主要成分がスクロース(ブドウ糖+果糖)の、
    高度に精製された、栄養価は全くない(エンプティーカロリー)「化学物質」です。

    摂取すれば、たちまち体内に吸収され(高度に精製されてますから、吸収率が
    他の糖質よりも高い)、血液中のブドウ糖の割合を示す
    血糖値を一気に上げます。
    そして、上がった血糖値を下げるためにインスリンが放出され、
    血糖値を一気に下げます。

    砂糖製品をとり続ければ、
    いずれはインスリンを放出する調整機能が低下し(年を取ればとるほど、影響が深刻になります)、
    血糖値のコントロールが難しくなります。
    そして、恒常的にイライラ、不安、集中できないなど、各種不調がカラダを襲ってきます。
    それら症状を治めるために、さらに砂糖製品に手をつけるようになります。

    また、脳の報酬系を刺激し、神経伝達物質のドーパミンが分泌され、
    強い「快感」をもたらします。
    この仕組みは、「麻薬」と変わりません。
    いずれは、身体的かつ精神的な依存を引き起こします。

    もう一ついうと、砂糖の摂取量を抑えてみて、
    長年悩まされていた花粉症も、
    著しく改善しました。

    ただ、私自身は、何かを悪玉にするのは、反対です。
    やはり、その何かには、存在理由があるからです。

    砂糖関係の本もドキュメンタリー映画も、
    基本は、

    善=無知で情弱で不健康な消費者・情報通な消費者・善良なドクター

    悪=生産者・販売者・悪徳ドクターという構図で、
    描かれていますが、これは、あまりに短絡的な見方だと思います。

    と言っても、砂糖をやめて著しく体調が良くなった者とすれば、
    砂糖が諸悪の根源で、その生産者、販売者は砂糖が人を健康面で不幸にする悪魔の使い者だ!と、
    声高に叫びたくなる気持ちもありますが、
    やはり、そんなことをするのは、愚かなことです。

    砂糖断ちの体験を一段抽象的に考えてみると、

    自分が好きだと思うモノ・コトには理由があって、
    それを思い切って止めてみると、
    変化があり、その変化が自分にとって幸せになる可能性がある。
    と考えられます。

    こう考えれば、砂糖は、私を幸せにしてくれる、
    きっかけを与えてくれた「良い奴」になります。
    そういう奴は、やはり必要かもしれません。

  • さきの副腎疲労の本と内容が重なるところも多く、改めてバランスの良い食事を心掛けようと思った。
    そして間食をできるだけ減らそうと。
    糖質の過剰摂取⇒血糖値が乱れる⇒副腎からコルチゾールが分泌⇒副腎疲労⇒コルチゾール分泌減少⇒抗アレルギーの働きもあるコルチゾールの不足でアレルギー悪化。

    という流れ。

    普通の人はそんなに気にしなくてもよいのかもしれないが長年アレルギー性鼻炎、結膜炎、皮膚炎、花粉症、便秘、冷え、のぼせ、動悸、疲れなどと付き合ってきて人より気を付けなければいけないなぁと思っている。

  • アレルギーのメカニズムについてはもちろん、リーキーガット症候群(LGS)の理解を深めることが出来た。糖質制限と副腎疲労の言及もある。文章が若干難解なところがあるため☆マイナス1。

  • う~ん。どこまで本当かよくわからない。
    デンマーク人とイヌイットの特定の病気のかかりやすさの比較が出てきて(103頁)、すべて食生活が原因であるかのように書かれているが、例えば、自然環境の差(空気や水のきれいさ等)も原因として考えられるんじゃないか。
    日本人一人当たりの食品供給量と花粉症有病率の比較が出てきて(89頁)、食物繊維の摂取量の減少と花粉症を関連付けているが、スギ花粉の量とか、大気汚染だとか他にもいくらでも原因があるだろうし、もう少し厳密な医学的証明がないと、ちょっと医者の書いた書物としては物足りない。大体、「近年アレルギー性疾患が増加していることには、食物繊維の摂取量の減少が関係しているのではないか、という指摘もある。」という書き方自体、誰がそう指摘しているのかわからないし、そもそも著者がその点について責任をもって正しいと言っているのかあやふや。
    サプリメントをやたらと薦めるが、野菜ジュースは通常の咀嚼・嚥下という過程を経て消化・吸収されるものでないから駄目(126頁)という論法と矛盾している。
    まあ、必要以上に糖質を摂取することが体に良くなさそうなのは、そのとおりだと思うので、花粉症に効くかどうかは話半分として、やってみても損はないだろう。ただ、それは本を読むまでもないよね。

  • 副腎疲労という視点が興味深い。

  • 具体的な血糖値コントロール法などが記載されているとより参考になったように思う。

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プロフィール

1964年、神奈川県に生まれる。福島県立医科大学卒業。横浜市立大学付属病院、国立循環器病センターを経て、1996年、痛みや内科系疾患を扱う辻堂クリニックを開院。オーソモレキュラー療法の第一人者である。2003年には日本初の栄養療法専門クリニックである新宿溝口クリニックを開設する。栄養学的アプローチで精神疾患や内科系疾患の治療にあたるとともに、患者・医師向けの講演会や、アスリートのための栄養指導もおこなっている。
著書には『「うつ」は食べ物が原因だった!』(青春新書インテリジェンス)、『がんになったら肉を食べなさい』(PHPサイエンス・ワールド新書)、『この食事で自律神経は整う』(フォレスト出版)、『9割の人が栄養不足で早死にする!』(さくら舎)などがある。

「2018年 『花粉症は1週間で治る!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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