- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413045292
作品紹介・あらすじ
仕事、お金、家族、そして健康――。いろいろな面で人生の転換点となる40代をいかにすごし、その先の人生後半戦につなげていくべきか。外務省で国事に奔走するも国策捜査に巻き込まれ、その後作家として成功を収めるなど激動の40代をすごしてきた著者が、無理しない、でもあきらめない生き方の極意を伝授する。
感想・レビュー・書評
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組織は人を引っ張ってくれる。自分の仕事が楽になってきたときは、感性が衰える可能性があるので、新しい事を始めるようにする。仕事だけでなく仕事外でも。日常や仕事以外とは全く別の世界を作ることで、感性の衰えを防ぐことができる。
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40代で生き方に迷いあぐねつつ踏み出せずにいる身として読んでみた。……何というか、社会のわりと中の上層くらいにいる人たちを想定して書かれているような感じ。著者ご自身がそうだろうし、そういう本は多いからそんなもんだとも思う。
書いてあることは普通に納得できる。ドキリとしたのは、学ぶべき人やお手本がいないという人は、自分の方向性や目標がはっきりしているか顧みろというところ(p.135)。フワフワと定まらない何かを探して文句タラタラなところが自分にもあるなと自戒したしだい。
内容自体はわりと生き方全般にわたっていると思うんだけど、書題は「働き方の極意」なんだよね。ビジネス色の強い新書シリーズだから、編集者がこうしたんでしょうね。40代って、働き方と生き方をシンクロさせていく年ごろだと思うんだけど、どうも男性向けは仕事を切り分けたがる感じがする。 -
本書は、佐藤優氏が、バブル崩壊後に成人し就職氷河期を経験した運の悪い世代である40代に焦点を当て、生き残りのために実践的な指針を示した本です
大きく
1 働き方
2 発想力
3 リーダーシップ
4 人脈と友人関係
5 時間の使い方と学び方
6 人づき合い
7 豊かな50代に向けたすごし方
の7分野について書かれています
個人的に賛同できない内容も若干ありますが、佐藤優氏の意見が明確でわかりやすいのは非常に良かった
個人的には第5章の時間の使い方と学び方のところは特に参考になるので、要再読か -
言葉のチョイスがとても良い
学びの満足感と達成感が人生をより深くする。
まさしくその通りだと思えました。
そして小説を読むことの大切さを学ばさせてもらえました。
これからも良書に出会える事が楽しみになります。 -
読了後に公文式に連絡するだけのモチベーションは上がる。
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人的には苦手なのだが、本の内容は心に響く内容が多く、ついつい本を手に取りたくなる著者のひとり。50になる前、40代でしておくことチェックの一環として読む。
■学
・よきメンターに巡り合うために「素直さ」が大切
相手を尊敬し、真剣に学びたいという姿勢、ひたむきな気持ちがあるか?
かわいがられるのは自分が知っていることでも、知らなかったように反応できる人「そうなのですね!勉強になります」
・上手に喧嘩ができることも必要(私には足りない部分)
上手に相手にぶつかることができるか?
大人のケンカができない人が増えている
ケンカに強い人は攻めより守りを固める
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39歳です。途中にある書籍紹介に興味惹かれました。内容は薄いです。
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タイトルには40代で〜とありますが、20代、30代から読んでおく方が備えができる分、オススメできる一冊。キャリアの話だけではなく、お金や友人関係など幅広いテーマで語られています。著者の弁舌鋭い「佐藤節」は抑えめながらも、やはりそこは理知的な方なので、観念的な話にならぬよう、シビアな将来予想なども交えた形で書かれており参考になります。
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21
管理職のラインに乗った人とそうでない人の違いはその人の能力ではなく年次などの運や適性の違いに過ぎない
能力と適性を混同して、いたずらに自分を責めたり自信を失ったりする必要はない
33
シングルを貫く人は不自由なった場合、自分を助けてくれるのは親、金、友人の3つだけ
この3つが現在どうなっているか、そして将来どうなるか、しっかり確認しておく必要がある
42
前向きな姿勢が仇になってしまうこともある
大事なのはバランス感覚。組織の慣習や風土、会社の人事や上司部下との人間関係などそれぞれの状況を見極めた上で最適解を見つけ出さなければならない
96
初動が大事
最初の3ヶ月が勝負で、そこでどれだけ相手の印象に残り、食い込むことができるか。
関係を深めたい時に私がよく使ったのは、本でも何でもその人物から物を借りること。借りたら返さなければいけないのでまた会うきっかけを作りやすい
今何をすることが、一番効率よく収益を上げられるか常にその視点で考える姿勢が大事
長期的な視点がないと目先の利益に追われてしまう
休息時間も大切である。一見すると何もしていないような時間によってエネルギーを補充し、仕事の生産性を高める
118
仕事ができる人ほど簡潔に必要最小限のことだけをメールに書いてくる
自分も忙しいから時間を取られることがいかに苦痛かを分かっている
SNSやメールなどを使う時は自分が相手の時間を奪っているという感覚を持つことが大事
多くのサービスがあなたの時間をいかに占有するかにしのぎを削っており、自分の時間を確保することが難しい
119
忙しいからこそ最初に自分時間を確保するというのはスケジュール管理の鉄則
時間の天引きをしないと自分の時間は作れない
144
人から何かを教わるといかにも知っていたかのように振る舞う人がいます
自分を大きく見せたいということでしょうが効果はありません
可愛がられるのは自分が知っていることでも知らなかったように反応できる人です
「そうなんですか。勉強になります」と教えてくれた人を持ち上げるのはずるいのではなく、優しさや礼儀の一つです
148
組織に属している限り、絶対に上司と喧嘩してはいけません
157
同じ内容でも言葉一つで相手の受け取り方が違ってくる
自分の考えや意思を通したいのであればやり方がいくらでもある
私なども失礼な原稿依頼に腹立つ時がある
でもそこで怒ったりしたら、余計な反感を買う
そんな時は納期や内容などで相手が飲めない条件をやんわり提示する
条件が合わないということであれば、今度条件があった時に是非ということで、お互い遺恨を残さずその場をクリアすることができる
賢者は争わないという言葉があるが、正面からぶつからず、自分の考えと目的をどう達するか時には演技やパフォーマンスを織り込みながら冷静で戦略的な駆け引きができるかどうかが大切である
怒った瞬間、あなたの負け -
相変わらず佐藤優さんの書籍は読みやすく、内容がすんなり頭に入る。
表現が簡潔で、言葉のチョイスもよい。
印象に残った部分としては、
・管理職の選別は早く終わっている。
・数学などの学習を通じての論理力を高める。
・40代からの学習は、単なる趣味でなく、「仕事」に役立つものをする。
・付き合いをことわる、SNSを断つなどの時間管理の重要性
・会社関係の人脈は「砂上の楼閣」だが、悪いわけではない。
・50歳を過ぎたら人間関係などを絞り込む
・豊かな50代を生きるために、予防医学、健康管理に投資する。
・ストレス耐性を見極める
など。
また、小説を読むことの重要さを感じた。
もっともっと読書、映画芸術鑑賞などをインプットをしたいと思った。 -
さらっと読めちゃう一冊。特に目新しいことは書いてないけど、ふむふむと納得、再認識ができる。この本の中で紹介されてる本も気になったので読んでみようと思った。
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40代と50代の違いもうっすらわかり、40代で人脈を広げ、50代で絞り込んでいくなど印象に残った。嘘をつかない大切さも。対象世代が落ち着いているからか読後にやる気がぐんと上がらないのが、残念。
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残りの人生について迷っているときに出会った本、10年遅いが身に覚えのある示唆が多数あり勉強になった。
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割と普通の内容、サクッと読める
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40代って明示しているから読んでみたけど、働き方の提案としては、イマイチ。自己満足感がある。
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特別なことが書かれているわけでなく、佐藤さんご自身の人生観が書かれています。
佐藤さんは好きな作家さんであり、結構読んでいますが、本作は非常に読みやすい一方、あまり残らない内容かもしれません。 -
そうだなと実感しながら読了。ここ1,2年の生き方シフトを続けることだなと。
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読了。単なるマニュアル本かなと思いながら読み進めていたが、なんとなく前向きに努力しようという気分になった。
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氏の本はこれまでも読んでいるので、この本は既視感あり。
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初めて著者の作品を手にしました。
結論から申し上げると、少なくとも私にとっては今年初のハズレ本でした。著者の主張ひとつひとつは至って正しく、もっともです。テストだったら100点の内容でしょう。でも教科書を読んでいるかのように退屈で、全く心に響きませんでした。そのため途中から中身云々ではなく、納得できない理由が何かを考えながら読了しました。
その理由は圧倒的に説得力が欠けていることです。特にそう感じた箇所には、「だそうです。」「だとか。」「とのことです。」などの伝聞形の言い回しが散見されました。
例えば40歳の時点で管理職になれなければ、会社はその人の適性を評価しておらず、出世競争からは脱落している。地方にも優秀な経営者がいるので、これからは中小企業が面白い。などの主張には具体的な根拠が示されていません。著者に民間企業の就業経験は無いため現実性に欠けるし、外務省という独特で閉鎖的な環境での出世競争と、民間とでは同じ組織でも意味合いは随分異なるのではないでしょうか(ある知人によると、官僚は特に気味が悪い程に“序列“に拘るとのことです)。自身の体験からは語れないのなら、少なくとも民間の大手人材会社が発表しているこんなデータがあるとか、〇〇大学で行ったこんな研究結果があるとか、それなりの根拠(because)を示さなければダメだと思います。
個人的には、著者は頭脳明晰な方(であるが故に官僚時代に一連の事件に巻き込まれた不遇な方)だと思っていますので、何故このような作品が出来上がったのか一層理解に苦しみます。頁数を減らして読み易くするなど、出版側の余計な横槍が入ったのでしょうか?
当たり障りの無い内容なので、受け止め方も評価も読者次第でしょう。現役またはこれから外務省や国家公務員を目指す学生には、参考になるかもしれません。少なくとも私は本書からは自分が求めていた答えを見つけられず、漠然とした不安だけが募りました。
【追記】Amazonのレビューを見て、商品状態が「非常に良い」だったため、マーケットプレイスで古本で購入したのですが、到着後開けてみると表紙はボコボコで傷だらけ、横から見ると歪んでいるし、カビ臭くて最悪な保存状態でした。Amazonにレビューを投稿したところ、『お寄せいただきました送信内容を慎重に確認した結果、お客様のレビューをウェブサイトで公開することはできませんでした』との返信が来ました。
店舗は【買取王子 清洲店】です。本書の感想ではありませんが、少しでも参考になれば幸いです。 -
2019/2/9
エロース 男女の愛
アガペー 無償の愛
フィリア 尊重の愛 -
習慣化による効率化とルーティーンのマンネリズムの打破をバランスすること、部下に過度に期待しないこと、叱るより相談に乗ることなど。40代は個人主義、サイコパスではないが孤立することは普段感じる。エロース、アガペー、フィリアの3つの愛(ストルゲーの愛もあるらしい)。研究室のメンバーをどうリードして、世界と闘う成果を上げるかを悩む時期に読めて良かった。
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『40代でシフトする働き方の極意』(佐藤優著/青春出版社)vol.445
http://shirayu.com/blog/topstory/enlightenment/6733.html -
話がバラバラだなぁと思ったら雑誌連載をひとまとめにしたものらしい。
こういう「小ネタの寄せ集め」に「極意」ってタイトルをつけて売るのはなんだかなって思ってしまう。
一冊をつらぬく原理がないのに「極意」とは言えないと思う。
p. 78 その東郷さんに対して、直属の部下として思うのは、そのリーダーシップは非常に立派なものだったということです。当時は外務省の欧亜局長であり、在オランダ全権大使という立場でしたが、どんな若手の部下に対しても「さん」づけで呼んでいました。
まして声を荒げたり怒鳴ったりすることなどありまさんでした。仕事の仕方も命令口調ではなく、「佐藤さん、〜のようにしたいのだけど、どう思いますか?」「どうするのがいいと考えますか?」と、あくまで相談の形で投げかけるのです。東郷さんのような人に相談されたら、やはり部下としてもそれに応じたい、何とかしたいと思うでしょう。部下であろうと相手の人格を尊重して、ていねいに対応する。そしきのひえらるはあっても、それに甘えることなく自他の関係を構築する。そのような自律的な姿勢は、自分のなかに確固として自信と自我がないとなかなかできることではありません。やはり尊敬できるし信頼できる上司であり人物であったと、今でも考えています。 -
新書
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仕事人生の後半に向けて、自分の立ち位置を見極め、方向性を定め、捨てたり絞ったり変えることも考えよう。豊かな50代は40代の過ごし方で決まる。
最近流行りのAIやテクノロジーや百寿とは別世界、堅実な現実という感じがしました。 -
この2018年の時点での40歳である人向けに書かれた本です。就職氷河期という時代を通った自分はどんなことを考えがちで、部下はどんな人間で、それらとどう向き合うのか、どのように考えるべきなのか、色々と考えながら読ませていただきました。
40歳になったのでと、一度自分のこれまでと、これからを振り返るということも必要と思います。本書でそのきっかけを得ることができると思います。またその考えを得るためにおすすめの本も紹介されていて、考えるためのヒントをいただくことができたと思います。 -
具体的な内容で参考になった。組織で働く人なら読んでも損はない。