人生は「2周目」からがおもしろい (青春新書インテリジェンス)

著者 :
  • 青春出版社
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本棚登録 : 111
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413045780

作品紹介・あらすじ

多くの人は40代までに、仕事や人生における一通りのことを経験する。人生100年時代、50歳からはいわば「2周目」になり、新鮮さや好奇心を失う人も多い。しかしそれはあまりにももったいないと著者は力説します。教養、心身の「軽さ」の取り戻し方、地位、お金、雑談、旅……「先細り」「シュリンク」とは無縁の、新しい発見と可能性を生み続ける日々をすごす知的なヒントを提案する、すべての大人必読の一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 「人生100年時代、50歳こそ飛躍のチャンスです」
    50を目前に出逢ったメッセージ。元気がでる。

    ■抜書き
    ・下手の横好き
     下手であっても、拙くても、好きでそれを続けているのであれば、それは人生の北極星になり得ると思います。(p.36)
     #好きが一番のポイント

    ・まずは「心の荷台」を軽くしましょう(p.45)
     #心配事=荷物。★本当に必要なものだけを選び、その他は捨てる

    ・家には絶対に仕事を持ち帰らない。そういう線引きをしっかりする。(略)今日やるべきことだけを書き出す

    ・エネルギーが足りない状態を「疲れ」というのに対し、「だるさ」というのはエネルギーが余っている状態(p.77)

    ・期間を意識して沼にハマる(p.82)
     #今月はレイモンド・チャンドラー月間。★マイブームを自ら仕掛ける

    ★自己評価を基準にして自己承認欲求を満たす、つまり1周目をしっかりと走り、客観的な評価眼を養ってきた自分自身に認められ、ほめられるような毎日をすごすことに重心を置く(p.116)

    ・向上心ではなく向上感(p.128)
     #審美眼に基づく高まりたい気持ち

    ★自分の故郷、地方の価値を再発見する(p.188)

    ・無料コンテンツを使わない(p.195)
     2周目の心がけとして大事なことは、お金を世の中にできるだけ回すこと

  • 他者の評価基準からの脱却、嫌われないだけで十分満足というディフェンシブな生き方、適度な距離感と節度、好奇心。これからが楽しみになってきました。

  • いままさに2周目。
    読んでないからなにを2周目というのか
    定義がわからないけど。
    子育て完了、仕事もなんだかんだ
    いろんなことやってきて
    健康面や精神面とかもトータルして
    考えてみると、うん、そうね、
    2周目でしょ、って感じ。
    いま、おもしろい。たしかに!

    Universal circle change
    昨日聞いたコトバにも、通じるんだろうなぁ、

    読んでみよっと。

  • 30代にがむしゃらにやってきたからこそ、40代は違うやり方を楽しめる

  • 「この1年で何か新しいことを始めましたか?」
    「昨日おもしろかったことは何ですか?」
    「いま熱中している趣味や遊びはありますか?」
     何もせず、すべてがありきたりで新鮮さを感じなくなる。そういう「無気力の雑草」はすぐに心のあちこちに生えてくる。油断しているとそれが繁殖し心の雑草ですっかり覆い尽くされてしまう。そうならないために、意識して自分をコントロールし、時にはスポーツをしたり、ジムで汗を流す。「下手の横好き」でかまわないので、自分の好きなものを絞り込み、「人生の北極星」にまで高める。
     これらのことができれば、「2周目」ほどエキサイティングで実りの多いものはありません。50歳からの人生こそ、人間として生まれた私たちの真の人生である。そこまで言い切っていいと思います。

  • 50歳からを人生2周目と位置付けて、いかに楽しむかを提案した1冊。齋藤先生お得意のオススメ図書引用も肩に力が入らない体で触れられてて、先生ご自身の2周目感が滲んでいる。いつ終わるとも知れない2周目であれば堂々と満喫した者が勝ち、である。

  • 人生50年とは、信長の時代の言葉だと思いますが、昔と比べて現在の私達の寿命はかなり延びました。この変化は戦争が終わってから50年程度のことだと思います。平均寿命は80歳程度ですが、最近やたら「人生100年」という言葉を耳にします。

    それはそうと、この本では著者の斎藤氏が、50歳を過ぎたら「人生の二週目」が始まると言っています。私は現在55歳(2019.12現在)ですが、思い返せば今から5年程前から、何かが少しずつ変わり始めたなと思います。

    ただし変わり始めたばかりなので、その変化には当人は気づきません。本当の変化となって表れるのは、55歳前後ではないでしょうか。私の場合、今年の4月には長女が就職です、次女は留学に行っていて8月に帰国しましたが、すっかり一年で大人になっていて別人のようです。

    この本では私のように変化が大きくなってから始めるのではなく、その前段階として「人生の二週目となる50歳」から、色々と意識を変えて二週目に備えなさい、と提言しています。

    この数年で定年が延長されて、以前は60歳で年金生活という形が変わりつつありますが、第一線を退くのは、55歳くらいでしょうか、1週目は家族のため、子供のためと捧げてきた人生、二週目は自分のために生きるのも良いのかもしれませんね。

    以下は気になったポイントです。

    ・50歳を過ぎると軸足を「ビジネス社会」や「他者からの評価」に置かなくてもよくなる。その代わりに1周目で経験を積んで養ってきた客観的な評価眼を生かして、仕事ややりたいことを見直せるようになる(p5)

    ・1周目の勉強は「真善美」を追求していたが、2周目は、一味違った視点から見直す「フェアな審判力」を磨き上げ、新鮮な好奇心・感動・向上感(真善美に基づく高まりたい気持ち(p128)をもって挑むことができる(p7)

    ・断捨離のテクニックとして、コントロール可能な問題であるかどうか、自分の課題(解決すべき問題)であるかどうか、を考える(p50)

    ・いかに上手に雑談ができるかが問われるのが人生の2周目である、雑談力を上げるには、幅広く情報を集めて、ネタを仕入れておく必要がある(p63)

    ・失敗談こそ、他の人は効いていて楽しめる(p64)

    ・確固とした自分の世界があって、そこで自分を確立している人物が評価されてリスペクトされるようになる、他者をフェアに評価できない人物が、自分をフェアに評価することはできない(p121)

    ・50歳を過ぎたら、際われないだけで十分、マシと考える。嫌われないように、口臭・体臭を抑えて、こぎれいな身なりにして不快感を与えない(p153)

    ・雑談のポイントは、1)嫌みを言わない、2)しつこくしない、3)節度と落ち着きがある、4)自慢話をしない、5)相手の話をよく聞く、である(p159)

    ・2周目は若い頃の人間関係の復活の年代でもある、クラス会・同窓会には参加するべきである(p173)

    ・古典を読んでみる、万葉集のお薦めとして「万葉の秀歌・ちくま学芸文庫」では、4500首のうち、252首を解説している、それ以外に、徒然草が50代からならお薦め(p191,205)

    ・1周目が、仕事を通じて給与などの収入を確保する経済力、すなわち「欲望を追求する時代」「責任を全うする時代」だとしたら、2周目は「真善美を追求する時代」である(p206)

    ・物理学としては、「ゼロから学ぶ物理の1,2,3」「ゼロから学ぶ量子力学」は最適な入門書である(p213)

    2020年1月12月日作成

  • 1周目で見えなかった景色が、2周目でだんだん見えてくる。

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著者プロフィール

齋藤 孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。学者、作家、文化人の役割で多くのメディアに登場している。
2001年『身体感覚を取り戻す』で第14回新潮学芸賞を受賞。2001年発行の『声に出して読みたい日本語』は250万部を超えるヒットとなり、第56回毎日出版文化賞特別賞を受賞。
その他、『語彙力こそが教養である』など多くの著書があり、発行部数は1000万部を超える。『こども孫子の兵法』など監修作のヒットも多い。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

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