相続格差 「お金」と「思い」のモメない引き継ぎ方 (青春新書インテリジェンス)
- 青春出版社 (2022年10月4日発売)
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感想 : 9件
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784413046596
作品紹介・あらすじ
相続専門税理士として、長年多くの相続を間近で見てきた著者は、2つの「相続格差」があるという。1つは、現金や不動産など、財産の分け方の不平等による格差、もう1つは相続によって幸せになったか、モメて不満が残ったかによる格差だ。この2つの相続格差を乗り越えるにはどうしたらいいのか。モメない、ソンしない分け方のコツや、円満相続の秘訣となる考え方を伝授する。前野隆司慶應義塾大学教授との特別対談「『一番大切な財産』に気づく幸福学」も収録。
みんなの感想まとめ
相続におけるトラブルを避けるための具体的なアドバイスが詰まった一冊です。この本では、財産の分配に関する「お金」と、心の問題に関連する「思い」の二つの相続格差に焦点を当てています。著者は、相続を「争続」...
感想・レビュー・書評
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「相続」を「争続」にしないために気をつけるべきことを解説した本。
いい相続にするには、トラブルになりやすい「お金」と「心」の2つの相続格差に気をつけること。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ニーバーとかアドラーとかを引用していて、ややポエムでウェットなので実用的ではないが、逆に読み物としては家族のイザコザ・トラブル等の紹介が中心になっており面白さはある。ただし、他著とネタが結構重複していることに留意。
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今年(2024)のGWの大掃除で発掘された本のレビューは大方終わりましたが、その前に娘夫婦が宿泊した時に大慌てでスースケースにしまい込んだ本があり、本日からはそれらの本のレビュー書きをしたいと思います。
記録によれば読破したのは昨年の3月末頃の本です、神戸に帰郷するときは気楽に帰っていましたが、昨年後半から状況が変わりました。大変と言えばそうですが、社会人になって今までよく両親は頑張ってくれたと思います。この本を読んで、相続についても準備をしなければならないなと思ったことを記憶しています。
以下は気になったポイントです。
・残された妻と子の人間関係を考えれば、妻が全てを相続した方がいい、この例に限らず、節税テクニックにおける常識が、実は人間関係では非常識である場合も少なくない(p22)
・プラス思考になるための五つの心構えについて、ツキカエタの法則がある、ツ:ツイている人は、ツイている人と月あると更にツキがつく。プラスはな人を付き合うと「プラス思考」になり、マイナスな人と付き合うと「マイナス思考」になる。、キ:聞き上手、他の人の話をよく聞く人はツイてくる、カ:感謝上手、ありがとう、という言葉を使う人はツイてくる、エ:笑顔上手:笑顔のあるところには、ツキがくる、た:他人に親切上手な人にも、ツキがくる(p32)
・比較していいのは、過去の自分と現在の自分、あるいは現在の自分と理想の自分の姿だけである、アドラー氏(p34)帰ることのできないものを静穏に受け入れる力、変えるべきものを変える勇気、変えられrないものと帰るべきものを区別する賢さ、を持ち合わせていれば意味のない諍いもなく、心穏やかに人生を過ごすことができる(p35)
・目に見えない相続財産’(仕事、心優しさ、忍耐力など)に注目すること(p43)
・勘定(金)ばかりを念頭において、感情(心)を無視した相続対策は、親が喜ぶものではない(p56)・親が亡くなっても、3年間の猶予がある。相続が発生してから3年目の年末までに売却すれば、居住用の特例(3000万円まで非課税)がある(p64)
・遺言書を残している人はごく一部で、2021年では全体の11%程度であった(p70)・本当に親を喜ばせたければ、一人で帰省すること、実の息子や娘が一人でくれば、誰に気を使うことなく話すことができる(p91)
・大切なのは、親の話を「受け止める」こと、親はただ聞いて欲しいのであって、解決法を求めていない。特に母親にはその傾向が顕著である。親が言いたいことを一通り話し終えたところで、「何か不安なことはある?」という質問をするのが良い(p93)
・三つの大切な言葉、1)どうかした?、2)どうしたいの?、3)私にできることはある?(p98)
・2021年に民法が改正となり、3年以内に相続登記をしないと、10万円以下の科料た課せられる(p103)・介護をしている最中から兄弟の間でコミュニケーションをとって、相続の時に生産しようと話をつけておくこと(p131)
・故人の遺品整理は、遺品整理会社に頼むのが一番いい、自分たちだけで片付けようとすると、思い出の品が出てくるたびに手が止まってしまい、何ヶ月もかかってしまう(p137)デジタル化しておけばスペースの面でも良い(p139)
・京セラの稲森氏によれば、人生・仕事の結果=考え方x熱意x野力、で導き出せる。興味深いのは、熱意・能力は、0−100点であるのに対して、考え方は、-100〜100点である、いくら熱意と能力があっても、考え方がマイナスになると、人生はマイナスになる(p125)船井幸雄氏は、自分を高める3原則として、1)プラス発想、2)素直、3)勉強好き、と言っている。プラス発想になるためには、1)過去オール善、2)どんなことにも感謝、3)つきあう人をえらず、が大事だとしている(p175)
・幸せになる4因子、1)やってみよう(=自己実現と成長の因子)何かにチャレンジして主体的に生きる、2)ありがとう、他人のために貢献したいという思う心や感情の気持ち、3)なんとかなる、前向きで楽観的な人が持つ因子、失敗を引きずらず、そこそこで満足できる、4)ありのままに、人と自分と比べず、自分らしく自分の幸せを目指す(p194)
2023年3月21日読破
2024年6月11日作成 -
・相続格差とは金額の大小ではなく「あいつばかりずるい」という感情の問題。
・「より多くもらう」ことにこだわると、得た金銭以上の労力が必要になったり、遺された家族の結びつきが失われたりと却ってマイナスになる。
・相続とは金銭や資産だけでなく、亡くなった人の想いや意志を受け継ぐことでもある。見える物ばかりでなく、見えない物を意識できる家族は揉めない。
相続専門の税理士ということもあり、プロとしてどのようなケースを見てきたか、相続に対しどのような心構えで臨めばいいかについて分かりやすくまとまっていた。
自己啓発に近い内容なので、法的な知識を期待する人は専門書を読んだ方が良いと思う。 -
税理士による相続の本。
「相続格差」とは何だろうと思ったのが、本書を読むきっかけ。
これは著者によると、以下の2つの格差を指す。
①財産の分け方の不平等による「お金の相続格差」
②相続で不満が残ったか、幸せになったかによる「心の相続格差」
そして本書がスポットを当てているのは、意外にも②の方。
私は、相続で発生する格差をどのように技術的、法的に改善していくのか、その手法が知れると思い本書を手にしたのだが、その期待は裏切られた。
このように本書は私が当初期待した内容とは違っていたが、全く役立たないかと言えば、もちろんそんなことはない。
まずは、本書でどんなことが言われているか、簡単にまとめてみよう。
①法定相続分とは、正確に言うと、相続人の間で行われる遺産分割協議がまとまらなかったとき、裁判所が仕方なしに「最終的にこうするしかない」と決める目安
②夫婦と子ども2人の家庭で、夫がまず最初に亡くなった場合(一時相続)、「妻と子で相続した方が節税になる(二次相続対策)」というのは、相続の公平性や節税の面からいえばそうかもしれないが、人間関係や家族の平穏を考えるのなら、この場合、「すべての財産は妻が相続した方がよい」というのが正解です
節税テクニックにおける「常識」が、実は人間関係では「非常識」である場合も少なくありません
③「勘定(お金)」より「感情(心)」でもめることがほとんど
④もめない相続のために今すぐできるのは、考え方をプラスにすることです
財産をいきなり増やすのは不可能ですが、考え方を(プラス思考に)かえることはできます
⑤親が認知症になる前にできることで、一番効果的でかつ差し障りがないのが、親に「何か億劫なことある?」と聞くこと。「うん」といわれたら、それが大きなきっかけとなる。
⑥相続でもめそうになったら、早めの手当として、”仮想敵国(=税務署)”を作ること
→「モメると得をするのは税務署ですよ」と聞けば、誰だってわざわざ余分な税金を払うのは、ばばかしいと思うでしょう(相続開始から10ヶ月過ぎても申告をしないと、無申告加算税が、相続税の支払いが遅れると遅延税が課せられる。小規模宅地の評価減、配偶者税額軽減も分割協議が終了していないと利用できない)
⑦父母と同居している兄弟から父母について状況報告の連絡(LINEなど)があったときは、短くてもいいので、「お疲れ様」「ありがとう」「来週の土曜にに行くね」といった返信をすることをおすすめします
⑧考え方が変われば、人生が変わる
稲盛和夫氏の「人生成功の方程式」は、”人生・仕事の結果=考え方☓熱意☓能力”で表すことができ、「熱意」と「能力」は0~100点であるのに対して、「考え方」はマイナス100点からプラス100点の範囲だというのです。
つまり、いくら熱意と能力があっても、考え方がマイナスになると人生はマイナスになってしまうと言うことです
①は法律上の権利をいたずらに行使しようとすることを戒める言葉であり、同様に遺留分の主張などもよく考えた方がいいという。
②は正直驚いたが、勘定より感情を優先する立場からは肯定されるのであろう。
④⑧は本書を貫く考え方。
⑤~⑦は、「心」を大切にする著者が、実際に相続の現場で体得された経験則に基づく実感と思われ、私も参考にしたいと思った
このように本書を振り返ると、私の当初の期待とは内容が異なってはいたが、相続を迎える者の心持ちを説いた本としては十分参考になる内容だったといえる。 -
月島にあるアレンジ強めのもんじゃ焼きみたいな一冊。ハウツー本にしてはちと思想強めかな。王道をまずガツンと学びたい人にとっては「そういうんじゃないんよ」ってなりそう。相続とはこういうもんですという情報提供パートと、私はこういう考え方(前向き人生!)でこれまでやってきていますという啓発パートがそれぞれ半々ぐらいか。
まぁなんつーか確かに学べるんだけどほんとさわりだけって感じで、コスパはそんな良くない気がする。ていうか、これで970円?えっ?本って値上がりしました?えっ?パルプ?インク代?著者のフィー?出版元のフィー?えっ本って高級品なんですね……ってバーコード読み取るときになった。200頁で1000円。見開き2頁で10円……高くない?目減りさせないとガッツリ贈与税いかれるほどの資産、まだないんですけど?おぉん?
本の内容がより求められる時代になりましたな。 -
借り物で読んだ。
格差などと言うたいそうな書名だが、中身は薄め。
アドラー関係の引用はいらない。どこかに書いてある名言の寄せ集めみたいな感じもしないではない。
今までの経験によるリアル具体的な事例を紹介するだけにしとけばよかったのに。 -
夫が亡くなり妻が相続する一次相続が(筆者の税理士事務所では)80%を超えるというのが、当たり前だけどそんなに多いのか!という印象。女性はより相続に関して勉強しておく必要があるのではないかと思った。
相続というと金のことになりがちだけど、人脈とか人間関係というそういう非金銭的なものもすごく大切、という件にとても納得というか共感した。
著者プロフィール
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