60歳からの仕事の壁 10年後も食える人、1年後すら危ない人 (青春新書インテリジェンス)

  • 青春出版社 (2025年1月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784413047142

作品紹介・あらすじ

その働き方では、定年直後に行き詰まります! 物価は高くなる一方なのに給料は上がらない……そんな時代に知っておきたい、60代、70代、80代まで安心して暮らせるヒント。お金や時間の使い方から、意外な人脈の活かし方まで、ベストセラー作家・精神科医の和田秀樹先生がとことん明かします。

※本書は2012年に刊行された単行本『10年後も食える人 1年後すら食えない人』(青春出版社)を改題・再編集して新書化したものです。

感想・レビュー・書評

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  • 行動力と協調: 60歳から稼ぐには、現状維持ではなくリスクを恐れず新しいことに挑戦する行動力が必要です。一人で抱えず、他者と協力して不足を補う柔軟性も重要になります。知識や経験を財産と捉え、生涯にわたり稼ぐ視点を持つことが求められます。
    贅沢の効用: 節約ばかりでは意欲が低下する恐れがあります。適度な贅沢は働く意欲を高め、世の中のニーズや儲けのヒントを知る機会となります。本物の価値を知ることで、効果的な「売り方」も理解でき、稼ぐ力に繋がります。
    常識を疑う: お金に関する世間の「常識」は、発信者(富裕層や企業)に都合が良い情報である可能性があります。「借金=悪」といった単純な見方をせず、物事の本質や背景を疑い、自身で判断することが大切です。
    不況時の戦略: 不況で多くの人が消費を控える時こそ、自己投資(資格取得やスキルアップ)で将来の差をつける好機です。また、不況下でも購買力のある層は存在するため、富裕層などをターゲットにしたニッチな高単価ビジネスも有効な戦略となります。
    日本の強み: グローバル化で均一化が進む現代において、日本独自の文化、技術、サービスといった「ガラパゴス」的な要素にこそ価値が生まれます。日本人の勤勉さや品質へのこだわりは世界に通用する強みであり、現状打破の力となり得ます。
    60点主義: 完璧を目指して遅延するより、最低限の質(60点)でスピードと柔軟性を重視する働き方が有効です。多少の不備は後工程で修正すると割り切り、変化に素早く対応することで、全体の効率を高められます。
    AIとの共存: AI時代に稼ぐには、AIの得意分野は活用しつつ、人間ならではの温かみ、問題発見能力、臨機応変な対応力、創造性を活かすことが重要です。AIと人間を組み合わせた新しいサービスや商品を発想する力が求められます。
    頼る力: 自分の能力不足を認め、他者に協力を求める(頭を下げる)ことは、成功のための重要なスキルです。腰の低さは良好な人間関係を築き、多くの協力者を得ることに繋がります。トラブル時も一人で抱え込まず、周囲に助けを求めることで、事態を好転させやすくなります。

  • おもしろい内容です。
    現実的で参考になります。

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著者プロフィール

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。 主な著書に、『80歳の壁』(幻冬舎新書)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社新書)、『死ぬまでひとり暮らし』『死ぬのはこわくない』『80過ぎたら認知症はフツー』(興陽館)などがある。

「2025年 『80歳で体はこう変わるからやっておきたいこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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