本当にやりたいこと!を見つける33の方法

著者 : 香山リカ
  • 青春出版社 (2001年3月発売)
2.54
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  • 4レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413070812

本当にやりたいこと!を見つける33の方法の感想・レビュー・書評

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  • 精神科医としてメディアにも多く登場する香山リカさんの、10年前の著書です。事件の実例なども挙がっていて、そのなかには大きな事件もあるのですが、だいぶ忘れていますね。9・11(米国の同時多発テロ)より前ですし、この10年の間に社会情勢も人の考え方もずいぶん変化してしまったのではないかと思います。
    そういう10年間の変化も踏まえての感想ですが、この本からは本当にやりたいことを見つけるのは難しいように思います。読者への働きかけも薄く、気持ちをポジティブにするわけでもなければ、宙ぶらりんのまま置いておくわけでもなく、香山さんの主張がこうである、と伝わる程度にすぎない内容になっていました。
    香山さんの他の本は読んだことがないのですが、これが彼女の作風なのでしょうか。10年前なのでまだ文章の書き方がこなれていない時期だったのでしょうか(少なくとも1991年には香山さんの著書はあるので、文筆デビューしたてということはないとしても)。

    この本で取り上げられているいくつもの事例は、現代社会の問題として、10年たっても解決されないまま残っているか、より深刻になっています。いくつかは新しい社会通念として取り込まれているかもしれません。
    自分は心理学をかじった程度なので、素人判断とほとんど変わりませんが、10年以上前から「空気を読むこと」「ルールを守ること」が過度に要求され、相互に監視し合う社会になってしまっているように思います。ネットの普及で、個人が情報を得ることができる範囲が広がり、情報発信を簡単に行えるようになったことも、監視社会化を強めてしまっているのでしょう。グローバル社会の到来で価値観の多様化が叫ばれていますが、日本社会としては多様化とは逆向きに動いているようにも見えます。

    ただ、そういう社会であることは所与のものとして、個人個人が変わっていく必要を感じます。自分が変わるために必要なこと、それは
    「受け入れる」
    ことではないでしょうか。日本が相互監視社会になっていることも、その一方で多様性が求められていることも、また自分自身がどのような性格であり、自分に「○○しなければならない」という制約を課してしまっていることも、まずは受け入れることから始まるのです。
    その上で、後書きにあるように、自分に素直になり、おおらかに自分を信じていく。そうすることで自分の中の価値観と社会での適応がバランスし、モノフレーム(本書P.130~)でもカメレオン人格(P.136~)でもない、自我の軸は確立しながら場をわきまえた行動ができる、その延長でやりたいことを見つけられるのではないかと考えています。

    とはいうものの、自分も今やっているIT関連の仕事や勉強会への参加、ブログの執筆が「本当にやりたいこと!」なのかは、わかっていません。というより、あらゆる行動をとるか、少なくともどういう行動が取れるか知らないと、何が本当にやりたいことなのかは、見つけようもありません。
    本当の意味で「本当にやりたいこと!」を見つけることはできない、ということも受け入れていくのが、やりたいことを探しつつも精神的な安定を得られる方法ではないでしょうか。

  • 精神科医、香山リカさんの本は色々読みました。
    この本は精神疾患を持っていない方々にも素敵な思考で素敵に…自分を信じて好きになれる様な心を導き出してくれる一冊だと思いました。
    香山さんは、精神科医ながら、人付き合いが苦手だったり、色んなことに対して苦手がたくさんあるそうです。。。
    そういう方だからこそ、解るんだなぁ~~~って思いました♪

  • 【目的】
    やりたいことが何なのか分からないので、ヒントを得る

    【引用】

    【感じたこと】


    【学んだこと】

    「たむろできる場所」をいくつか持ってみる。
    「自分を愛するための恋愛」は相手を道具として扱っているからやめる

  • 2005/12/10

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