自分の運命に楯を突け

著者 :
制作 : 構成:平野暁臣 
  • 青春出版社
4.13
  • (15)
  • (8)
  • (7)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 170
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413070850

作品紹介・あらすじ

己れをつらぬけ、平気で闘え、自分のスジをまもれ、マイナスに賭けろ…。太郎は文章を通じて「どう生きるか」を公言し続けた。先が見えない現代だからこそ、その閉塞感をスパッと切り裂いてくれる太郎の言葉〈メッセージ〉は、時代を超えて私たちの魂を射ぬく。本書は、いまも読み継がれているベストセラー『自分の中に毒を持て』の第二弾である。同書は、1979年から1981年にかけて『週刊プレイボーイ』に連載された人生相談の一部をベースに加筆構成された。本書は、その中に収まりきらなかった人生相談の中から、いまこそ読みたい言葉を抜粋し、あらたに構成したものである。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 毎日の生活のなかで、ほとんどの人間は負けてばっかりいる。いつも自分はダメなんだとガッカリさせられている。自分の思うような生き方ができない、とね。 いつも人の目を気にして。〔……〕自信をもっている人間なんてこの世にひとりもいやしないよ

  • 最高

  • 「自分の能力を信じて戦え」、ではなく、
    「能力があるかないかわからないまま自分を賭ける」

    似てるようで全然違うことなのが、体感できます。

    自分の能力を知り、勝てる相手にだけ戦う、というのも戦い方で、今は情報がある分だけ、そういう戦い方が賢いのではないかと思わされます。

    その前、やるか、賭けるか、自分を投じてみる。
    本を読んで精神を学ぶ、というより、
    本のなかから岡本さんの姿勢、燃えるような背中を見る感覚です。

    「世界は変えられなくても、自分自身は変えられる。」

    いろんな人が使う言葉です。

    変わるのが面倒で、他人のことにいらいらしている時、読むとよいでしょう。
    悩む間に、燃え去ってしまう自分の命を、無駄にしたくないと思えるはずです。

  • とにかくパワーが溢れた言葉の数々。

    岡本太郎。

    すげーな。

  • 純粋に生きること。
    絶対観をもって生きること。
    マイナスに懸けること。
    (ここでいうマイナスは自分が持たざる部分、自分がうまくできない部分のイメージ)
    誇大妄想をすること。
    夢をもつこと。夢即現実、現実即夢。
    「人生の重荷は、背骨のしっかりした者が背負うんだ。」

  • 心揺さぶる、良書

    「岡本太郎」を心に宿らせろ

  • 読了。響いた言葉。
    建築のような結果をきびしく追求される仕事をしているなら、それもいい勉強だよ。
    その仕事をしながら自由なデザインに夢をひらけばいい。P190

  • 岡本太郎さんの言葉は強烈に心に響く。

  • 「自分の中に毒を持て」の続編という立ち位置らしいので読んでみたが、特にといった感じ。

    岡本太郎の本をだいぶ読んでるいるため内容がだいたいわかってしまっているせいかもしれないが、完全出版側の都合で出された本だったのかと思ってしまった。

  • 岡本太郎は、いいっ!!!

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

岡本太郎 (おかもと・たろう)
芸術家。1911年生まれ。29年に渡仏し、30年代のパリで抽象芸術やシュルレアリスム運動に参加。パリ大学でマルセル・モースに民族学を学び、ジョルジュ・バタイユらと活動をともにした。40年帰国。戦後日本で前衛芸術運動を展開し、問題作を次々と社会に送り出す。51年に縄文土器と遭遇し、翌年「縄文土器論」を発表。70年大阪万博で太陽の塔を制作し、国民的存在になる。96年没。いまも若い世代に大きな影響を与え続けている。『岡本太郎の宇宙(全5巻)』(ちくま学芸文庫)、『美の世界旅行』(新潮文庫)、『日本再発見』(角川ソフィア文庫)、『沖縄文化論』(中公文庫)ほか著書多数。


平野暁臣 (ひらの・あきおみ)
空間メディアプロデューサー。岡本太郎創設の現代芸術研究所を主宰し、空間メディアの領域で多彩なプロデュース活動を行う。2005年岡本太郎記念館館長に就任。『明日の神話』再生プロジェクト、生誕百年事業『TARO100祭』のゼネラルプロデューサーを務める。『岡本藝術』『岡本太郎の沖縄』『大阪万博』(小学館)、『岡本太郎の仕事論』(日経プレミア)ほか著書多数。

「2016年 『孤独がきみを強くする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡本太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×