No.1の幸せ: 幸せには理由があってなんとなく幸せなわけがない (青春文庫 と- 1)

著者 : 所ジョージ

• 青春出版社 (1994年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[mimisuma325さんの感想 · 2014年6月16日]

「世の中の常識、習慣なんてものに縛られて、思うように生きていない人より、自分の考え、自分の常識というものを持って行動する人のほうがずっと幸せだ」
という所さんの思いが
「故障した２０年前のフォード・ムスタングは、ウォ～～～ンと言って俺の呼びかけに反応してくれる。」
という一言につまっている。

[野尻有希さんの感想 · 2011年3月13日]

所ジョージと明石家さんまが司会の日テレの特番を見ていたら、結婚と離婚についての話が出てきた。さんまは離婚している。所さんは結婚生活を続けている。所さんは、結婚に理想を持っていないという。結婚に理想を持っているから、ダメになるんだよと語る所さん。そういえば大学生の頃読んだ所さんの本は、いいこといっぱい書いてかれていたなと思い出して、早速アマゾンで注文した。再読した本がこれ。

〇高い理想を持たない。変に期待しない方が、幸せになりやすい。期待するから、がっかりする。
〇自分にはこれくらいの力量があるはずなのに、何で今の自分はこんなところにいるんだろうと思っていると、幸せになれない。失敗したら、そこが自分の力量なんだと納得すること。
〇自分の立場で考えるのをやめる。
〇自分が楽しくなきゃ何にもならない。
〇やっていることをどんどん気楽にする、面白くしていく。

所さんは、歌手だけど、歌手では売れてない。お笑い芸人として売れている。歌が売れなくて苦しい、本当はもっと俺の歌売れるはずなのに、なんでみんな理解してくれないんだと嘆き始めたら、埒が明かない。自分がなろうとも思っていなかった、お笑い芸人という立ち居地にいる自分を、どんどん楽しんじゃう。この変幻自在な柔らかい振る舞いが、成功の秘訣か。