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Amazon.co.jp ・本 (254ページ) / ISBN・EAN: 9784413090698
感想・レビュー・書評
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「篠沢教授に全部!」
子供の頃クイズダービーを見ていて「トンデモ回答を繰り広げる笑顔がおちゃめな篠沢教授」が、実は「仏文研究者で学習院教授で皇室の方々とも知己のなんか凄い人らしい」と言われても子供心にピンとこなかったのですが(すみません(^_^;) その後の闘病生活ニュースで「やっぱり凄い人かも!?」と思い、<翻訳文学試食会>で仏文では「凄い人」との言葉もあったので、では読んでみようとこちらを選びました。
時代がかった表現(現在なら発行できないような表現(^_^;)も多発していますが、わかりやすく楽しく読めました。「文章」っていうけれど、普通の会話や、それらのもとになる思考にも使えます。
●最初は模倣から
●「説明不足」によってあえて強調する方法もある。
⇒文章に「当然みんな知っているよね」ということがわかるようにして、あえてそのものを説明しないなど。
「君は美人だ」とわざわざ書かずに「〇〇が似合う」と書くことによって、彼女が美人なのは当然のことしてその次段階を書く。
●話す、書く、ことには「嘘」がつきまとう。伝えたいことを強調するため、他のことは伝えない(削る)ことも「嘘」。
●気楽に筆を執って気楽に書き、つまっても書き直さずどんどん付け加えていこう。長ったらしくなったら「冒頭10行は捨てる」つもりで。
⇒長文なら「原稿用紙最初の3枚は捨てるつもりで」
●こまめに見直さない。書いているときの勢いを尊重して、直すのは半年の冷却期間を置くくらいで。書いては直していると、全部直したくなってしまうよ。
●書き出しについて。
自分自身のことなら前日譚、一般的なことなら一般論を出す、などのやりようがあります、だそうです。
●論じる課題がある→結論を考える→その結論に至る論述を考える というように、結末から組み立てる。
●特に言いたいことは三回くらい繰り返すつもりで。
●文章が平坦な場合、一度バラバラにして抽象化してゆく。平坦な説明を名詞を増やして「どのように」を入れてゆく。「怒った」→「こめかみが痙攣した」
ただしやり過ぎ注意。
●語尾
違う語尾を使えば弛緩が付く。同じ語尾を使えば畳み掛けるようになる。
ヨーロッパの言語は語尾に名詞、同士、形容詞、副詞などが来る。日本語は「です・ました」などが来る。篠沢教授は「ヨーロッパ語圏の人と会話している風を装うには、相手の語尾を繰り返すこと」って言ってます・笑
●接続語は案外重要でない?日本語の接続後は入れ替えもできてしまう。接続後を取ってしまうときっぱりした文章になる、こともある。
●決まり文句を多発すると平凡になる。
●守らなければいけない文法もあるが、ちょっと外して印象に残す「破格」の使い方もある。「横たわる」を「横たう」にしちゃうとか、「〇〇していて」を「〇〇してい、」にしちゃうとか。「〇〇してい、」で繋ぐのは池波正太郎で結構見かける。
●「決めつける」とは言葉が持っている機能でもある。相手を攻撃するために名詞化されることもある(ネットで見かける罵詈雑言みたいな…)
でもやっぱり文章を書くんだったらきめつけのやりっぱなしは良くないよ。
篠沢教授がうんざりするやり方で「否定!否定!否定!その否定の中に気がついてほしい程度で肯定を入れる」を上げています。なにがダメっていうなら「自分はこっちが好き。書いてあることがダメなのでそれならこうすれば良い。」って書かないと。否定否定は自分の周りに囲いを作って自分を閉じ込めてしまうようなもの。
●うまい表現と出されていたのが「飼い鼠」。「飼い猫、野良猫」「野良犬、野犬」は表現としてよくある。(犬の場合、飼われていることが基本だから「飼い犬」というと自分の飼っている犬のニュアンスになる。「飼い猫」は客観的な飼い猫のイメージもある)そこへ「飼われている鼠」というと下らなさが浮かぶ。
動物のたとえ、たとえを変化する方法としてすごく納得。
●感動を表現するのに、感動を説明すると「そうですか」でおわりになってしまう。感動自体は直接書かないが、そのまわりを書くことで元がわかるという手法をおすすめする(のはとってもよく分かるんだけど、かなり難しい(^_^;)
●「やってみましょう」は自分の気持ち。「やってみようと思います」は自分の気持の説明。
なるほど。
しかし現在って「やってみましょう」にすると「態度がでかい!!」とか思われちゃう傾向があるよね…(-_-;)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どういう表現にしたらどういう効果になるのか、例文とその比較があってわかりやすかった
(語尾を繰り返す、繰り返さないときなど)
昔の本なので例文が古いがしょうがない -
いい切る事により人を動かす事が出来ることは納得させられた。
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クイズダービーでおなじみ篠沢教授の本。
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いろんな小説がとりあげてられてる。
著者プロフィール
篠沢秀夫の作品
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