考えすぎ人間へ―ラクに行動できないあなたのために (青春文庫)

著者 :
  • 青春出版社
3.50
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 25
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413090797

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 私は何かの考えに取りつかれると、視野が凄く狭くなります。もう、そのことしか考えられなくなると言っても過言ではありません。そんな時、友人や弟妹が発した一言で我に返ることがあります。この本からもそのようなメッセージを感じました。
    「大きなものに身を任せる時も必要。けれど、努力を怠ってはいけない」とか、「3つくらい良いところを見せたら、同じくらい駄目なところを見せた方が良い」とか、サブタイトルにあるようにラクに行動できない人のための生き方指南をしていただいたような気分です。
    「ちょっと力を抜こうよ」と、遠藤さんがポンっと肩を叩いてくれたような、そんなエッセイ(?)集でした。

  • 健康体にとってマイナスだったものが病気の場合にはプラスになるのと同じように一人の人間の不幸を作り上げていたマイナスの原因も、混ざり合っていくうちにだんだんプラスに変じてくるということもある。じゃあ、何がそれをプラスに替えていくのか。
    最後には必ず良くなるものだよ。
    自然体でいればいいんです。なるようにしかならんのです。苦しみに直面してももがかないで自然体でいる。
    遠藤氏の兄はNTTで勤務していて54歳で亡くなっているが、万が一生きていたらリクルート事件に巻き込まれて晩年を汚していたかもしれない。だから人生はわからない。
    なんとかなる、と思う。必ずなんとかなる。
    人間には自然治癒力があるから大丈夫。
    20代や30代で頭角を現すようなヤツは最後はダメ。息切れしてしまうだろうし、敵もたくさん作ることになる。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

遠藤 周作(えんどう しゅうさく)
1923年3月27日 - 1996年9月29日
東京生まれ。父親の仕事で、幼少時代を満洲で過ごす。帰国後にカトリックの洗礼を受けた。1941年上智大学予科に入学したが、中退。慶應義塾大学文学部仏文科入学・卒業後、カトリック文学を学ぶためにフランスへの留学。帰国後の1954年『アデンまで』を発表し小説デビュー。1955年『白い人』で芥川賞を受賞し「第三の新人」として脚光を浴びた。
1958年『海と毒薬』で第5回新潮社文学賞及び第12回毎日出版文化賞、1966年『沈黙』で第2回谷崎潤一郎賞、1979年『キリストの誕生』で第30回読売文学賞評論・伝記賞、1980年『侍』で第33回野間文芸賞などそれぞれ受賞。1995年に文化勲章を受章している。
上記受賞作のほか、1993年刊行『深い河』もキリスト教と日本人をテーマにした代表作と見なされており、映画化された。60年代以降「狐狸庵山人」(こりあんさんじん)を名乗り、様々なエッセイを記した。数々の作品が欧米で翻訳され高い評価を受けており、存命中ノーベル文学賞候補だったこともよく知られている。

考えすぎ人間へ―ラクに行動できないあなたのために (青春文庫)のその他の作品

遠藤周作の作品

ツイートする