図解「哲学」は図で考えると面白い (青春文庫)

制作 : 白取 春彦 
  • 青春出版社
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  • レビュー :2
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413096553

作品紹介・あらすじ

一見難解に思われる「哲学」も図解にするとわかりやすい。本書は、西洋哲学から東洋哲学までオールイラスト図解で網羅した決定版! 哲学のことならもう、この一冊があればいい。

感想・レビュー・書評

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  • 哲学に興味を持った一般人のための、
    図解に重点を置いた簡便な概説書。
    哲学とは「疑問を感じるところから始まる学問」
    であること、
    政治・経済から文学や数学まで
    「すべての学問が哲学に通ずる」ことを踏まえた上で、
    西洋・東洋の主な哲学者の思想に言及する。
    しかし、最低限「これだけは押さえておけ」と列挙された
    近現代ヨーロッパの哲学者の中に
    イギリス人が一人も登場しないのは何故だろう……
    プライオリティが低いのは、単に編者の好みの問題か(笑)。

    ちなみに、「マルクス」の項 p.140で言及される
    「1848年パリで起きた革命」とは、
    ブルジョワジー主体の市民革命から
    プロレタリアート主体の革命へと移行した二月革命を指す。

    東洋哲学部門の代表的な人物と業績は、
    ほぼ「宗教」と被っている。

    気になったのは――この手の本にはありがちだが――
    誤字(○「輩出」←×「排出」など)や脱字、
    あるいは無意味な文字間の空白などが目につきやすいこと。
    もう一息、誰かがチェックを入れればいいのに……。

  • 哲学という面白味のある学問分野をよくもまぁここまでつまらなく解説できたね…という感想。
    タイトルに「図解」とあり、また確かに本文中に図はふんだんに盛り込まれているが、その図が「図解」になっていない。個人的な思い出になるが、高校時代、授業中に口にした言葉を悉く板書しながらその言葉すべてを、本来の相関とは無関係に一方通行の矢印で結んでいった現代文教師を思い出した。本書はそこまではひどくないものの、そんな記憶を刺激する程度には図が理解の手助けになっていない。

    そもそも、「はじめに」の時点で、面白くなりそうにない雰囲気が立ち込めていた。大学を出たひとを見返すためにこの本を読もう、そんな煽動にドン引きした。「おおかたの学生は単位を取得するためだけに、要するになるべく大きな企業に入るためだけに大学に入っているからなのだ」という記述があるが、「そのために大学に入ったひと」を「そのことのためにであっても大学に入らなかったひと」が見くだすってのも不思議な論理。というか大学を出たひとと大学に入らなかったひと、を対立軸でとらえるあたり、底が浅すぎて本文を読む前に不安になった。
    案の定、本文は退屈で、作者の自己満足だけが感じられる。

    「まったくの一般論であるが、哲学の解説書というのは読まない方がよい。(中略)「はやわかりナントカ」という本となると、哲学を殺しにかかってるとしか思えない。」(野矢茂樹「ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む」はしがきより引用)
    まったくそのとおりでした。

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