- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413109475
感想・レビュー・書評
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本書は、「子供に教える」のタイトルどおり、「ものの値段はどうやって決まるの?」などのように子供が発する「素朴な疑問」に答える形で、経済を易しく解説してある。「需要曲線と供給曲線」など、習って分かったつもりでも、子供に分かるように説明するのは難しいことを実感した。
「世の中においしい商売はない」ということは、「利益率の平準化」で、「苦手を克服するより得意なものに集中する」ということは、「比較優位説」で、それぞれ経済学的に説明できるという説明は、大変腑に落ちた。
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楽しむこと
苦手なことは得意な人に任せ
比較優位 -
大学で英文科在籍ながら、経済学の授業を取ったことがあるんだけど、まったく内容がわからなくて、ちんぷんかんぷんなのに先生は鬼のように「わかりますね」の一言で次のページに進んでいく授業で、途中で挫折したし経済学にはトラウマをずっとトラウマだった。
でも社会に出て一人暮らしをしていくにつれてわかってくる。経済学、わかんないと稼ぐのけっこう大変、というか周りの情報についてけない。
それで色々探して私でもわかるんじゃないかと思って買ったのがこの本。
冒頭はまじで子ども向けに噛み砕きまくってて、「とどのつまりは」という一言解説みたいなのがないのでかえってわかりづらい…?と思ったのだけど、進むにつれて「はぁーなるほどね!」が出てきてとても勉強になった。
特に政治との兼ね合いや環境問題の話はなるほど連打だった。
私みたいな学があんまりない人でもとりあえずの突破口としては良本なのでは。
ここからもうちょっと詳しい本へ進めるような気がしてきた。 -
ものすごくわかりやすかった。
知らなかったこと、わからなかったところ
・おいしい商売とは利益率が高い商売。ただし、資本主義では利益率の高い商売をまねることができるので、すぐそのうまみが減っていく
→少しでも安いほうに流れていくから?
・キリンとサントリーが合併しようとした理由の一つは、経済の規模を発揮できるようにするため
・年金の支給制度が変わって、物価に応じなくなったので、支給額が減るかもしれない(減るだろう)
・増税でしか回収できないほどの国債(借金)がある。その対策として年金があてられるかも -
かなり分かりやすい
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途中放棄。 -
小学生高学年~の子どもが学予習するにはちょうどいいレベル。
大人だと少し物足りない。 -
・素朴な疑問をわかりやすく
・行動する
・視点を変えて考える
比較優位説 -
簡単な事象についてだけだが、
子供に教えるにはいい感じ。 -
そのタイトルのとおり、大変わかりやすい内容でした。子供が、マンガでわかる銀行の仕組み、とか、夢をかなえる仕事ライフプランナーとか、読み出して、質問に応えられないと!と思い、読みましたが、なかなかよかったです。
子供の素朴な疑問に応えつつ、最後は、「自己責任時代になるけど、お前のやり方でがんばれ!頑張って楽しめ!」とエールを送ってる締めくくりが、自分が大事にしている価値観にマッチし、大変共感しました。
我がパパ友に、是非読んでほしい本でした。