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- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413210164
感想・レビュー・書評
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教員免許更新講習で紹介された本。宗教家の本なんて初めて読んだ。本題の哲学的な部分よりも墓参りの起源とか年中行事の意味とか民俗的な解説の方が面白かった。でも中々深い事も書いてありタメになった。
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終活のテーマとなる葬儀、位牌、墓、法事etcが、実は仏教のあるべき姿とはかけ離れたものであり、基本的には宗政複合体の利益維持のために「つくられた」後付けのならわしにしか過ぎないということを、軽妙な語り口で解説されていく。
死後のことにあれこれ悩んで少なくない金銭を費やすより、生きているうちに家族と、知人と語り合い、現世を十分に生きることそのものが、なによりの「終活」なのだと説いているようだ。
とても合理的で説得力十分な内容、しかも阪神タイガースの存在意義によってあとがきを〆るあたり、さすが、大阪人である。