- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413231022
作品紹介・あらすじ
怒り、イライラ、嫉妬、焦り、不安…日々の仕事や生活で湧き上がる感情を上手にコントロールし、それを仕事の成果につなげる、マッキンゼーなどトップコンサルタントやビジネスエリートたちが行う感情コントロールの技術を初公開。個人の感情コントロールだけでなく、チーム・組織の感情コントロール術も紹介した、ストレスフルな時代を生きるビジネスパーソン必読の一冊!
感想・レビュー・書評
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感情コントロールに関する本。
内容はアンガーマネジメントに関する内容だが、
正直あまりマッキンゼーとの繋がりが分からなかった。
【勉強になったこと】
・楽観主義と楽天主義は異なる。
楽観主義:
物事の問題点や改善点を客観的に把握し、
それに対してできる限りの対策をしたうえで、
あとは天に任せる
楽天主義:
他力本願
・感情をマネジメントするときは、
コントロール可能なことと不可能なことを
正確に把握すること。
・傾聴、共感、受容の3段階
傾聴:相手の話をさえぎらず、とにかく聞く
共感:相手の話に共感し、同調する
受容:相手の存在を受け入れて、相手を認める
・相手の気持ちを先回りして伝えるフレーズ事例
〇〇さんはそんなつもりではないとは思いますが…
こちらの勘違いだったらごめんなさい。
分かってないと思われるかもしれませんが…
同じことの繰り返しのように聞こえるかもしれませんが…
・喜怒哀楽を素直に表現できるひとは、
はたから見ていても分かりやすい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「感情とどう向き合うのか」という心構えから始まり、具体例を交えながら様々な技術・対応が記載されていました。
マッキンゼー関連のビジネス書は、複数読んでいるので、スッと理解出来た気がします。
感情に対して応用・変換しており、ロジカルシンキングは元よりビジネスにおいて必要なスキルが必須だと思いました。 -
上司に読んでみたら?と貸してもらった本。
感情をこうやって使えたら、めっちゃ生きやすいやん…と思った。
「感情コントロール」と聞けば「自分の感情を押し殺す、無視する」と思っていたけど、この本で「受け入れていいんだ」と知った。
もはや感情をコントロールできてる人ほど、自分の喜怒哀楽に素直らしい。びっくり
①冷静に受け入れて、
②なんでその感情生まれたのか?構造把握。
(→感情を見える化、悩み→課題に!)
③どうすれば問題/課題を解決できそうか仮説
④解決策を考える
めちゃくちゃシンプル。気持ち軽くなった。
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・イライラなど感情を悩み(見えないモヤモヤ)ではなく、視覚化し「課題」にする
→課題にしちゃえば解決策考えるだけじゃんっ
・感情は全部一旦受け入れる
→なんでそう思ったんだろう?と考える
→すると問題となりそうな要素が出てくる!
・自分でコントロール可能か?切り分けて考える。どうしようもない(自分でコントロール出来ない)なら割り切る
・左感情書く、右にアドバイザーなったかのように書くといいトレーニング
・自己肯定感の低いひとほど、感情に振り回されやすい。
→自分を受け入れないから、無駄に悩む、必要以上に責めてネガティブループ
→自己肯定感高い人は感情受け入れる。だから状態把握できるし、次はこうしようと解決策を図れる
なるほど。
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シゴデキな人ほど考え方シンプルで、無駄ないなぁと思うのはこういうことかも。
私は普段「怒られたらどうしよう」という恐怖の感情が強すぎて無駄にぐるぐる悩んでしまう。
悩みで曖昧にせずにはっきり見える化したら、解決できるなと思った。それが自分ができることならやればいいだけで、コントロール外なら頼むか割り切るかしたらいい。
これ、、使えるようになりたいなぁ -
メンタルの平静を保つことがどれだけパフォーマンスに影響を与えるのか。コントロールするよりも、自然体と自分の状態をどう理解して、応じていくかが重要だと認識させられた。
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仕事において、感情をコントロールすることは何においても大切であることを改めて学びました。また、自分の感情をコントロールすることで、部下への接し方や他人の感情についても考えられるようになりました。
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マッキンゼーで学んだ感情コントロールの技術
著:大嶋 祥誉
自分の感情に素直に向き合うことで、感情や感覚が研ぎ澄まされる。普段から自分の気持ち、感情を大切にしているからこそ、そのシグナルをキャッチすることができる。そういう人は、自分が疲れているときや、休むべきときもしっかりそのサインを受け取り、対処するので、病気になったり、気分が不安定になったりしにくい。
本当に仕事ができるビジネスパーソンほど、ロジカルシンキングだけでなく、直感、インスピレーションを味方につけている。それに従うことで、結果として、仕事でもプライベートでも、良いパフォーマンスをあげている。
本書の構成は以下の6章から成っている。
①仕事の9割は感情コントロールで決まる
②あなたの感情が乱れる本当の原因とは
③モヤモヤした感情を解決可能な課題に変える法
④感情を仕事の成果につなげる実践テクニック
⑤組織とチームの感情コントロール術
⑥感情コントロール力を身につける日常習慣
感情を表に出すことは悪いことではない。
全てを隠してないことにしていまうことでは、問題の根本的な解決は出来ず、先送りにしてしまい、問題が鬱積することにより違った弊害も起こる。
全てを受け入れ、棚にしっかりと区分けして整理し、できること、できないこと、対応できること、対応できない、対応すべきではないこと等にわけて考えることが必要である。
チームにおいても同じである。感情を取り入れながらマネジメントすることは弊害も多い。しかし、全てを受け入れることで時間はかかるものの人間的な基盤を共有することで関係性も深くなり、お互いを尊重することにもつながる。
自分の感情もしかり、仕事上であっても家庭内であっても、個人、チームそれぞれでも本書は応用することが可能であり、全ては有機的につながっていることからもぶれずに向き合いたい。 -
とても勉強になりました!
感情をロジカルシンキングで考えるとう発想も新しい。感情を抑えるのではなく向き合い解決していく。味方につけるか敵にしていくかも自分次第である、 -
アンガーマネジメントの基本について、この内容の本を読むのは初めてだったので非常に参考になったが、似たような内容の本は世の中に溢れているのだろうと思った。
ただ文章は読みやすかったので、高評価。