批判的思考と市民リテラシー 教育、メディア、社会を変える21世紀型スキル

  • 誠信書房 (2016年7月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (252ページ) / ISBN・EAN: 9784414300079

作品紹介・あらすじ

21世紀型スキルとは、情報コミュニケーションが発達した知識基盤社会で市民に求められる能力のことで、創造力、批判的思考力、問題解決力、コミュニケーション力、コラボレーション力、企画力、情報リテラシーなどがあり、各国政府主導により能力の育成に力が注がれている。日本でも、文科省・経済産業省で同様な取り組みが進められているが、なかでも批判的思考力は特に、大学の学部教育で育成されるべきリテラシーとして注目されている。本書は、学問・研究分野をはじめ、日常生活や職業上で必要となる批判的思考を、第一線の研究者が自らのフィールドでの実践例を解説した。批判的思考が、実社会でどのように活かされているかが理解できる。

感想・レビュー・書評

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  • 第1章「市民のための批判的思考力と市民リテラシー」(pp.2-19)の育成について,裁判を事例にして執筆しました。
     本書は,批判的思考と市民リテラシーが,21世紀の市民が直面する様々な問題の解決のために果たす役割を心理学,哲学,情報学などの分野から検討したものです。
    第1部「批判的思考と市民リテラシーの基盤」では,心理学と裁判,哲学,神経科学の観点から,基礎事項と近年の理論的展開を解説しました。第2部「批判的思考と市民リテラシーの教育」では,批判的思考と市民リテラシーを育成する教育方法について,大学と小学校における実践例を取り上げました。第3部「社会における市民リテラシーと情報信頼性評価」では,批判的思考によって支えられている市民リテラシーに関わるテーマとして,市民が現在直面している問題を事例として,人口,選挙、東日本大震災,リスク,医療,ネット上の群衆の思考や情報信頼性などを取り上げました。
    本書を通して,市民が批判的思考と市民リテラシーをもつことの重要性,そのための教育,そして市民をとりまくメディアや社会が変わる必要があることを「批判的思考研究の最前線」からお伝えできたらと考えています。
    (「自著を語る」『心理学ワールド』79号より)

    目次
    第1部 批判的思考と市民リテラシーの基盤(市民のための批判的思考力と市民リテラシーの育成
    批判的思考の情動論的転回
    言語なしの推論とその神経基盤:ミニマリスト・アプローチからの分析)
    第2部 批判的思考と市民リテラシーの教育(批判的思考力としての質問力育成
    大学初年次における批判的思考力の育成:共通教育の授業による事例紹介を中心として
    リサーチリテラシーとその向上を支える批判的思考
    文化、言語と批判的思考の育成
    音楽教育における批判的思考)
    第3部 社会における批判的思考と市民リテラシー(新しい市民リテラシーとしての人口学リテラシー
    批判的思考と意思決定:投票行動を例に
    批判的思考と科学コミュニケーション:東日本大震災後の一般の人々による探求活動
    コミュニケーションにおける信頼感
    群集の批判的思考と情報システム)

  • 中の心理学、脳科学の深いあたりはちょっと深すぎて追いつかなかったが論文の書き方の参考として

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著者プロフィール

京都大学名誉教授

「2026年 『学力の心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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