カール・ロジャーズ静かなる革命

  • 誠信書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784414302981

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  •  ロジャーズが自らの人生と技法を語る。

     インタビュー形式で人生を振り返るロジャーズ。
     カウンセリング界での革命児としてのイメージがあったが、本人の中では保守的なキリスト教徒である両親の思想から離れたことと、キリスト教から心理学へと移ったことの方が大きかったように感じた。ロジャーズは分析系や行動系とも肯定的なほど良い距離感で自分のしたいことをしてるだけだったのだろう。
     おそらく技法的には最初からそれほどこだわってなく、逐語による振り返り検討こそが重要というスタンスだったのだろう。無形の型の実戦スタイル。かなり早い段階でそのイメージがあったのではないかと思う。
     「大学で仕事をする時は教授ポストで入るのが良い。入ってから教授になろうとすると周囲に気を遣わねばならないから」という言葉も出るように、ロジャーズはけっこう大学のポストで苦労してた。カウンセリングの大家にとっても大学という世渡りは難しかった。いや、むしろロジャーズがロジャーズであろうとしたからこそ、ある種の世渡り下手もあったのかもしれない。

     ロジャーズは技法として自由を考えたわけではなく、生き方として先に自由があり、だからこそ自由な技法が自然とできていったのだろうと感じた。
     

  • 偶然ですが、ロジャーズが亡くなるちょっと前に行われたインタビューの記録。パーソンセンタード・アプローチについて知識があるとかなり興味深く読めますが、パーソンセンタード・アプローチの1冊目には向かないかな。ジェンドリンの序文もなかなかいい感じ。

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