フィクションが現実となるとき:日常生活にひそむメディアの影響と心理

  • 誠信書房
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784414304268

作品紹介・あらすじ

「メディアの暴力的・性的な表現は、人(子ども)に影響を与えるのか?」という、古典的議論に結論はあるのか。現代日本には「規制するべき」、「表現の自由を守るべき」と、両極端の「べき論」が溢れているが、議論は深まらない。極論に流されずに対応するため、実証的研究に基づく心理学が役に立つ。アメリカ上院議会で証言し、暴力的ゲームの開発者達と皮肉りあい、子育てにも奮闘中のメディア心理学者が平易かつウィットに富んだ語り口で世に問う一冊。

私たちの日常にひそむ、メディア(テレビやゲーム,SNSなど)の影響とは?

毎日の生活で触れるメディアが人に与える影響を、豊富な事例や専門的な実験によって分析した。かつてないメディア飽和時代である今、メディアとうまく付き合うために必携の書。


暴力的な表現

ゲーム内で暴力を振るうことには、どんな影響があったのか? 最新の脳の分析から、暴力的な表現の及ぼす影響が明らかになってきた。



差別的な表現

性別や人種、宗教のステレオタイプ的な表現が、「普通の人」に無自覚なまま影響を与えた。



政治とメディア

印象操作やフェイクニュース、SNSを用いた選挙戦略など、技術の進歩とともに深刻な影響が話題となっている分野も解説した。



広告と消費社会

私たちは自分で思っている以上に広告に動かされている。現代の広告が用いる数々の手段を社会心理学的に分析した。



メディアの良い影響

メディアは上手に使えば良い影響ももたらす。その実例も紹介した。



メディアとよりよく付き合っていくにはどうしたらよいのか?

メディアの影響は、知らない間に私たちに迫っている。悪い影響を避け、良い影響を享受するために、どのように行動するべきか、心理学に基づき具体的に提案する。

感想・レビュー・書評

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  • 最後を見るとメディアの影響に対処する方法が書いてあるので、卒論のための参考文献というよりも学部の授業のための教科書、メディア論、あるいは社会心理学の教科書として使えるであろう。ただし、映画とテレビとゲームの実例がほとんどであるので、日本の状況に合わせて変える必要がある。
     また、メディアリテラシーについてもげんきゅうしているし、ポッターについての引用もあるので、メディア・リテラシーの実証的教科書としても使えるであろう。
     単に言説を分析するというよりも、もっと面白く授業が行えると思われる。
     ただ、インターネットの部分が少ないので、それは日本の状況に応じて補う必要があろう。

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