バウムテスト入門 臨床に活かす「木の絵」の読み方

  • 誠信書房 (2015年7月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784414403763

作品紹介・あらすじ

バウムテストとは「実のなる木の絵」を描いてもらうという簡単な方法であるが、心理テストに留まらない奥行きと広がりをもつ。描きながら語りが誘発されたり、外見からは思いもよらないもう一つの姿が垣間見えてハッとさせられるなど、多彩な可能性を秘めている。しかし、治療的媒体としてバウムテストの真価を引き出すためには、逆説的だがバウムテストのテスト的側面に精通することが不可欠である。本書では、治療的側面とテスト的側面を融合させた総合的方法論としてのバウムテストについて論じる。

みんなの感想まとめ

心理テストとしてのバウムテストは、単なる描画を超えた深い洞察を提供する方法である。本書は、初心者でも理解しやすいように丁寧に解説されており、臨床現場での利用が進む中での重要な入門書としての役割を果たし...

感想・レビュー・書評

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  • バウムテストは臨床現場でよく利用されている割に、意外と手頃な入門書が存在しなかった。コッホも高橋も、あまりに古すぎる。

    そんな状況で、本書が出版されたことには意味がある。本当にバウムテストの経験0の初心者でもわかるように、丁寧に書かれている。

    本書を読んで驚いたのは、コッホの著書からの引用である。その記述の端々から、コッホの恐るべき臨床能力の高さを感じとれた。

    これはコッホの"緑本"を読んだときには、全く感じられなかったことだ。著者のおかげで、甚大な機会損失を避けられたということであり、著者には感謝したい。

    いずれにせよ、本書およびコッホの第3版だけ読めば済む、というものではなく、とりあえず"緑本"も『事例解釈法』も『臨床的研究』も『樹木画テスト』も全部読んで、基礎的なデータをコツコツ蓄えていくことが、バウムテストを学ぶ場合は重要なのではないかと思う。

  • 筆者の語り口が固くなくて、バウムに対する思いや人間性が伝わるところがよかった。
    実施法とかではなく、”姿勢” を学べた気がする。

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著者プロフィール

岸本 寛史(きしもと・のりふみ) 《第5章》
 京都大学医学部卒業
 現在 静岡県立総合病院副院長,緩和ケアセンター長
《主著》
 せん妄の緩和ケア(単著) 誠信書房 2021年
 迷走する緩和ケア―エビデンスに潜む罠(単著) 誠信書房 2018年
 緩和ケアという物語(単著) 創元社 2015年

「2025年 『別の歴史に見合う言葉を見つける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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