可能性療法―効果的なブリーフ・セラピーのための51の方法

制作 : Bill O’Hanlon  Sandy Beadle  宮田 敬一  白井 幸子 
  • 誠信書房 (1999年9月1日発売)
3.85
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  • Amazon.co.jp ・本 (161ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784414404142

可能性療法―効果的なブリーフ・セラピーのための51の方法の感想・レビュー・書評

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  • 146.8-オハ
    000482059

    私はクライエントとの面接で、ブリーフセラピーのスキルを多用します。ブリーフセラピーと言われるように、短時間でクライエントの問題解決するためのスキル本としておすすめします。クライエントの話をダラダラ聞き続けることなく、効果的な質問をどのように発していけばよいかについて、プロセスレコードから学ぶことができます。聞き手がわかったつもりにならない面接スキルは見事ですね。ユーモアをもってクライエントと面接する問いかけの言葉を理解するためには、読み手にユーモアが理解できるセンスが求められることでしょう。

  • ミルトン・エリクソンの「可能性療法」のコンセプトが割とオリジナルの形で書かれている気がする。会話の例も載っていて理解もしやすい

  • ブリーフの技法を辞典的に掲載している。似たような技法がいくつかあったり,何が違っているのかよくわからないのもあった。やたらポジティブ。最後のジョークの章はよくわからなかった。

  • ソリューションフォーカスのセミナーにて先生にご紹介いただいた本です。
    とても具体的で手順をおって説明されており、ひとつひとつにどのようなシーンで使うのか例も書かれています。
    こちらも今から即実践できるHOW TO本です。

    ただし、翻訳本のため、日本語のようにブリーフ(しっくり)こない文章がちょっぴり残念でした・・・・

  • 本書はビル・オハンロンさん/サンディ・ビードルさんによる元々MRI+ミルトン・エリクソンから派生したブリーフ・セラピーの一つの手法である解決志向(Solution-Oriented)に関する主に会話について書かれた本です。

    本書によれば、スティーブ・ド・シェザー氏が体系化したソリューション・フォーカスド・アプローチ(Solution Focused Approach)が主に解決に焦点を向けた解決方法であるのに対して、解決志向アプローチは解決を念頭に置きながら問題の部分も取り扱うと定義されています。

    それで、本書の内容は、2コマ漫画のようなイメージで、クライアントが発した言葉に対して、セラピストが解決志向に即したツッコミを入れていくというような、人間の可能性を信じて少しユーモラスに返答を返すパターンが5つのカテゴリ

    ・ 承認と可能性
    ・ 見方を変える
    ・ 問題と目標
    ・ 内的資源
    ・ 行動を変える

    で合計の51パターンが紹介されています。

    内容は一読すると非常に平易なものばかりなのですが、個人的には、1)MRIの語用論の視点、2)認知言語学のカテゴリー化とプロトタイプの視点、3)生成文法の視点 と3つの視点で読んでいたのですが、非常に理論的にはよく考えられた優れたリフレーミングの会話であることに気づかされます。

    例えば、可能性を伴う承認については
    (1) クライアントの悩みについて述べた言葉を過去形に変えて「バックトラック」する。
    (2) クライアントが述べた全体的な言葉を部分的な言葉として「バックトラック」する。
    (3) クライアントが述べた「事実」や「現実」を知覚として「バックトラック」する。
    といったことが具体的な会話の例ともに紹介されています。

    ここでは、クライアンが抱えている課題解決や認識の変化を支援する上で小難しい会話はいらないということが分かるのですが、この一見平易に見える会話を効果的に使ってクライアントの認識に働きかけることが出来れば大きな変化が期待できるという非常に優れた著作でもあると思います。

    個人的には仕事や日常生活の色々な場面で応用できると考えているわけですが、何回も何回も読むことで非常に理解が進むのではないかと思います。

    翻訳は一昨年、お亡くなりになられた阪大の宮田先生と、たまに日本語の論文をお見かけする白井先生で、ちょっと固めの日本語になっていますが、それが決して障害になることは無いという名訳になっていることも見逃せない点だと思います。

  • 知りたいことがコンパクトにかかれており、
    何度も読み直したいと思った。

    最近、持ち歩いています。

    日本語訳も読み手にとってスムーズでわかりやすいと思う。

  • この本は,カウンセラーが何のためにクライエントと関わるのかを明確に述べています。それは「変化と可能性の感覚を生み出すため」です。そしてそのための方法を51個載せてあります。読者は好みの方法を選んで使うことができます。

    某協会の養成講座の実技指導では,ほぼすべての時間を傾聴の訓練に費やすために,少なからず修了者たちは「相手の話は聴けたけど,そのあとどうしたらいいか分からない」と思い悩んでしまうようです。

    そんな袋小路から抜け出すために,また視野を広げるために「傾聴以外にもこんな方法があるんだ。ふーん」と童心に返ってこの本を読んでみてください。(^^

  • 読みやすいけれども内容が豊富で分かりやすかった。
    ミルトンエリクソン好きな方にもいいかもしれません。

  •  大きな内容の小さな本。

  • ブリーフ・セラピー版マイクロカウンセリングといった感じである。どのような立場であっても、読んで損はない。

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