SNSカウンセリング・ハンドブック

  • 誠信書房
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本棚登録 : 34
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784414416541

作品紹介・あらすじ

若年者の自殺予防・被害予防のため、気軽に相談できるツールであるSNSを用いた相談体制が、国レベルで整備されつつある。しかし、従来の対面型のカウンセリングとは性質が異なるため、カウンセラーでも戸惑う点が多く、良質のテキストが求められている。本書はLINEよるSNS相談実績のある執筆陣が、SNSカウンセリングに必要とされる知識・技法を端的に紹介したものである。今後ますます需要が増えるSNS相談員の研修に最適なテキストとなっている。

感想・レビュー・書評

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  • 借りたもの。
    SNSのLINEを使ってのカウンセリングのノウハウを詰めた一冊。先駆的な内容を、今現在、実践的なものに落とし込んでいるので☆5。
    同著者『SNSカウンセリング入門: LINEによるいじめ・自殺予防相談の実際』( https://booklog.jp/item/1/4762830216 )をより深めている。

    LINEでのカウンセリングの特筆すべき点は、文字情報として履歴が残ること。(良くも悪くも)
    具体的なやりとりの事例も紹介。
    読んでいて、臨場感があった。具体的にどの様な言葉をかけ、促してゆくか、どのワードに注目すべきか……
    検証の必要があるとは思うが、現状、十分なものだと思う。
    様々な問題に対応する自治体、行政の施設について、法律の知識まで。

    LINEでのカウンセリングの必要性、その急務性についてを説く。特に2017年の座間9遺体事件を受けて、青少年が犯罪に巻き込まれないようにするためにも……
    また、若者のコミュニケーションツールでSNSが主流となり、対面でコミュニケーションをするよりも敷居が低く身近であることを挙げている。
    この本の中心になっているのは、青少年が対象だが、大人にも必要だろう。DV問題、子育て支援……
    少しだけ言及されていたが、受験戦争期の親世代の教育熱心さが、子への精神的なダメージになる(実は親もそうだが)話に、色々と思うことがあった。

    心理士などカウンセリングに携わる人にとって、掲載されているノウハウ、スキルは定番のものだと思う。
    ツールが変化しても基本姿勢は変わらないのかもしれない。
    それとは別に、ネットやツールの知識(使い方、特性)が必要なのは言うまでもない。

    興味深かったのは、若者文化、その思考についての分析。たとえば、音楽を楽しむために聞くのではなく、己の心を管理する(気分をアゲるための曲、落ち着くためには別の曲)ために聞くという。

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著者プロフィール

京都大学学生総合支援センター教授(カウンセリングルーム室長) 教育学博士(京都大学) 臨床心理士 略 歴 一九六一年 神戸市生まれ。 京都大学教育学部、京都大学大学院教育学研究科にて臨床心理学を学ぶ。 大谷大学文学部専任講師、京都大学保健管理センター講師、京都大学カウンセリングセンター講師を経て現職。 主な著書 『技芸としてのカウンセリング入門』創元社 二〇一二年 『12人のカウンセラーが語る12の物語』(共編著)ミネルヴァ書房 二〇一〇年 『統合的アプローチによる心理援助』金剛出版 二〇〇九年 『大学生がカウンセリングを求めるとき』(共編著)ミネルヴァ書房 二〇〇〇年 『臨床心理学入門』(共編)培風館 一九九八年 主な訳書 『心理療法家の言葉の技術 第二版』(ポール・ワクテル著)金剛出版 二〇一四年 『説得と治療:心理療法の共通要因』(ジェローム・フランク&ジュリア・フランク著)金剛出版 二〇〇七年 『心理療法の統合を求めて』(ポール・ワクテル著)金剛出版 二〇〇二年

「2018年 『SNSカウンセリング入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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