虐待を受けた子どものアセスメントとケア 心理・福祉領域からの支援と協働
- 誠信書房 (2021年4月30日発売)
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感想 : 4件
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Amazon.co.jp ・本 (286ページ) / ISBN・EAN: 9784414416770
作品紹介・あらすじ
子どもの虐待の影響は深刻であり、認知件数は年々増え続けているが、子どもの虐待は要因が多岐にわたり、重篤な症状も出るため、子どもや親に対しては適切なアセスメントが必須となる。その後のケアについても、慎重なアセスメントに基づき必要となるケアを受けることが求められる。
本書では、子どもの虐待に携わる臨床心理士やソーシャルワーカーが、それぞれの専門職の視点からアセスメントとケアについて論じている。心理職、福祉職の協働は現場で多く見られるものの、両者の視点が一冊の本にまとまった例は類を見ない。
筆者は心理職、福祉職として現場で活躍するエキスパートであり、児童養護施設入所後の子どもの心理療法や、ライフストーリーワーク、親子関係再構築といったケアの具体例など、現場での臨床の知がふんだんに盛り込まれている。医療・福祉・教育などのさまざまな領域で児童虐待に関わる方々のために、活用上のヒントに満ちた内容となっている。
また、本書で紹介されるライフストーリーワークについては、編者の鵜飼奈津子氏が監訳を手掛けた絵本『エルファと思い出のはこ』もぜひ参照してほしい。絵本の付録の『思い出ノート』(PDF形式)は無料でダウンロードでき、「ライフストーリーブック」にも活用できるものとなっている。
みんなの感想まとめ
子どもの虐待に関するアセスメントとケアについて、心理職と福祉職の両方の視点から深く掘り下げた内容が特長です。本書は、実践的なアセスメント手法や具体的なケーススタディを通じて、虐待の早期発見や支援の重要...
感想・レビュー・書評
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虐待は家の中で行われることが多い。そうなれば、当然第三者は把握が難しい。虐待を早期に発見するためには、保育園や学校、或いは地域のコミュニティなどあらゆる領域から子どもの発するサインを拾い上げていくしかない。早い段階で支援に結びつけることができれば、取り得る対応もケアの方法も変わってくるだろう。
本書は、実践的なアセスメント手法が紹介されており、具体例や効果の所見も把握することができるように、懇切丁寧な記述が魅力である。
また、ライフストーリーワークと呼ばれる、子どもに直接的に伝えることが憚られる(しかし事実は伝えなければならない)ケースについても言及されており、参考になる部分は多いだろう。
心理専門職と福祉専門職の協働が日本の強みであると記載があるが、実際問題として、アセスメント結果の共有や互いの職権や領域についての知識がなければ必要な情報共有が適切に捌かれず、連携は困難を増すだろう。
本気で連携対応を目指すのであれば、本書は欠くことのできない一冊のうちのひとつになるだろうと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
被虐待児童に関するアセスメントとケアについて、心理職と福祉職の観点から、理論的な側面とケーススタディについて記されたもの。ケアについては、福祉職からのレポートに対して理論的な観点でのコメントが有り、複数の視点が得られる。
どちらかというと、福祉職向けの印象を受けた。
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著者プロフィール
鵜飼奈津子の作品
