虐待を受けた子どものアセスメントとケア2 地域生活と社会的養護を支える心理と福祉の協働
- 誠信書房 (2024年8月30日発売)
本棚登録 : 18人
感想 : 3件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (238ページ) / ISBN・EAN: 9784414417081
作品紹介・あらすじ
『虐待を受けた子どものアセスメントとケア』の続編。前書では、多面的アセスメントの必要性、アセスメントとケアのリンクの密接さ、ケアの様々なアプローチを心理と福祉の両者の観点から解説したが、本書ではさらに踏み込み、子どもの保護の段階に分けて心理と福祉の共同をみていく。
児童虐待は背景や事情が多岐にわたり、一時保護を経て施設入所・里親委託になるケースや家族再統合などでは複数の機関や専門職の支援・対応が不可欠である。
本書では、①地域(在宅)での支援と児童相談所での一時保護、②乳児院・児童養護施設入所、里親委託、そして③施設出所後の家族再統合の3段階に分けて各段階での支援・段階を解説する。心理・福祉など最前線の現場で実務にあたる執筆陣が、事例を紹介しながらアセスメントと支援のポイントを解説し、現場でのヒントを提示する。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
アセスメントとケアの両面が児童虐待対応に求められるが、各施設ごとに行われているアセスメント等を知っておくことは、業務の効率化だけではなく、相談者や被虐待者の負担軽減に寄与するものであると考えられる。
本書の魅力は、実際に使われている手法の紹介だけではなく、海外から取り入れた先進的な取組みの活用事例も掲載されているところだろう。一つのアプローチだけで全容を理解することは難しいが、数多くのアセスメントやケアの手段を検討することができるということは、マンパワーが限られる施設が取り得る対応を考える上で役立つことだろう。
多くの書籍がに共通して「他機関との連携」の重要性を指摘するが、連携以前に個施設において多くの業務に忙殺され、過度な情報共有による負担感が増加している点は残念ながら事実であろう。
施設の役割と、求められる支援について互いの職分を理解するためにも、本書の知識は必ず役に立つことと考えられる。【図書館】
著者プロフィール
鵜飼奈津子の作品
