プラスチックとふたつのキス 魚住くんシリーズ 2 (クリスタル文庫)

  • 光風社出版 (2000年11月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784415087986

みんなの感想まとめ

生きることへの執着が薄い主人公と、彼を支える仲間たちの関係が描かれた物語は、登場人物それぞれの痛みや成長を通じて、深い感情を呼び起こします。特に、主人公の魚住くんは他者との関わりを持ちながらも、その心...

感想・レビュー・書評

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  • 2010.02.19. 魚住くんは痛々しい。生きていくことに執着しないけれど、死にも執着しない。自分にも他人にも、なんにも執着しない。そんな彼のそばに、久留米がいると安心するなぁ。でも、私はサリームが好き。彼の丁寧さと安定した情緒に憧れるなぁ、もちろんおいしそうなお料理にも。

    2005.10.02. イヤなキャラ登場(笑。フツウだったらちょっと生意気くらいなんだろうけど、魚住くんとじゃイヤなキャラ。「彼女のWine,彼のBeer」が好きだなぁ。ルミ子ちゃんは宇宙人じゃないぞ。

  • 魚住くんシリーズ2巻。

    ■プラスチックとふたつのキス

    魚住のかつてのカウンセラー日下部の遺した手紙で
    魚住のことを知った弟・貴史が魚住を軟禁する話。
    軟禁シーンが貴史視点じゃなくて
    魚住視点なのが面白かったです。
    最後まで読むとタイトルに納得行って
    それもまた面白かったですね。

    よく読んだらこのラスト、4年後だから
    すでに魚住が留学してるんですね~。
    読み返して初めて気づいた。


    ■彼女のWine,彼のBeer

    久留米に同僚のるみ子が言いよってくる話。
    このるみ子、最初はただのバカな女かと思ったのに、
    ああいう形で救済してくるとは!!
    脇キャラも丁寧に描かれているし、
    脇キャラ視点からの久留米や魚住も良かったです。



    ■月下のレヴェランス

    サリームとダンスの好きな馨との話。
    他の話では癒し担当のサリームを
    魚住含む他のメンバーが癒しているんだなと
    わかる優しいお話でした。
    月の下で鈴が鳴るってちょっと幻想的でいいですね。
    しかしサリームのターンの話はお腹が空いて困ります。

  • 図書館本なので仕方ないのですが、角川のほうを読みたかった。(先日本屋で見たら新しいお話が入っていたので)魚住君の過去がきついです。出会うキャラも最初は毒があるのに、気が付いたらいい人で・・・世界観に引き込まれてしまいます。

  • 割とすんなり読めた巻。
    どの話も重い物を抱えているし全方位的にすっぱりスッキリ解決って事は絶対にないだろうけれど、『その先』に光が見えるラストでホッとしたよ。

  • 魚住くんシリーズ第2弾
    13年前の作品とは思えない。
    雑誌掲載分+書き下ろし。
    次第に距離が心の距離は近づいてますが、本人達は離れていきます。
    このもどかしさ…BLの醍醐味?

    『彼女のWine,彼のBeer』は、好きです。
    女は学歴要らないとか、男社会で快適に過ごすなら『馬鹿で出来ない女』を演じきるとか…変に共感してしまいました。
    今はどうなんでしょうね?
    性別に関係なく仕事出来るのかな?

    書き下ろしは、サリーム(久留米の隣人)の話で、
    哀しいけど静かで優し彼らしい話でした。

  • 最初の弟君が掻き回す話はなんだかなーと流し読み。
    布団を買ってからのじりじり感は悶える事山の如し。
    ひゃー。面白い話って脇が名脇役なんだよね。

  • 実験て。笑

    魚住を意識するようになってしまった久留米は、その気持ちにフタをするために、魚住を自分の家から追い出す。
    そんななか、魚住の大学に妙な男が訪ねてきて、それからしばらくのち、魚住が大学を突然休むようになる。
    折悪しく久留米は出張で、過去と向き合わされる魚住だったが…

    みたいな。

    魚住に少しずつ人間らしさ(ってのもアレだけど)が見えてきて微笑ましい。
    でも、自分がゲイかどうか確かめるために久留米以外とキスするて。笑。しかも不義っぽさがないんだよなぁ。不思議。

    ちなみに私、安藤るみ子のような女性が好きです。ばかなふりをして女らしさに徹する賢い女性は、大抵気が利いて優しいと思うのです。

  • 表題作がいい話だった!伏線が上手。

  • 魚住くんシリーズ2冊目。一つの話を読み終わった後に、そのタイトルの意味がわかるってのが面白くて上手いなあ。
    しかしいまいち貴史くんが何をしたかったのか…いやわかるけど…さ。魚住くんは実は唐突に大胆だったりする。
    荏原さんといい、安藤さんといい、最初「なんじゃこの女ああああ」と思っても、最終的に良い所に落ち着くのが何だか救われる。
    書き下ろしはサリームの話。優しさがしみる。

  • 自殺した心理カウンセラーの弟の登場で、魚住は、かって桜の散る中で久留米に呼ばれたことで死ぬのをやめたことを思い出す。
    少しずつ少しずつ魚住の過去が語られていく。とてもせつない。

  • 私は濱田さんがなんとなく好きだな~

  • どこまでも無垢で――救いようもなく冷たい笑みだった。
    「――生きていることに耐えられなくなった時、人は死ぬのが怖いなんて思わないんだろうね」


    内容紹介です。

    何かと問題の多い院生・魚住とどうもその面倒を見てしまう会社員・久留米は、お互いの気持ちが友人以上のものになりつつあるのになかなかそれを認められない。中途半端な関係が続くある日、自殺した心理カウンセラーの弟という男が現れ酷似するその兄弟の容貌に魚住は激しく動揺する。シリーズ第2弾!!


    魚住を取り巻く世界は透明な気がします。
    それはもしかしたら、魚住自身がその世界にいないから、なのかもしれません。
    澄んでいるだけの水では魚は生きられないと思うんですよね。
    それは人も同じで、嫌いな人がいて、憎むことがあって、傷つけられることがあって、傷つけることがあって。
    そうやって日々を過ごさないと、人は生きていけない。
    透明なだけでは、それは死とどこが違うのだろう?

    だからこそ上記の魚住の言葉に驚きました。
    だって、魚住にとって死はいつだって傍にあるものだったはずなんです。
    鈍化することによって、自分を守ってきた彼は、『死』を怖いものだとは認識していなかったはず。
    生きていることに耐えられない。そんな風に思えるほど、生きるということに執着していないのに。
    それでも『死』と近しいが故に、悟ってしまう。悟らざるにはいられない。
    そういうことなんでしょうか。


    この話で元々好きだったんですが、マリちゃんがさらに好きになりました。
    いつか、こんな風に胸を張って『自分』というものを主張出来たらいいなぁ。
    ま、私なんてまだまだ修行が足りませんけれど。


    過去があまりに辛いことの連続だった魚住ですが、なぜか、彼の周りは優しい。
    彼の周りにいる人たちが、いろんな傷を抱えながらお互いを思いやっているからなのかもしれません。
    やはり、人が優しくなるためには傷つくことが必要なのかもしれない。

  • 魚住の非常識加減、恋愛関係になったら相当苦労するぜ久留米。
    経済学に詳しい女子かっこいい。理系女子もすこぶるかっこいい。なんだかんだでマリちゃんが一番かっこいい。
    次の巻はメッセージ…重い。覚悟して読もうと思います。

    プラスチックとふたつのキス、彼女のWine,彼のBeer、月下のラヴェランス
     収録

  • 魚住くんシリーズ2作目です。
    バター飴の件が絶品。
    読むなり、赤面して叫んで走り回りたくなるようなコレは、萌え、という一言で片付けていいものだろうか。
    感覚、持って行かれました。

  • 【あらすじ:何かと問題の多い院生・魚住とどうもその面倒を見てしまう会社員・久留米は、お互いの気持ちが友人以上のものになりつつあるのになかなかそれを認められない。中途半端な関係が続くある日、自殺した心理カウンセラーの弟という男が現れ酷似するその兄弟の容貌に魚住は激しく動揺する。シリーズ第2弾。】

  • どう見ても友情以上なのに。
    認めない久留米と気づき始める魚住。
    この二人のじりじり感にやきもきしつつも…。
    そんなじれったさが好きです。

  • 何かと問題の多い院生・魚住とどうもその面倒を見てしまう会社員・久留米は、お互いの気持ちが友人以上のものになりつつあるのになかなかそれを認められない。中途半端な関係が続くある日、自殺した心理カウンセラーの弟という男が現れ酷似するその兄弟の容貌に魚住は激しく動揺する。シリーズ第2弾!!

  • <※男性同士の恋愛を扱った内容です>不幸満載の人生を歩む魚住のもとに、昔診療を受けていた心理カウンセラーの弟が「お前が兄貴を殺したんやな」と言って現れます…。果たしてどうなるのか。そして互いに不器用な久留米と魚住は接近できるのか。ただのボーイズラブだと思って読むと、足元をすくわれます。
    料理大好き留学生、サリームが主役の番外編「月下のレヴェランス」もかなりいいです。

  • この表紙の久留米すごく好きだな。

  • 近付いてくふたり。一気に読めます。このシリーズは、高1の最後の辺に読みました。

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著者プロフィール

東京都出身。2000年、「魚住くん」シリーズ第1作となる『夏の塩』でデビュー。以降、多彩なテイストの魅力的なボーイズラブ作品を世に送り出している。代表作としては「交渉人」「漫画家」「Nez〔ネ〕」各シリーズなど多数。榎田ユウリ名義でも「宮廷神官物語」「カブキブ!」「妖き庵夜話」「死神」各シリーズなどを発表し、読者から熱い支持を得ている。

「2022年 『threesome』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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