エスケープ (クリスタル文庫)

著者 :
制作 : 如月 七生 
  • 光風社出版
3.40
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本棚登録 : 21
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784415088518

感想・レビュー・書評

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  • 今まで読んだ中でも一番硬質かも。っていうか、BLっていうくくりでいいんだろうか。ちょっとBL風味有りのちゃんとした刑事もの小説って感じです。かなり読みごたえあり。いわゆるベタなBLエンターテイメント的な要素は皆無なので、そういうの期待してる場合は読まんでいいかも。そもそもこの作家さんの裏社会シリアスモノに甘みは不要なのかもしれません。絶版になっていたので、AMAZONで中古をゲットしました。読んでよかった。細かく描きこまれたエピソード、少しずつ、謎が解けていくスリルが、さすがストーリーテラーだなぁと感心させられる。脇役のキャラもいい。この作家さんはいつも比較的登場人物が多くて、しかもみんないい味だしてるよね。過去の事件による同じ痛みを長年共有してきたふたりが、その後どういう関係性を築いていくのか、最後までは明かされていない。でも希望のある終わり。きっとベッタリ甘々な関係にはならないかもしれないけど、かけがえのない存在として、一生お互いを支え合っていくんだろうなとストンと腑に落ちるエンディングだった。『リセット』も個人的にはこうあって欲しかったなぁ・・・。うん、良作だった。こういうのもっと読みたいな。

  • 渋い。谷崎泉の作品でも、かなり渋い方だと思う。挿絵も如月七緒という渋さ。こういうの好きな私には☆4つはいきます。

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著者プロフィール

愛知県生まれ。作家。猫を飼い始めました。主な著書に「月影骨董鑑定帖」、「鎌倉おやつ処の死に神」シリーズ(KADOKAWA)など多数。

「2018年 『逆境ハイライト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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