- 本 ・雑誌 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784415110028
感想・レビュー・書評
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福島医大蔵書検索/震災関連コーナーにあります
http://www-lib.fmu.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=1&annex=all&isbn=9784415110028詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東日本大震災について解りやすく図解されています。
この本も、この時期に読み返す対象本です。 -
これまで東日本大震災の写真資料集を見ることは、心理的になかなかできませんでしたが、今後も決して忘れられない大災害であるため、そろそろきちんとデータとして状況を確認できるようになろうと思い、読みました。
津波に飲み込まれた仙台平野のヘリからの写真は、この世のものとは思えない光景で、つい目を背けたくなりますが、この資料には、被災者の写真は一切掲載されていません。
災害の記録として、事実がそのまま掲載されているため、冷静さを失わずに見ることができます。
各被災地の被害状況が、タイトルの通り、地図と共に端的に掲載されています。
三陸のリアス式海岸は、地形が似ていてわかりづらいのですが、地図に被害状況が書かれているため、地形を見ながら確認することができました。
直接の被災地だけでなく、関東の被害状況も、図示されていました。
また、今回の地震はの余震は500回近く怒っており、これまでの地震に比べて群を抜いて多かったこともわかりました。
(これまでは多くて100回程度)
なんと、余震は、2011年5月13日の段階で、M7以上のものが5回、M6以上が76回、M5以上が453回起こったとのこと。たしかに震災度も何度も何度も大揺れが起こって、相当国民は不安な日々を過ごしました。
田老の10m防波堤は、「万里の長城」と呼ばれたそうです。また釜石港の水深63mの湾港防波堤は、世界最大でギネスにも登録されているそうですが、どちらも今回の津波を防ぐことはできませんでした。
この地震で、新たな活断層の動きが活発になり、それにより福島浜通り辺りで地震が頻発しているいうのも気になる点です。
陸上に上がった津波の速度は10~30km/s。陸上競技選手ほどの速さだとのこと。
急こう配でも勢いを保ったまま津波は上がっていくため、常日頃から逃げ切れると思わないことが肝心です。
福島原発事故の広がり具合や鉄道の不通、再開状況、日本産業が受けた打撃、首都圏の帰宅難民状況なども図示されています。
日本中の原発の一覧データもありました。
巻末には、日本全図、そして地域ごとのの災害予測マップが掲載されています。
発電所やコンビナート、災害拠点病院の他、断層帯なども載っており、非常に興味深く見入りました。
TVを見ていると、どうしてもトピック立てされた番組構成になっているため、なかなか震災の全貌を網羅することはできませんが、こうしたまとめ資料はさまざまな側面の情報が掲載されているため、包括的な理解が深められます。
薄い本ながら、すぐには頭に入らないほど、情報がたっぷり。
細かいデータも載っており、記録資料としての価値も高いまとめられ方です。 -
資料番号:011418126
請求記号:369.3/チ -
東日本大震災について、非常に分かりやすく図解されている。
また、日本の地震は平安時代ごろまで遡って研究されているらしく(文献が残っているのだろう)、過去1200年間に発生した大地震の図もある。
過去400年間だけでもM7以上の地震が少なくとも100回以上あったらしい。
この図を見れば、ある程度リスクを把握することができる。 -
今回の震災の被害状況が整理されている。鳥瞰してみるには最適な資料だと思う。活断層マップもあるので、改めて見てみると気づきも多い。
成美堂出版編集部の作品





