心理カウンセラーをめざす人の本 ’11年版

制作 : コンデックス情報研究所 

• 成美堂出版 (2010年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[いっかのキロクさんの感想 · 2022年4月9日]

スクールカウンセラーの先生にお世話になっているので読みました。私はどうしてもお世話になる相手の心情を知りたい、どういう思いで対応してくださっているのか、自分の相談内容は差し置いて気になってしまう性質のためです。
さらっとした内容ではあるのでしょうが、大変コンパクトに端的に分かりやすく紹介されています。
私個人として、日常的に大切にしたいと思ったところは、カウンセリングマインド
①相手が「何を言っているか」ではなく「何を言わんとしているか」を理解する
という点です。これはカウンセラーさんはどうやって習得するのだろう。やはり傾聴し続けることによって理解できるようになるんだろうか。私自身、ぜひこれを身に付けたいと思いました。
そして、心に響いたところは、
カウンセラーの吉川尚子さんが紹介されていた【インナーチャイルド】です。私のことです。私は子育てしながら、自分のインナーチャイルドと向き合っています。とても苦しいことがあります。誰かに救いを求めたいこともあります。でも全部を投げ出したくもなる。いままさに闘っています。自分は甘えているだけなんだろうか、ついそう考えて自己否定してしまうことで堂々巡りしてしまいます。
自分が苦しい、せめて子どもには苦しくない人生を送ってほしいのだけど、その思いが逆に追い詰めてやしないかと気がかりな毎日です。
心の問題は永遠です。