- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784415312934
感想・レビュー・書評
-
短歌書くのに参考になるかならないかといわれたらそうでもないけど読み物として面白い
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最近短歌に挑戦している。
なかなか難しいものだと思うこの頃、ちょっと納得の添削に興味津々でした。 -
今年は初めての短歌を詠む予定ないのですが…、
非社会性言語セレクトセンスの研磨剤。
社会的に生きれば錆びる部分がある錆びたくなくとも。錆びぬコツを暴露しやがる綽々余裕のほむほむ憎たらしくて最高。
昼間の公園、コンタクトじゃなく蝶々の唇を探す男には、仕事しろよってなるでしょう。ただ、その所作には何処か甘美が溢れ煽情する眩しさがある。固有の言葉を語る者だけが宿す残像。
「生き延びる」ことが大前提、けど、その先の「生きる」ことへのフォ-カス。魅力は、いつもその先に。ゆっくり瞬きする、このリズムか。勉強になった。 -
短歌にはまった時に買ったまま積ん読になっていた穂村弘さんのエッセイ。
よい短歌とはなんなのか、感覚的のようであるけれども、
改悪例が一緒に書いてあるので、分かりやすくなっていると思います。
「煤」「スイス」「スターバックス」「すりガラス」「すぐむきになるきみがすきです」
この本は全体的には短歌のテクニックみたいなものを分かりやすく解説しています。
あえて書かないことでよりイメージさせる、
社会的には価値の低いものを愛おしく思う感覚が詩的には大事。
こういうことは普段「生きのびる」ための社会では煩わしくて避けるべきものとされる表現ですが
短歌のような詩的な世界、しかも短歌には57577のルールの中で展開される中で
あえてどの言葉を使ってどの言葉を書かないようにするのか
良い例と悪い例をみて比べられるのがわかりやすかったと思います。
気軽に読める一冊です。 -
いろいろな人の短歌を穂村さんが解説する。
-
短歌のとてもわかりやすい入門書.作例があり,改悪という形で手本を示されているのが穂村氏の面目躍如という感じ.
ただ,生きると生きのびるの主張はわかるものの,生きのびる短歌があってもいいのでは?とも思いました. -
改悪例がのってるのがわかりやすい。
-
『短歌という爆弾』は初心者には意外と難しいので、とっつきやすさはこちらが上。ただ、「生きのびる」ではなく「生きる」ことが大切なのだ、という短歌の核だけ書いてあって、小手先のテクニックには一切触れていない感じ。