ちょっと農業してきます (sasaeru文庫 お 2-1)

著者 :
  • 成美堂出版
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本棚登録 : 19
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784415400563

感想・レビュー・書評

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  • どちらもタレント業と農作業を両立している女性たち・・・・ではあるんだけど、高木さんのそれはとても自発的で自分のために、自分の生き方を見直すためにそれに手を染めたといういきさつがあるように感じられるんだけど、大桃さんの動機は中越大震災で被災したふるさと復興のための1つの活動として・・・・・という動機があって始めた農作業だったようです。  でね、大桃さんの動機は凄いなぁと正直に感銘を受けるんですよ。  今回の震災もそうだったけれど、こういう大きな災害があった後、自分にできることをやる、しかも被災地の復興に役立つことをするっていうのは本当に素晴らしいことだと思うんですよ。  でもね、動機がそういう外発的な事件に誘導されたものであるだけに、やっぱり発想・・・・と言うか、取り組み方に都会臭が漂うというか、違和感があるというか・・・・・。  要するに発想そのものが「農業をやる」というよりは、「製品を(工業と同じように)作るけど、たまたまその産物が農産物だった」というに過ぎないアプローチだよなぁ・・・・と。

    それはそれでやっていること自体を否定はしないんですよ。  それに東京での仕事をこなしながら週末に睡眠時間を削ってまでして農作業に手を抜かないご苦労は察して余りあるし(昨年までの KiKi もそうだった)、「優雅なタレントさんの暇つぶし」には決して見えないので、そういう意味での違和感ではないんです。  「コシヒカリ」の産地で「コシヒカリ以外のものを作る」ことに対する違和感でもないんです。  ただ、何て言うか、根本のところ、精神的な面で何となく相容れないものを感じちゃうし、そのスタンスで農業を語られることに「う~ん?」と戸惑い・・・・のようなものを感じちゃうんですよね~。  ついでに言うと、この本も何のために書いた本なんだろう??と思わないでもない ^^;   ひょっとして、大桃さんの作られた「桃米(雑穀)」の宣伝のためなんじゃないかと邪推したくなっちゃうほど、「農業的」じゃないような気がするんですよね~。  

    食料自給率がどうの、農家の後継者不足がどうの、遊休耕作地がどうしたな~んていうくだりもあったりするんだけど、その記述もどこかで読んだことがあるレベル以上に掘り下げているわけじゃないので、二足の鞋を履いた人なりの考え方が見えてくるわけじゃない・・・・。  ま、要するに、KiKi の目には「キャスターみたいな仕事もちょこっとやってました。  だから知ってるんだけど・・・・」という自己主張にしか感じられませんでした。  だいたい農業について語る際に「都会での疲れをエステや温泉旅行ではなく農作業で試してみませんか?」みたいな記述もいかがなものか?と・・・・・。  都会人を農業にいざないたいんでしょうか??  でもね、被災地のボランティアが遊興ボランティアであっては迷惑なのと同様、エステや温泉気分で田んぼや畑に来られてもねぇ・・・・・。

    ま、てなわけで、KiKi としては大桃さんとはさほどお友達にならなくてもいいかなぁっていう印象が強い本だったんですよね。(ま、先方も別に KiKi とはお友達にならなくてもいいだろうけど ^^;)  対して高木さんの方は「ああ、できればこの人とお友達になりたいなぁ!」と感じさせてくれる本でした。  文章に気負いのようなものは欠片もないんだけど、彼女自身がどんな生き方を指向しているのかがストレートに伝わってくるし、彼女が何を考えて「農家タレント(?)」という生き方を選んでいるのか、その根っこにあった彼女の価値観、感性がスッと心に響いてきます。

    「自然と人間」ということを真正面から受け止め、彼女の那須高原での生活から彼女が感じ取ったある種の彼女なりの哲学が書かれている本という意味で良書だなぁ・・・と。  ま、ひょっとしたらこれって KiKi の感性と似ている部分が多いからスンナリ受け止められただけなのかもしれないんですけどね(苦笑)

    (全文はブログにて)

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4415400566
    ── 大桃 美代子《ちょっと農業してきます 20080702 成美堂出版》
    http://booklog.jp/entry?keyword=%E5%A4%A7%E6%A1%83%E7%BE%8E%E4%BB%A3%E5%AD%90&index=Books
     

  • 大桃さんが週末農業して、田植えから販売までした本。

    都会から田舎に戻るときに、壁になるのは地域の人に受け入れてもらえるかどうか。

    「酒」の力を借りろと書いてあった。
    お土産・飲み会などでの酒の力。
    参考になるな。
    後は農業機械とかをシェアできないのが現実なのかな?と思いました。

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大桃美代子の作品

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