ツバメの謎: ツバメの繁殖行動は進化する!?

著者 : 北村亘
  • 誠文堂新光社 (2015年2月12日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416114094

作品紹介

春になると日本に渡って来て、人間の生活圏で営巣をして繁殖するツバメ。身近な生物ですが、実は渡り、繁殖行動など詳しいことはわかっていません。オス、メスで協力して巣を作り、仲良く子育てをするツバメですが、実は「浮気もの」で、同じ巣の中に父親が違う子ツバメがいることがあるのです。複数の夫を持つ妻は、夫のツバメを格付けし、その子への給餌も差別するという、ちょっとこわい行動をとることがあるようです。そんな謎めくツバメの生態、行動をわかりやすく紹介するとともに、科学的な考え方の基本についても著者の視点で語ります。

ツバメの謎: ツバメの繁殖行動は進化する!?の感想・レビュー・書評

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  • 北村亘 著「ツバメの謎」、2015.2発行です。ツバメの寿命は平均して3年ぐらい、長いもので6年ぐらいだそうです。短い生涯、春と秋の2回、東南アジア~日本と苛酷な渡りをしているんですね。小さい虫が沢山生まれる日本で子育てをするためやってきて、人の住んでるところで巣作りを。これは、カラスやヘビなどの捕食者を避けるためかもしれませんね。春と夏の2回繁殖するそうですが、1日につき1つ卵を産み、1回で数個生むそうです。17gのツバメにとて2gの卵は大きく、1度には無理だそうです。同じ家にやって来る。すごいです!

  • ツバメは6年生きる個体もあるが、平均3年しか生きない…その短い一生の中で日本と東南アジアを何度も往復し、一生懸命子育てをしている。けなげでかわいい。一度に5,6個の卵を産むが、そんなにたくさんの卵をお腹に抱えていたら飛べないので、一日に1つ卵を産み、産むと次の卵が大きくなる。毎日卵を産むが、すぐに温めると雛の成長に差が開きすぎるので、最初から温めない。オスはほとんど卵を温めない。
    ツバメは持ってきた餌を分けて与えず、先に鳴いた雛に与える。雛は一度もらって満腹になると後ろに下がり、もらう競争を避けるので満遍なく餌が渡るようになる。
    ツバメの最大の天敵はカラスで、カラスたちはツバメの巣を見つけてもすぐに襲おうとせず、雛が育ってから襲う。あまりに襲われるので、ツバメの巣がカラスから見えにくい位置に作られるようになってきたという報告もある。
    中華食材で使われるツバメの巣は、アナツバメという別の種類の鳥である。アナツバメはツバメ目ですらない。アナツバメは泥や藁を一切使わず口から分泌物を出して崖に塗りつけ、小さな棚のような巣を作る。混ざりものがないので安心して食べることができる。
    ツバメはつがいの絆が深く、並んでとまっている姿は仲良しに見えるが、約3割がつがい外交尾をする。つがいを作る鳥の90%はつがい外交尾をする。

  • ツバメが庭先に巣を作り、カラスに食べられてしまいました。そこでツバメを守るためもっとよく知りたいと購入してみました。

    読み物としては面白いですが、内容は少し薄く、子供向けですね。

  • 子ども向けの本ではないようだが、小学校の高学年あたりから理解できるように配慮されているようで、簡易な文章でつづられている。

    動物関係の本は、専門書では難しすぎるし、かといって子ども向けに易しく書かれたものではしっくり来ない……と日頃思っている自分としては、難しすぎず、簡単すぎずのなかなかのバランス。ツバメの入門書としてはお薦め。

  • 図書館で借りた。ツバメに関する雑学だが、つがいで巣作り子育てをしてる光景を見て微笑ましいと思っていたが、ツバメの約3割が他のオスのツバメの卵を産み一緒に育てるとの事。そしてオスも他のメスに種付けをしまくる。なぜ浮気をするのかと言うと、健康で優勢な遺伝子をたくさん残す為のメスの選択、オスは自分の遺伝子をたくさん残したい本能。そうやってツバメも進化してるんだね。

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