クラゲの不思議: 全身が脳になる? 謎の浮遊生命体

著者 :
  • 誠文堂新光社
3.73
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本棚登録 : 25
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416114490

作品紹介・あらすじ

日本近海に多く棲息し、クラゲと言えば多くの人は、ミズクラゲの形を思い浮かべると思います。本書では、そのミズクラゲを中心に話を進めてい来ます。実際に、ミズクラゲの生態について研究が進んでいるかというと、まだまだ謎と不思議でいっぱいなのです。小さなポリプから成長してクラゲになるまでどれくらい生き残るのか、大量発生するのはどうしてなのか、またクラゲの形になっていないころ(ポリプ)から空間を認識していたり、ミズクラゲ同士が干渉し合わないように生きているなど、面白い話満載で最新のクラゲの研究が本書では紹介されていきます。「全身が脳になり、心臓になり、胃腸になる生き物」ってなにか。ミズクラゲの正体だけでなく、クラゲのわからなかった真実が本書を読むと見えてきます。

感想・レビュー・書評

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  • (15-11) クラゲには脳も心臓もない。それなのに私たちと同じように、動いて、食べて、消化して、成長して、繁殖。何故どうやって?改めて言われてみればほんとに不思議。クラゲは時間差で身体全体が心臓に、脳に、胃に、腸になって生活してるんだって。へぇ~!
    そのほかにも不思議がいっぱいで、すごく面白かったです。

  • 綺麗な写真やイラスト、グラフ、漫画など満載で飽きない。特にエフィラの花びらが伸びていく過程、分裂の過程、捕食中の写真など「過程の資料」は一般向けの書籍だと掲載されてないことが多く、後で調べようと思っていたので非常に理解の助けになった。
    内容もクラゲの基礎的な生活史を押さえつつ、著者の研究を交えもう一歩踏み込んでいる。
    クラゲを捕食するアマクサクラゲとミズクラゲはポリプ時代では力関係が逆転するというのも一筋縄ではいかない感じが面白い。
    クラゲは眠る、クラゲは全身が脳である。とても面白かった。

  • 水族館で見たクラゲはきれいだったなー。

    演出の仕方も素晴らしかったんだと思う。
    ライティングされてるから、色も一瞬一瞬変化して、形もどんどん変わってゆくの。
    まるで、芸術作品みたいな美しさだった。
    忘れられない。

  • 一応、子供向けの本ですが、とても面白かったです。
    最近、水族館の展示で人気のクラゲさんたちの不思議な生態を中心に、人間社会との関わり、生態系への影響等が分かりやすく書かれており、とても良かったです。
    個人的には、プラヌラ、ポリプ、ストロビラ、エフィラ、メテフィラ、クラゲのループが楽しかったです。学生時代に習って、よく分からなかったのですが、この本のお陰で覚えられました。
    そして、脳がないけど、神経が全身にあって、環境変化に適用し、形態を変えて生きていく、とても不思議な生き物だということもよくわかりました。
    これからは、水族館の展示で、そんなことに思いを馳せながら眺めてみたいと思います。

  • これはどのくらいの年齢を対象に書かれたもの?小学生?大人?内容が難しすぎる。いきなりさらっと難しい単語が出てきて、大人が読んでもさっぱりわからなかった。

  •  著者はクラゲの研究をしている「クラゲ博士」。クラゲの以前のイメージと言えば、著者曰く「暗気(くらげ)」と漢字で表記されるようにどよーんとしていた。そんなクラゲが水族館で展示されて、いろいろな所で注目を集めるほどになった。

     意外に思ったがクラゲの生息地。てっきり海にしかいないのかと思ったら河口、湖沼、海でも浅瀬から沖合まで幅広い所に棲(す)んでいる。適応力があるのだなあと感心した。

     クラゲが眠るとあり驚いた。「クラゲは全身が脳である」と著者が述べているように、クラゲの身体には神経が張り巡らされているとある。原始的な生き物と言われているので、睡眠が必要だと言うのにはびっくりした。

     クラゲのようにゆらゆらと構えることなく人生を歩んでいきたいものだ。それと環境適応能力も見習いたいとふと思った。

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著者プロフィール

三宅 裕志:1969年生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程終了。農学博士。海洋研究開発機構、新江ノ島水族館を経て現在、北里大学海洋生命科学部講師、海洋研究開発機構招聘研究員、新江ノ島水族館飼育アドバイザー。著書に『最新クラゲ図鑑』『子供の科学★サイエンスブックス クラゲの秘密』(誠文堂新光社)がある。

「2014年 『クラゲの不思議』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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