クラゲの不思議 全身が脳になる?謎の浮遊生命体

  • 誠文堂新光社 (2014年12月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784416114490

みんなの感想まとめ

クラゲの不思議な生態とその魅力が、豊富な写真やイラストを通じてわかりやすく紹介されています。特に、クラゲの成長過程や捕食の様子など、一般的な書籍では見られない詳細な「過程の資料」が掲載されており、読者...

感想・レビュー・書評

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  • 一応、子供向けの本ですが、とても面白かったです。
    最近、水族館の展示で人気のクラゲさんたちの不思議な生態を中心に、人間社会との関わり、生態系への影響等が分かりやすく書かれており、とても良かったです。
    個人的には、プラヌラ、ポリプ、ストロビラ、エフィラ、メテフィラ、クラゲのループが楽しかったです。学生時代に習って、よく分からなかったのですが、この本のお陰で覚えられました。
    そして、脳がないけど、神経が全身にあって、環境変化に適用し、形態を変えて生きていく、とても不思議な生き物だということもよくわかりました。
    これからは、水族館の展示で、そんなことに思いを馳せながら眺めてみたいと思います。

  • (15-11) クラゲには脳も心臓もない。それなのに私たちと同じように、動いて、食べて、消化して、成長して、繁殖。何故どうやって?改めて言われてみればほんとに不思議。クラゲは時間差で身体全体が心臓に、脳に、胃に、腸になって生活してるんだって。へぇ~!
    そのほかにも不思議がいっぱいで、すごく面白かったです。

  • 体裁は小学校高学年向けだが、内容は一般向けの生物ものとそう変わらない。『バッタを倒しにアフリカへ』よりはずっと学術的だし、岩波ジュニア新書やカラー版中公新書あたりでもおかしくない。ルビはあるが、文章も特に子ども向けってことはない。
    むしろ最初に分類持ってきてて、子どもには「クラゲ死なない説」あたりから始めた方が掴めるのに、と心配したくらいだ。いや、この頃の子どもの本に対する堪え性のなさを考えるとね…。
    むろん、生き物大好きの知的好奇心の高いお子さんなら大丈夫です。とても面白い。
    私も大方の人と同じく水族館でクラゲを見るのが好きだ。しかし、水族館でクラゲの説明を読んでも、何とはなしによくわからない感じが残っていたのだった。
    しかし、やっぱりちゃんとした本読むって大事。
    クラゲというのは一方の形に過ぎないのね。つまり、ポリプという無性生殖の生き方と、クラゲという有性生殖の生き方があり、環境に応じて変える、と。クラゲは姿が目につきやすいし、オスとメスがいて受精卵を作るという人間にはわかりやすい生き方をする。昔の人はこの姿しか認識していなかったから、「クラゲ」は誰でも知っている。しかし、一方でポリプという生き方もあり、メスの生んだプラヌラがイソギンチャクのようなポリプになり、いろいろあるけど、ポリプとして自己増殖する。そして寒くなってエサが減ると、ストロビレーションしてエフィラが生まれ、それがクラゲに成長する、と。
    クラゲは1・2年で死ぬが、ポリプはもっと長く生きるし、環境の変化にも強い。もちろん遺伝子的に言えば有性生殖した方が多様性が生まれるが、コストもかかるから、大変なときはポリプとして増えておきましょうよ、その方が生き延びる可能性高まるでしょ、と。このフレキシビリティが五億年姿をほとんど変えずに生きてこられた理由なんだね。
    そしてポリプの研究はまだまだこれから、ってことね。
    食べ物が少なけりゃ体を小さくできるし、細胞が破壊されなければ再生可能、体=脳=心臓=胃という低コストかつ単純構造。
    いやあ、大量発生するわけだ。生き物単体としては弱くても、種として逞しいもの。
    コスパって何かにつけて言う人いるけど、人間が一番コスパ悪いよね。クラゲ様ポリプ様から見たら。

    環境はその、生き物そのものを含むっていうのも当然だけど、「環境問題」は自分とは別にあり、余裕があったら考える、くらいの認識の人も多いと思う。しかし、私たち一人一人が存在価値することで自然界にかなりの影響を与えているわけで、そのことは日々意識しておかなくてはいけないな、と思った。

  • クイズ
    クラゲって、漢字では海の月とも水の母とも表記します。夏に大発生するミズクラゲが引き起こす被害とは?

    ① 電気を止める
    ② 海水浴場を埋め尽くす
    ③ 漁業の網に入って網を壊す

  • ふむ

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  •  昨今水族館などで、そのゆらゆらとした動きにより癒しを感じたり、また光を駆使してアート的に展示されることで注目されているクラゲであるが、そのクラゲの一生と特徴を簡単ながらもまとめたもの。
     最初中高年向けの本なのかと読み進めていたが、
    大人に対しても読み応えがあり、それは決して著者はクラゲだけを論じているのではなく、クラゲを通してその環境や、人間が与える影響についても述べて、非常に説得力があるからなのだろう。
     クラゲにはエフイラや、有性生殖をするクラゲ世代と、プラヌラ、ポリプ、ストロビラなどの無性生殖時代が順次繰り返しており、なかなか聞きなれない言葉ではあるものの適度に絵や写真があるため理解を促進してくれる。
     またポリプの分裂を事細かに観察し、チェックしていくのには行間にはその苦労は描かれていないが非常に根気のある作業だと思う。やはり研究には並々ならぬ体力と精神力と、何より情熱が欠かせないのであろう。
     個人的に興味深かったのは、自分から分裂をしたポリプは、共食いをしてしまう条件下を作り出しても何故か自分のクローンを食べず、遠くにいる他のポリプを食べるとのことで、一体ポリプ自身は何処で自身のクローンということを認識しているのであろうか。まだまだ生き物には解明すべき謎はあるのだなあと思わせられた。
     

  • 活字だらけですが、とても読みやすい字組で魅力的な本です。
    学校図書館は買い!

    2021/03/16 更新

  • 中高生向けの本だったのかな?と
    最後のあとがきになってやっと気づいた。
    わかりやすいし、全ページカラーだし、
    読み物としてとても面白かったー!

    ただ、わかっていることがあまり多くないのか、
    クラゲの1日の項目がいまいちパッとしなかったり
    結局何が言いたいのかな?って考えてしまうことも。
    (つまり、詳しいことはわかってないだなって勝手に解釈した)
    その後の研究のお話とかは面白くて、
    ただ、自分だったら絶対曲善状態になんか置かれたくない~~~!ってなぜか実験対象になった気分で読んでました笑

    それにしても、クラゲって知れば知るほど面白い!と思いました。
    次に水族館に行くのが楽しみです!

  • 水族館で見たクラゲはきれいだったなー。

    演出の仕方も素晴らしかったんだと思う。
    ライティングされてるから、色も一瞬一瞬変化して、形もどんどん変わってゆくの。
    まるで、芸術作品みたいな美しさだった。
    忘れられない。

  • これはどのくらいの年齢を対象に書かれたもの?小学生?大人?内容が難しすぎる。いきなりさらっと難しい単語が出てきて、大人が読んでもさっぱりわからなかった。

  •  著者はクラゲの研究をしている「クラゲ博士」。クラゲの以前のイメージと言えば、著者曰く「暗気(くらげ)」と漢字で表記されるようにどよーんとしていた。そんなクラゲが水族館で展示されて、いろいろな所で注目を集めるほどになった。

     意外に思ったがクラゲの生息地。てっきり海にしかいないのかと思ったら河口、湖沼、海でも浅瀬から沖合まで幅広い所に棲(す)んでいる。適応力があるのだなあと感心した。

     クラゲが眠るとあり驚いた。「クラゲは全身が脳である」と著者が述べているように、クラゲの身体には神経が張り巡らされているとある。原始的な生き物と言われているので、睡眠が必要だと言うのにはびっくりした。

     クラゲのようにゆらゆらと構えることなく人生を歩んでいきたいものだ。それと環境適応能力も見習いたいとふと思った。

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著者プロフィール

1969年生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程終了、博士(農学)
北里大学海洋生命科学部准教授

「2021年 『三陸の海の無脊椎動物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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