北極圏のサイエンス

著者 :
  • 誠文堂新光社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416206355

感想・レビュー・書評

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  • 中緯度の日本とは全く異なる気候や人々の営みがある北極圏について、オーロラ研究の第一人者・赤祖父さんがわかりやすく解説します。自然や文化だけでなく、オーロラの秘密や温暖化について学術的に知りたい方にもおススメです。(わたしの一冊:つかっちさん)
    昼も夜も空を見るのが大好きで、いつかカナダにオーロラを見に行く事が夢のひとつですが。オーロラの様々な秘密を知れて、地球温暖化の複雑さなど考えさせられました。写真も素晴らしかった。(I)

  • ◆きっかけ
    『星野道夫著作集5』(p231 単行本未収録作品 オーロラ)で、赤祖父氏の「私は絵も描けないし、詩もかけない書けない。だなら数学でオーロラと取り組んでいる」という言葉が取り上げられており、どんな人なのだろうと著作を読みたくなって。氏の著作を探してまずヒットしたのが温暖化の本で、温暖化とオーロラどちらにも触れている本書をまず読んでみたいと思った。2016/10/5

  • アラスカ大学にて北極圏のオーロラの研究を長年続けてこられた著者が以前新聞や雑誌に連載してきた北極圏に関するエッセイをまとめたもの。人工衛星が飛ぶ前にオーロラが極域で環状に分布していることを初めて明らかにした大ベテランの研究者である。

    専門であるオーロラの話は意外と少なく、北極圏での自然や人々の暮らしぶりなどが紹介されていて興味深かった。加えて、最後の章では最近良く耳にする地球温暖化論に対し、豊富なデータを提示しながら、数十年の短いスパンではなく、広い視野に立って冷静に見るべきだとする主張にも一理あるように思えた。鉛筆を例にとりながら「一見矛盾すると思われる事実を統一的に解釈する訓練が少ない」との指摘には耳が痛い思いをした。

  • 子供向けの章・大人向けの章などわけてあるのでかなりわかりやすい
    科学とか難しいことはわからないけどアラスカや北極圏について知れて面白かった
    ただ各章個別に読んでも理解できるようにとの配慮ではあるが
    内容が重複してるとこ多いね

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著者プロフィール

赤祖父 俊一:地球物理学者。アラスカ大学フェアバンクス校名誉教授。1953年、東北大学理学部卒。アラスカ大学大学院修了。1964年、アラスカ大学地球物理研究所教授。同・国際北極圏研究センター所長を歴任。

「2018年 『オーロラの話をしましょう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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