- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416313121
作品紹介・あらすじ
スカンジナビア半島の南、バルト海を臨む森と湖の国・ラトビア。バルト三国のひとつであるこの国には、伝統工芸として受け継がれている愛らしい編み込み柄のミトンがあります。極細の毛糸で編まれた模様は地方によって異なり、それらの模様が持つ意味も様々です。本書ではラトビアのミトンの歴史や伝統柄、繊細な配色、技法を紹介し、自分の手でミトンを編む楽しみをお伝えします。現地のニットショップやラトビアの手仕事にふれる民芸市、貴重な博物館の所蔵品も紹介。伝統のミトンを伝承する人々の横顔や素朴で美しいラトビアの暮らしぶり、首都のリガ散策などの情報も満喫できる1冊です。ミトン20点のパターンを掲載。
感想・レビュー・書評
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色鮮やかで可愛らしくて眺めているだけでも心癒されちゃう。ほぼオールカラーなのも嬉しい。可愛い編み込みは時間をかけてゆっくり楽しめそう。複雑な模様編みも見やすくて分かりやすい編み図で頑張れば編めるかなーと心強いです。歴史と伝統をちゃんと感じながら読める見応えある本です。
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本の中で紹介されているラトビアの編み物名手の言葉が印象的でした。
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小川糸さんの「ミ・ト・ン」を読んでラトビアのミトンに興味を持ったので。ページを開くだけで幸せな気持ちになれる。なんて素敵なんだろう。ため息が出る。ミトンだけでなく、ラトビアの街並みや、民芸市の様子などが載っているのも嬉しい。編み物がしたくなる。
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編み物はしないが模様を見ているだけで癒される気がする.必ずしも実用的ではないかもしれないが,暖かく包んでくれる,もはや祈りとか宗教的な意味合いを持つ感じがした.ラトビアの風景も素朴で行ってみたい.
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ミトンを編むためのポイントテクニックが参考になる
・3本の糸で作る作り目
・2色のライン
・2色の幅広ライン
・すべり目で作るスカラップ -
ただかわいいだけではなくて、ひとつひとつ、一針一針に意味がある、国の文化・背景にミトンありきなんてすてきです。
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ラトビアの色鮮やかなミトンが、現地の写真と一緒にたくさんのってます。
ヨーロッパの最古もラトビアで見つかってるんだそうです。
「ミトンを渡す」に肯定の意味が会って、昔はプロポーズの「Yes」の返事にミトンを渡したりもしたんだとか。
あと、昔は花嫁は嫁入りのときに数百組のミトンを配るのが風習だったそう。
いろんな模様もラトビアの神を表す記号なんだそうです。
細かい多色の模様がとても美しい。
(ちなみに、太い系とは「なまけものの糸」とよばれているんだそう……。)
多色編みは、裏にわたる糸による保温の利点もあるっていうのは、寒い地方独特の工夫でもあるんだな、と。
どの作品も、わかりやすい編み図がしっかりかいてあるので編みやすそう。
私は特にバラ模様が気に入りました。
編み物をする人が読んでもいいけど、しない人がよんでも楽しい本です。
いつか編んでみたい。