シェイクスピアのハーブ

著者 :
  • 誠文堂新光社
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  • Amazon.co.jp ・本 (147ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416496053

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  • 図書館本です。NHK教育テレビの『3か月トピック英会話・聴く読むわかる!英文学の名作名場面(10-12月)』を観たり観なかったりしているのですが、シェイクスピア『ロミオとジュリエット』の回があったので、参考図書として借りてみました。シェイクスピア作品に登場する、ハーブや花の解説本。作品に登場する植物は、現代イギリスでも普通に手に入るものであったりするけど、実際どういうものかは、イメージできないことも多いと思います。舞台演出では、生の花を使うことってほとんどなくてジェスチャーだし(笑)。そうした作品を、シェイクスピア作品の図版と的確な説明、時代考証、植物の写真付き解説で補ってくれます。ハニーサックルってこんな感じなんだ!とか。作品に出てくる花やハーブを使って作り上げた香りの、想像力の豊かさと美しさや、その香りで作品を読みとることができるという説得力は、やっぱりクリエイターのなせるわざだと思います。それに、シェイクスピア劇の人物論+当時の風俗論+植物図鑑としても、十分すぎるお仕事。熊井さんは「香りの専門家」を名乗っておられ、シェイクスピアは「好きだから」と追いかけておられるようなことを他の本で読みましたが、生半可な研究者は、追いつけないんじゃないか(笑)。結局、英語の講座とはなんにも関係なくて(笑)、そのままぱらぱらめくってました。シェイクスピアに興味がなくても、植物がお好きだとか、アロマテラピーなどで香りに親しんでいらっしゃるかたも楽しめると思います。読むというより、本棚に差して置くだけでも楽しい「図鑑」。いつか、何かの役に立つかもしれないし(笑)。-----[2010.2.7 未読リストアップ時のコメント]-----香りの研究家、熊井さんの、題名ズバリの本。熊井さんは本格的なポプリを日本で初めてきちんとご紹介されたかたで、シェイクスピアにも造詣が深くてらっしゃいます。『ハムレット』の中盤、狂ったオフェーリアが突きつける花束が「タッジー・マッジー」という(と他の本で読んだ)こと、それに使われた花々の花言葉が結構すごいこと(笑)など、いろいろ教えていただきました。この本もじっくり広げてみたいけど、ちょっと見当たらない〜。

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著者プロフィール

作家。長野県松本生まれ。信州大学教育学部(松本分校)修了。映画監督である熊井啓と結婚。長年ポプリの研究につとめ、ハーブにも造詣が深い。愛猫家としても知られている。1999年『シェイクスピアの香り』などの著作活動について、「シェイクスピアの魅力を新たな角度から探求した業績を評価して」第7回山本安英賞を受賞。著書に『シェイクスピアの妻』『香りの力』『めぐりあい ――映画に生きた熊井啓との46年』(いずれも春秋社)、『シェイクスピアの香り』(東京書籍)、『愛のポプリ』(講談社)、『今にいきるシェイクスピア』(千早書房)、『「赤毛のアン」の人生ノート』(岩波現代文庫)、『ポプリテラピー』(河出書房新社)ほか多数。

「2021年 『いくつになっても、ラ・ヴィアン・ローズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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