干潟生物観察図鑑 干潟に潜む生き物の生態と見つけ方がわかる

  • 誠文堂新光社 (2016年4月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784416516164

作品紹介・あらすじ

“エコミュージアム干潟”とよばれるほど、生き物の生息環境と生態を観察できるフィールドとしての魅力の干潟。
本書では、干潟での生き物観察の楽しみ方をたくさん紹介しています。
例えば、じっと生き物が出てくるのを待ったり、スコップやザルを使って砂の中に潜む生き物を洗い出したり、20cmほどの水深にスノーケリングを装着して顔をつけて生き物の行動を観察したり、水槽などを使ってその場で飼育したり。
それ以外にも干潟ならではの生き物観察の仕方を紹介する他、干潟で見ることができる生き物を写真とイラスト、特徴が分かる解説と共にわかりやすく紹介します。
また、詳細に紹介する生き物以外にも見られる可能性のある生き物を分類ごとに図鑑形式で紹介しています。
干潟ウォッチングを楽しむためには欠かせない1冊ができました。

感想・レビュー・書評

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  • [江戸川区図書館]

    小4の授業で干潟観測があるので借りてきた本の中の一冊。でも通常の干潟は一面泥砂浜で何もない海を連想するけれど、実際に行くのは汽水域である"川"の干潟。どこまでこの図鑑がどう使えるのかよくわからないなー。

    今回借りてきた6冊についてまとめてみよう。
    本書は下記の②。

    ■①干潟の図鑑 / 財団法人 日本自然保護協会
     日本全国の「干潟」の紹介(図鑑)。今回の「荒川の干潟」はP.44。

    ■②干潟生物観察図鑑 / 風呂田利夫・多留聖典 中村武弘
     発刊が2016年度と最新なせいもあってか、今回もっともバランスの取れた良書。
     但し図鑑の詳細度としては③に次ぐNo.2。但しこちらの方が写真が綺麗で紹介文も読みやすく、③にない魚&ゴカイのページも。
     更に、干潟自身の説明・紹介としてはNo.1。今回行った荒川は載っていないが「江戸川放水路」はP.126。但し子供自身に"考えさせる"には、読みやすい作りと「環境保全」の方向性でまとめられた⑥の方がよさそう。

    ■③干潟の生き物図鑑 / 三浦知之
     図鑑が本格的で、詳細&精度面で今回No.1。
    但し今回子どもたちの観察対象となった生き物のうち、載っていたのはエビ・カニ・貝のみで、魚・虫はナシ。

    ■④水辺の自然・遊んで学ぼう3 川の生き物[すみ場所別図鑑] / 武田正倫
     ハンディ(サイズは大きいけど)な図鑑として使いやすい。説明は少ないが、捕まえた生き物の写真と名前を見たいぐらいなら、これ。汽水域の紹介もP.37-41に。
     とりあえずこの本で捕まえた生き物を見つけてから、不掲載の生物や、より詳細情報を知りたかったら上記の②と③へ、そうでなければ①の荒川の干潟紹介を読めば今回の干潟観察で学んでほしいことは最低限クリアできるかも。

    ■⑤名まえしらべ 水辺の動物 / 堀木政子
     今回の用途としてはイマイチ。同シリーズの「名前しらべ 海辺の動物」の方がもしかしたら使えたのかも?但しP4,5にまとめられた「水べの動物名まえしらべ検索図」は面白かった。円グラフのように円内に放射状に分割されていて、虫>ハネの状態による識別、or 虫以外>背骨の有無、のように形態から脊椎動物や両生類、甲殻類などの動物群に分けさせていき、対象ページへといざなう形の"目次"となっている。
     また、P.49に同様の形式の「幼虫の検索図」があり、その後P.58からは前半に写真と名前のみで表示した水べの動物の図鑑分類ごとに、詳細な説明が掲載されている。本書の作りを理解して上手に使えれば面白い図鑑?だと思う。

    ■⑥環境をまもる4 干潟 失われゆく自然をまもる / 半谷高久
     谷津干潟に焦点をあてた、干潟の出来た経緯、守られた歴史、現在ある谷津干潟自然関節センターの紹介などだけでなく、実際の干潟調査の方法なども紹介した本で、4分類(自然・動物)ではなく、5分類(工業・産業)に振り分けられる、「干潟」という環境の紹介とその価値と保持について考える際に有用な入門書。
     干潟紹介としては①に劣るが、干潟という環境について子供に「考えさせる」には、事実紹介感の強い②よりも、「環境保全」という方向性で簡単に紹介する本書のほうが、その作り(大判で薄いハードカバー装丁)も相まってよさそう。
    ・P.9の谷津干潟のうつりかわりを呈した写真が◎
    ・P.19にどろの色とににおいの調査の紹介と、その調査で使う「土色表」のて提示が。
    ・P.29に谷津干潟でみみられる野鳥が紹介されているが、これはほほ殆ど旧中川で見られる鳥と同じ。

  • 潮干狩りに行くと、あさりの他にもいろいろ変な生き物に出会う。小さい丸いカニ、梅干しみたいなイソギンチャク、ビニール袋みたいなぶよぶよしたもの、砂でできたマヨネーズのにょろにょろみたいの、貝の破片とがゴミとかがくっついた小さい固まり。なんだろう、と思いつつ調べたことはなかったので、面白かった。あのゴミみたいの、スゴカイイソメの家だったのか。中ににょろにょろが住んでいるのだろうか?

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著者プロフィール

風呂田 利夫:1948年生まれ。1970年東邦大学理学部生物学科卒業。東邦大学理学部生物学科講師を経て、同学科助教授。理学博士。専門は海洋生物生態学。 主な著書『東京湾シリーズ 東京湾の生物誌』(築地書館)、『東京の生物史』(紀伊國屋書店)『海洋環境を考える』(恒星社厚生閣)などがある。

「2016年 『干潟生物観察図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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