「感情」の解剖図鑑 仕事もプライベートも充実させる、心の操り方

  • 誠文堂新光社 (2017年3月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784416516607

作品紹介・あらすじ

◆◆感情を制するものは、人生を制す!◆◆

「幸福」はトランス状態? 
「名誉心」は奴隷の証? 
過度の「期待」は、すればするほどいい?
「怒り」「不安」「緊張」などのネガティブな感情は、簡単に思いのままにコントロールできる?

感情というものは、私たちの思い通りにならないから厄介なのです。
反対に、多くの人は「感情に生活をコントロールされている」といっても過言ではありません。

緊張で本領を発揮できなかった。
怒りを抑えられず大切な人を傷つけてしまった。
名誉心が邪魔して正しい判断ができなかった……。
誰にでもそのような経験はあるでしょう。
いったい、この感情という厄介なものと、どう付き合っていけばいいのでしょうか?

感情はどのように成り立っているのか。
どう処理すればいいのか。
どう乗り越えていけばいいのか。

本書は、脳科学的な観点だけでなく、社会学、人類学的な観点から感情のあらゆる側面に迫ります。
ユニークな視点の図解をまじえて徹底解剖し、コーチング理論などのさまざまなメソッドを駆使して、
感情を自由自在にコントロールする方法を伝授します。

■目次
はじめに

Chapter1 ネガティブ感情
悲しみ/怒り/恐怖/不安/後悔/不満/緊張/嫌悪/恥/軽蔑/嫉妬/劣等感/恨み/あきらめ/無気力/空虚感/落胆/寂しさ

Chapter2 ポジティブ感情
喜び/楽しさ/幸福/安心/愛しさ/癒し/感謝/憧憬/好奇心/名誉心/期待/同情/感動/親近感/冷静/興奮/優越感/尊敬/勇気

コラム
感情が起こるメカニズム/情報を評価する脳の仕組み/日本のビジネスマンと感情

そのほかの感情
主な用語解説

感想・レビュー・書評

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  • なんとなく、読みにくい感じが。

    知っている、わかっていることを、改めて整理できた感じ。

  • 本としてまず読みにくい。

    縦書きと横書きが交互に出てくるうえ、フォントの大きさもページ毎に変わるので読むのに疲れる。イラストも多すぎて本文を邪魔している気がする。

    ネガティブな感情に対処する方法を知れたのはよかった。

  • 怒り、悲しみ、楽しい・・・といった人間が感じる感情がどのように起こっているのかを説明してくれる本。アドレナリン、セロトニンなどの分泌物や若干の専門用語もでてくるけど、比較的分かりやすかった。多分、あのなんとも言えないイラストも分かりやすくしてくれたのかも。

    最近、あーこんな風に考えたり、思ったりしちゃダメなのになー、直さないとなーなんて思ってたところだったから、すごく助けになった。感情がなくなれば、それは冷たい人間だけど、でも感情に振り回されないそんな人を目指したいな。

  • いろんな感情のことが詳細に書かれていておもしろかった!

  • ネガティブ感情
    ポジティブ感情

    それぞれを脳のはたらきと共に詳しく書いた本

    本書を読んで思ったのが、感じる必要のない感情の多さ、勘違いの感情の多さだ。

    特にネガティブ感情においては不必要とされているものが多く(当然といえば当然だが)、それを理論的に説明してくれているのが面白かった。

    本書に書かれていた、好きな文を一部転記。

    【以下ネタバレ】








    ___

    感情は、予期から外れることで生まれます。

    予期から大きく外れた怒りや悲しみ、予期から大きく外れた喜びを、高度に文明化し、統率の行き届いた今の日本で見出すのは難しいのかもしれません。

    だからこそ、嬉しいことを嬉しい、悲しいことを悲しいと感じる感性を大切にしてください。
    日々の身の回りの出来事にもっと目を向け、そして自己の内奥に立つ小さなさざなみに耳を澄まし、湧き上がる感情を楽しんでほしいと思います。

  • 恥ずかしいと思わないようにする
    ストレス社会は幻想
    憧れの人のようになりたいとは思ってはいけない
    好奇心を保ち続ける
    現状の外にゴールを設定
    止観

  • 感情が解剖されると分かるだけで、切り離して考えられる。
    その事実がとても有難い一冊。
    また、いずれ手に取る時が来ると思う

  • 人のポジティブな感情、ネガティブな感情を「解剖」する。どんな感情のときに体(脳)の中でどんなことが起きているか、そして体がどんな反応を起こすか、その時の対処法、そうならないための予防などについても分かりやすく書かれている。自分の感情の傾向を知り、平和な心を保つためにとても役立つ書。

  • 感情表現を豊かにしたいと思って読んだ。
    しかし内容としては、感情をコントロールしたりする内容で、どちらかといえば、求めていたものとは逆だった。
    絵のせいか、紙の質のせいか、2017年の本にしてはずいぶん古く見える。


  • ミニコメント
    感情を自由自在にコントロールできる手段が身につくかもしれません、ユニークな図解もポイントです。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/601441

  • 自分の読みたいものとは違ったかも。

    怒りとか悲しみとか、色んな感情についてそれがどんな時に起こるか説明されてる。
    言葉を知らない人用の辞書みたいな印象。

    実際にその感情を制御するにはどうすればいいか、またその感情があることでどんな利点や変化があるかにはあまり言及されていない。
    あとイラストもあまり好みじゃなかった。

  • *
    感情の解剖図鑑

    感情が起こる仕組みとコントロール方法について書かれてます。
    第一章がネガティブ、第二章がポジティブ。

    特に印象に残った箇所

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB23349998

  • 縦書きと横書きが順番にやってくるのでやや読みにくいです。
    ネガティブ編・ポジティブ編に分かれ、様々な感情の紹介と、その感情への対応を紹介しています。


    以下、抜粋。

    ・癒し
    体を癒すには、運動、食事、睡眠。
    「ストレス社会」という幻想を認識する。必要以上に「自分たちは疲れている」「自分たちはストレスを抱えている」と思い込むのはやめる。

    ・好奇心
    好奇心を失うことは、生きるのをやめること。

    ・期待
    期待通りにいかなくても、「ラッキー」と考える。

    ・優越感
    絶対的な価値基準などない。
    他人との比較には意味がない。


    以下、まとめ。

    ・現状の外にゴール(夢、目標)を設定する。
    現状とは、現在の状況の延長線上にあるもの、現状を変えなければ起こり得るもの。その外側にゴールを設定し、ゴールが達成された様子をできるだけリアルにイメージする。
    ゴールは人とは異なるため、他人との比較は無意味。
    「自分には、それを達成できる能力がある」と自分を評価する。もし仮にゴールを達成できなかったとしても、ゴールが正しくなかったと考え、ゴール自体を変えればいい。
    楽しいと思えることこそが、正しいゴール。
    ゴールを複数設定する。

    ・「自分らしくない」と考える。
    自分の行動に対する、自分自身の評価の仕方を変える。

  • 感情脳科学本
    陰も陽にも騙されるな、楽しめと。
    イラストは好みでなかったが、読み終わると意外にしっくり^_^

  • 2019/10/07

  • 感情にはネガティブとポジティブがある。どちらも、止むに止まれぬ思いから生じるのだが、どちらも冷静に対処すべきだと書かれている。感情に振り回されないためには、感情を娯楽にすべきだと指南してくれている。うーん、感情を娯楽にする。僕にはとても無理だと思ってしまうのだが、簡単に出来ると念押しまでして進めている。まあ、明日からそうするように努めよう。

  • 人間感情について、その性格や付き合い方などを解説。いい感情、不要な感情など簡潔に解説している。

  • 感情ごとにまとめられているのがわかりやすく面白い。

    縦書きのページと横書きのページが混在するが、通常の縦書き書籍と同様に右から開くので、横書きか若干読みづらい。ただ物語ではないから、さほど問題でない。

    色んな感情が起こった時、まずそれを自分で冷静に見つめることが、感情とのうまい付き合い方なのかなと思った。

    怒りとの付き合い方で、とことん復讐方法を頭で考えて、実行はしない、というくだりがあった。自分で思いつかない方法だったので、印象に残った。

  • 悲しみ、恐怖、楽しさ、愛おしさなど、感情の説明が個別にされており、それぞれ対処法やなぜ起こるのかのメカニズムなどが書かれていたりして、かなり楽しめた。図書館でパラ読みしたら気に入って借りてしまった本。

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著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。カーネギーメロン大学博士(Ph.D)、同CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C5I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、一般社団法人日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO兼基礎研究所長。

マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学(CMU)大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究。機械翻訳研究所では1985年から86年にかけて、世界初の不特定話者連続音声認識による音声通訳システムの開発に成功。89年には三層ニューラルネットに二つの文脈層を加えた予測型Sigmoid関数バックプロパーゲーションネットワークにより最初期の生成AIの開発に成功。90年、MONA-LISA論文でこれと独立する記号型AIの協調によるAIの幻覚問題解決を世界で最初に提案。93年、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。

また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「PIE」「PX2」「TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。

「2025年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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