古き良きアンティーク文房具の世界: 明治・大正・昭和の文具デザインとその魅力

著者 :
  • 誠文堂新光社
4.08
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本棚登録 : 129
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416516867

作品紹介・あらすじ

様々なデザインのエッセンスが詰まった明治~昭和の文房具。
時とともに移り変わる文房具の姿には、時代背景やものづくりの思想が色濃く反映されています。
すでに役割を終え、現代では目にすることのなくなった貴重な製品、遊び心あふれるユニークな道具、懐かしの昭和レトロな学童用品…。
古文房具をこよなく愛する著者が厳選したコレクションアイテムを豊富なビジュアルとともにご紹介します。

・定番の文房具
 鉛筆、消しゴム、筆箱、ペン先・ペン軸、のり、画鋲、クリップ ほか
・学童用品
 ノート、クレヨン、絵の具、キャップ、コンパス、組み合わせ文具 ほか
・事務用品
 ホッチキス・ステープラー、パンチ、鉛筆削り、机上用品 ほか
・紙もの
 便箋、グラフ用紙、名刺、ラベル ほか
・昔の広告・カタログ資料
・古文房具に出会えるお店

感想・レビュー・書評

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  • 明治から昭和まで、各種文房具の変遷を豊富な写真でたどる。万年筆、ノート、パンチ、糊などなど。
    現代では当たり前の機能が実は改良に改良を重ねた末の結晶だったり、逆に当時からそんな発想や技術がと驚くものもあったり。例えば昔のホチキスはでかくてごつくて、ここから現代の姿に小型化していくのが信じられないくらい。なのに一方で、大正7年にはすでに針なしホチキスが新案登録されている。
    まだ戦争を知らない明治から大正の文具たちはインテリアと言ってもいいくらいの風格と優美さを誇っていて、溜息が出てしまう。
    片や戦争色の強い文具はその異質さが際立つ。物資不足で画鋲にレコード盤が再利用されているあたり重苦しい時代の空気が伝わってくるし、砲弾の形をした消しゴムなどは、「モノ」として魅力を感じつつもやはり何か禁忌を目の当たりにしている心持ちがした。
    この本で初めて知ったのが、紙製石盤。明治時代にノートとして使われた黒板のようなものだそう。表紙が豪奢。
    掲載されている中で一番美しいと思ったのは、P70の、明治から大正初期と想定される組み合わせ文具。(入学時に買う文房具セットのようなもの)
    鏡の描かれた箱の蓋から、中将らしき人物画が添えられたノート、月桂冠のあしらわれた墨、ダークブラウンの軸の色合いが美しい鉛筆……一目見て心奪われる佇まい。これは是非写真を見て欲しい!
    他に当時の文具広告やその原版なども載っているので、文具好きにはおすすめの一冊。
    (カズハ)

  • 知識書ばかり読んでいたので息抜きに写真を眺めた。
    日本に限らずレトロなデザインのパッケージや広告がたくさん掲載されていて、時間を忘れて見入った。最近はメカニックなデザインの商品が多いので木の質感が手に伝わってくるような鉛筆やケースが恋しくなる。子供の頃に使った文具の手触りは今でも覚えているし、その感触はとても心地よいものだった。
    これを機に輸入品の文房具なんかを集めてみる。手始めはナッシュビルの鉛筆セットだ。

  • 高校時代から鉛筆を愛用しとります。シャーペンの方が手間暇かからないから便利ではあるけどね。あの鉛筆の特有の滑らかさ・硬さ。Hか2Hぐらいが好き。

  • 文房具っていい。

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プロフィール

たいみち:古文房具コレクター。明治?昭和の廃盤・輸入製品を中心に、鉛筆、消しゴム、ホッチキス、画鋲、クレヨン等、あらゆる種類の文房具を蒐集。展示、イベントでコレクションを公開する他、テレビ・ラジオ等、各種メディア出演を通して古文房具の魅力を伝えている。

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