- 誠文堂新光社 (2016年3月10日発売)
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感想 : 6件
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784416516966
作品紹介・あらすじ
平成27年に没後25年を迎えた作家・池波正太郎。
彼は、東京の下町(浅草)に生まれ、そこで体験した幼少期以来の記憶や、その後、江戸の古地図(切絵図)などを持って東京の町を散策した中から、その独自の時代小説の世界を生み出していった。
本書では、そんな池波時代小説の世界を、彼がこだわった江戸切絵図と、その対照現代地図(合わせて計36図以上)なども駆使して、今昔にわたってビジュアルに解説し、これまでにない読み解き方、エピソードなどを、より興味深く紹介していく。
■目次
第1章 池波正太郎にとっての新宿
第2章 描かなかった赤坂、描いた四谷
第3章 池波正太郎が歩いた麻布―六本木から広尾界隈
第4章 池波時代小説のディープエリア―三田・白金・五反田
第5章 川と田園の渋谷・原宿―池波正太郎が見た、その“原風景”
第6章 江戸が残る町、外神田・湯島
第7章 鶯谷から根岸界隈―池波正太郎にとっての定番の舞台
第8章 “裏社会”と青春が渦巻く本所・両国
第9章 川の風光と伝説の浅草橋場界隈
第10章 元浅草・稲荷町界隈―新寺町通りの今昔
感想・レビュー・書評
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職場近くの内藤新宿や四谷が載っていることもあって『江戸切絵図 鬼平犯科帳 雲霧仁左衛門』に続いて購入してしまった。こちらは鬼平に加えて剣客商売、仕掛人ほかなので、この2冊で池波正太郎作品ゆかりの江戸地図をかなり網羅でき、散策の楽しみが増します。作品の副読本としても読みながら、ドラマを観ながら、川の逃亡ルートや盗人宿の在処など想像できて面白みがましてきます。
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2020.9.19読了 図書館
地図を読むのは苦手だけど、地図を見るのは大好き。特に古地図と現代地図を比較しながらは最高。
その上、池波正太郎さんの小説の舞台を歩くなんて。
地図だけで無く、実際に現地に行きたい。 -
地図が好きで、持ち歩いていたものです。
(今は、スマホとiPad でOK^^)
第1章~10章までの町並みは、どれも馴染み深く歩きまわる時の定番エリアでした。
先日の隅田川花火大会でも、9章の「浅草橋場」界隈を歩いてきたばかりでした。
レンガ造りの古い蔵を見つけたり、白髭橋からの隅田川の眺めは左側にスカイツリーが入った図が撮れました。
江戸地図には知らない処も多く、興味はつきません。 -
久し振りの市立図書館所蔵資料~新宿・赤坂・四谷・麻布・三田・白金・五反田・渋谷・原宿・外神田・湯島~小説群を読んで,出て来た場所を検証しようって本・ま,それだけ馴染みがあって狭い領域だって事だ。早稲田とか高田馬場だとか,護国寺だとか鬼子母神だとかは出てこなかっただろうか
?逢坂剛???佐伯泰英???? -
物語の中を地図が現代と江戸時代を行き来する
著者プロフィール
壬生篤の作品
