年代で見る 日本の地質と地形 日本列島5億年の生い立ちや特徴がわかる
- 誠文堂新光社 (2017年1月10日発売)
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感想 : 10件
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784416517031
作品紹介・あらすじ
日本列島は、大陸の縁辺部で、いくつかのプレートがぶつかる境界にあるため、世界でも有数の地形・地質が見られる場所と言われています。
本書は、その多様な地形・地質の成り立ちを日本列島の5億年にわたる生い立ちに沿って、地質年代順に解説しています。
そのため、地球スケールの活動も意識しながら、楽しめる内容となっています。
フィールドで撮影した景観や特徴的な地形、地質の露頭写真を多く掲載するとともに、年代を特定できる化石や岩石標本などの写真を多く盛り込んでいるため、ビジュアル的にも満足できる内容です。
日本では、ここ数年、大きな地震や火山の噴火などがあり、地学を学ぶことが重要視されています。
本書を通して、多くの人が日本の地形や地質に興味を持ち、楽しんでもらえたらと考えています。
■目次
序章 年代スケールと日本列島の地質の特徴
1 ジオの時間スケール
2 日本列島の地質と地形の多様性
3 プレート収束域としての日本列島と火山・地震
4 付加体―海から生まれた日本列島
5 日本海の拡大と伊豆弧の衝突
6 ジオパーク
第1章 日本列島の成り立ち―大陸の縁辺部であった頃
1 大陸の断片(始生代~原生代)
2 日本列島の起源1(カンブリア紀~オルドビス紀)
3 日本列島の起源2(シルル紀~デボン紀)
4 日本列島の骨格形成1(石炭紀~ペルム紀)
5 日本列島の骨格形成2(三畳紀~ジュラ紀)
6 日本列島の骨格形成3(白亜紀)
7 日本列島の骨格形成4(古第三紀)
第2章 日本列島の成り立ち―日本海が拡大し列島となった頃
1 日本海の拡大(新第三紀~中期中新世)
2 日本海の拡大以降(新第三紀 中期中新世~鮮新世)
第3章 第四紀―活動的な日本列島の地質現象と地形の形成
1 第四紀の始まりと地磁気の逆転
2 火山列島:第四紀火山と火山災害
3 地震列島:活断層、地震災害
4 風化・侵食地形
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みんなの感想まとめ
多様な地形と地質の成り立ちを、5億年の歴史に沿って解説する本書は、日本列島のユニークな地質的背景を深く理解する手助けとなります。フィールドで撮影された美しい写真が豊富に掲載されており、視覚的にも楽しめ...
感想・レビュー・書評
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◯地学などの本を読んでいると、物自体を見てみたくなるが、この本は写真が多く、実物への憧憬が募る。
◯写真に軸があるため、初学者には??となるような難しい専門用語がたくさん出てくるが、ただ写真を眺めているだけでも自然の雄大さや長い地球の歴史に想いを馳せることができる。
◯教科書と一緒に副読本として持っていると良いのかもしれない。
◯是非本物を見に行きたくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
地質年代ごとに、その年代に生成された場所を紹介。国内43のジオパークからもれなく紹介。国天然記念物、地質百銭、県の石、などの指定の有無も紹介。
年代、おもしろそうなのをメモ
1.始生代~原生代(38憶年前~5億4千万年前)
2.カンブリア紀~オルドビス紀(5億4千万年前~4億4千万年前)
3.シルル紀~デボン紀(4億4千万年前~3億6千万年前)
・愛媛県西伊予市須崎海岸のデボン紀凝灰岩 4億年前
4.石炭紀~ペルム紀(3億6千万年前~2億5千万年前)
・秋吉台 3.1-2.6憶年前
5.三畳紀~ジュラ紀(2億5千万年前~1億4500万年前)
・秋田県男鹿半島のジュラ紀の地層と褶曲1.6億年前 海辺の半円形の縞のしゅう曲がすごい
6.白亜紀(1億4500万年前~6600万年前)
・長野県 寝覚の床の領家花崗岩6800万年前 花崗岩に発達する節理(割目)
・長瀞の三波川変成岩 8000-7000万年前
・三陸地域の白亜紀の地層:宮古層群1.2-1.1憶年前
・犬吠埼の前期白亜紀の地層 1.3-1.0憶年前
7.古第三紀(6600万年前~2300万年前)
・和歌山県すさみ町 フェニックスの褶曲 5000-2500万年前 砂岩泥岩互層中に発達
・浄土ヶ浜 5200万年前 流紋岩
8.新第三期 前期~中期中新世(2000万年前~1500万年前)日本海が拡大
・山陰海岸ジオパーク 鷹の巣島(インディアン島)のデイサイト質火山岩 1800-1700万年前 斜めになった柱状節理
・北海道様似町エンルム岬の「ひん岩」岩脈 1650万年前 板状節理
・仏が浦 1500万年前 海底火山で形成した流紋岩質凝灰岩礫岩
・袋田の滝 1500万年前 海底で噴出した角礫を含む火山角礫岩
・男鹿半島 女川層の褶曲(春先に現れる)1400-1200万年前
・大谷石 1400-1300万年前 グリーンタフ 多孔質流紋岩質軽石凝灰岩
・山口県萩市 須佐ホルンフェルス 1650万年前 砂岩泥岩互層
9.新第三期 中期中新世~鮮新世(1500万年前~258万年前)
・和歌山県橋杭岩 流紋岩岩脈 1500-1400万年前
・福井県東尋坊 安山岩 柱状節理 1300-1200万年前
・新潟県十日町市田代の七ツ釜 安山岩 柱状節理 700-500万年前
・秋田県八峰町椿海岸 安山岩 柱状節理 1000-300万年前
・三浦半島城ケ島 東端の安房崎の逆転層 500万年前
10.第四期 更新世 氷期-間氷期サイクルの始まり(258万8千年前~ )
・銚子市 屛風ヶ浦 ざくろ石火山灰層 250万年前
・兵庫県豊岡市 玄武洞 160万年前 玄武岩 柱状節理
・高千穂峡 12万年前 溶結凝灰岩 柱状節理
・佐賀県唐津市の七ツ釜 3.6-2.1万年前 玄武岩 柱状節理
・北海道 層雲峡 3万年前 溶結凝灰岩 柱状節理
・華厳の滝 2.3-1.4万年前
・伊豆半島大室山 城ケ崎海岸 4000年前 玄武岩溶岩 柱状節理
節理・・岩体に発達した規則性のある割れ目のうち、両側にずれの見られないものをいう。マグマ等が冷却固結する際や地殻変動の際に生じる。 なお、割れ目の両側にずれが見られる場合は断層になる。
2017.1.17発行 図書館 -
地層が見たくて仕方ない。
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写真が多くて楽しい
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オールカラーでノンビリ眺める地質学。読み込まず、めくるだけでも知識が深まった気がした。
著者プロフィール
高木秀雄の作品
