山登り語辞典: 登山にまつわる言葉をイラストと豆知識でヤッホーと読み解く
- 誠文堂新光社 (2017年3月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416517185
作品紹介・あらすじ
「お花摘み」や「キジ撃ち」はトイレに行くこと、
「トカゲ」は岩の上で寝そべって太陽を浴びつつ休憩すること。
ほかにも「赤テープ」や「シャリバテ」、「おらが富士」、
こんな興味深いことばが山にはたくさんあります。
そして植村直己や加藤文太郎、田部井淳子など、
登山の歴史をつくってきた人物や、
ピッケルやアイゼン、トラバースなど、
道具や技術のことばもいろいろ。
高い山を目指してステップアップするのも楽しいけれど、
急がずあせらず、たまにはより道もいいものです。
ことばを知って感じ方が変われば、風景がきっと変わります。
まだ登山をはじめて日の浅いあなたにも、
登山の楽しさがジワジワ効いてきているあなたにも、
もちろん初心者だけでなく経験者にも、
クスっと笑える鈴木みき流「山のことば」絵辞典をお届けします。
感想・レビュー・書評
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本屋で見つけて思わず購入、読了。
「山用語ってイマイチ分からないよなー」って思ってた矢先に「辞典」を見つけてしまったので…
頭からお尻まで、ずっと楽しく読めました( ̄∇ ̄)
ゆるーーーっとした空気感でリラックスして読みやすく、自然と知識も身に付いて行くので良書だと思います。
何気に作者の考察が鋭く、それが皮肉っぽく感じる(例えば、「ウルトラライト→おもに道具の機能重視の登山者や、自らの道具をカスタムするのな好きな男性の心をくすぐり人気となる」とか、「ピークス(雑誌)→ それまでの硬派な山岳雑誌とも初心者向けとも違う、フレッシュでアクティブで30〜40代登山者にはまる内容で人気だ」とか)ところとかも妙に面白くて、自分のことを言い当てられたみたいで笑えました(笑)
あと、九州のロングトレイルでは「国東半島峯道ロングトレイル」が有名とのこと。
次のチャレンジはコレだな…(´∀`)
以下、ざっと思ったことを羅列。
P21、2016年に山の日が休日に、そしてこの本をまさに山の日に読んでいる今笑
P46、ウルトラライト、「おもに道具の機能重視の登山者や、自らの道具をカスタムするのな好きな男性の心をくすぐり人気となる。」、作者の冷静な分析に思わず笑いが出る笑
P47、映画、何か分からんけど面白そうだから見てみるかな、ジムランニングするときとかに
P49、エベレスト、ネパールと中国の国境、8848m、スゲェ笑
P58、犬塚勉の絵画、まじで写真かと思って読み飛ばしそうになった、凄すぎ笑
P69、季語、何かいいなぁと、あとキジ撃ちを使いたい笑
P77、K2、世界第二位、世界で最も難しい山、パキスタン8611m、54年以降次に登頂されたのは23年後、どれだけ険しいか
P87、コミック、孤高の人、面白そうだ
P97、3000m級、いいなぁー、登ってみたい…
P104、シンプル、なんか良いよね、こういう生き方って
P114、ダイアモックス、高山病予防の薬なんてあったのか、初耳、でも下剤半端な的な雰囲気?笑
P129、とっていいのは写真だけ、残していいのは足跡だけ、確かに上手いこと言ったもんだ笑
P142、ピークス(雑誌)、それまでの硬派な山岳雑誌とも初心者向けとも違う、フレッシュでアクティブで30〜40代登山者にはまる内容で人気だ、確かにそうかも、作者の考察見事笑
P151、ブロッケン現象、ガスに落ちた自分の影の周りに虹のような光の輪がぐるりと一周する現象、初めて知った
P156、マロリー、なぜエベレストを登るのか?、「Because、it's there(そこにあるからだ)」、カッコよし笑
P170、国東半島峯道ロングトレイル、コレやな次にやってみたいのは…やる気になってきたぞ、コレは
P171、アメリカのロングトレイルもある…全て3000km以上で規模感が全く違う、いつか自分も…ふおおぉぉぉーーー(´∀`)
<内容(「BOOK」データベースより)>
「お花摘み」や「キジ撃ち」はトイレに行くこと、 「トカゲ」は岩の上で寝そべって太陽を浴びつつ休憩すること。 ほかにも「赤テープ」や「シャリバテ」、「おらが富士」、 こんな興味深いことばが山にはたくさんあります。 そして植村直己や加藤文太郎、田部井淳子など、 登山の歴史をつくってきた人物や、 ピッケルやアイゼン、トラバースなど、 道具や技術のことばもいろいろ。 高い山を目指してステップアップするのも楽しいけれど、 急がずあせらず、たまにはより道もいいものです。 ことばを知って感じ方が変われば、風景がきっと変わります。 まだ登山をはじめて日の浅いあなたにも、 登山の楽しさがジワジワ効いてきているあなたにも、 もちろん初心者だけでなく経験者にも、 クスっと笑える鈴木みき流「山のことば」絵辞典をお届けします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山用語から無理やり山つながりで入れたような用語もあったり、でもそれがまたクスッと笑えたり、作者独自の解釈にもなるほど!と思ったり。類語、関連語、対義語、用例などもある。かわいい絵と共に楽しめました。
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用品や登山周りについて
地名や人名など 広い範囲にわたった
楽しい辞典です
登山を題材にした小説やエッセイなども
紹介されていて
遭難の話は辛そうだけど
読んでみたいと思います -
山に関係する言葉の数々。
よくもこんなにあるものだと驚きました。
作者視点の解説が面白いし、山の先輩方への敬意を感じたのがよかったです。「あ」から読み進めて最後までいったときはなんだか達成感を感じました。 -
山に限らない言葉もあるけど、楽しんで読んだ。