子どもの敏感さに困ったら読む本: 児童精神科医が教えるHSCとの関わり方

著者 : 長沼睦雄
  • 誠文堂新光社 (2017年6月15日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416517888

作品紹介・あらすじ

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この本を読めば、敏感さ(HSP/HSC)がわかる!

□すぐにびっくりする
□いつもと違う臭いに気づく
□興奮したあとはなかなか寝つけない
□たくさんのことを質問する
□服がぬれたり、砂がついたりすると、着替えたがる
□うるさい場所を嫌がる

……もしも1つでも当てはまるのなら、その子は「敏感すぎる」子どもかもしれない。

「なんだかママが悲しそう」、「あの人は嘘を言っている」……。
感受性が鋭く、ほかの子が気づかないことを察して1人で気をもんでしまう「敏感すぎる」子どもたちがいる。

5人に1人といわれる敏感気質=HSP(Highly Sensitive Person)。

HSPの子ども版であるHSC(Highly Sensitive Child)は、小さなことを気にして傷ついてしまったり、
ほかの子どもが難なくやってのけることに抵抗を感じてできなかったり、友達ができなかったり、
ふだんはおどおどしているくせに、ふとしたときに大人がぎょっとするような鋭いことを言ったり。
大人や周囲の子どもたちから「ちょっと変わってる」と思われている、
あるいは、それを隠そうとして「いい子」を演じている子どももいる。

でもその敏感さは、その子が弱いのではなく、わがままなのでもなく、生まれ持った気質なのです。

HSPの子どもたちは、理解のない大人から「扱いにくい」「育てにくい」と煙たがれることも多い。
そしてそういった大人のマイナス感情は、まだ自我の弱い鋭敏な子どもたちの心の中にどんどん入り込み、
自分は面倒な子、ダメな子、と自らを否定し続け、やがて問題をかかえた「生きづらい大人」として成長してしまうのだ。
不安障害や愛着障害、解離性障害など精神疾患を併発してしまうこともある。

一方、HSCの豊かな感受性や直感力は、上手に伸ばせば芸術性の高い仕事やクリエイティブな仕事、
人の繊細な心を扱う仕事、根気のいる研究の仕事など、世の中に貢献する大きな才能につながるケースが多いのも事実。
HSPは生まれつきなのだから、神経質で、敏感すぎるのも生まれつき。
敏感さを克服させるのではなく、長所としてとらえ、ありのままの個性を伸び伸びと生かしてあげることが、じつは大切なのだ。

母親か父親、学校であれば1人の先生でも、HSPの子どもを理解してあげられれば、子どもは救われるのです。

本書は、HSP/HSCの臨床医としての豊富な経験をもつ著者が、
敏感な子どもたちのさまざまな特徴や傾向を解説し、敏感気質を才能として輝かせる方法を紹介していく。

本書の一部をWEBマガジン「よみもの.com」にて無料公開中!

子どもの敏感さに困ったら読む本: 児童精神科医が教えるHSCとの関わり方の感想・レビュー・書評

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  • 感覚過敏というものがかつて考えられていた以上に深刻であり、大変なダメージや生きにくさに繋がるのだということが明らかになるにつれ、感覚に関する情報も増え書籍も多く出版されるようになった。

    本書は"数少ないHSPの臨床医(著者紹介より)"である児童精神科医だそうで、「生まれつき敏感すぎる」子どもや大人の診断治療を行っているとのこと。

    わざわざHSP(HSC:HSPを持つ子どもの意!という"診断名(正式な医学的診断名なのかこれ?)"、というか概念を編み出したのはアメリカの心理学者だそうだけれども、これを独立した疾患のように扱わないといけない理由はいまひとつわからない。
    読んでいくと「発達障害(神経発達症)との鑑別」みたいな話がよく出てくる。ざっくり言えば「過敏すぎるけど発達障害じゃない子どもや大人がいる」ということのよう(発達障害とHSPの"重複"についても触れられてるけど、本文中に「自閉スペクトラム症から来る敏感さとHSPから来る敏感さが合わさって」みたいら表現が出てくるのがよくわからない。どうやって区別すんのかな?)。

    最初の方はオーソドックスな精神医学の枠組みから大きく外れることはあまりなく、HSPとは/発達障害とほなんぞや、ふたつの状態はどう違うのか、といったことが書かれている。
    ところが途中から「精神世界」「超感覚」「霊感」「胎内記憶」みたいなタームが頻出するようになり、出てくる事例も「他者の感情を取り込んでしまう」「人の過去世が見える」「地震予知ができる」なんて記述ががががか

    感想で「精神医学の奥深さ」的なことをお書きの方がおられるけどこれ、全然精神医学じゃないです。オカルトの世界です。

    著者の先生はこれらの"超感覚"的なものをサヴァンや共感覚と同種のものだとお書きだけれども、それはいくらなんでも飛躍しすぎなのではないか。
    また「これは科学的ではないが、科学で解明されていないものはたくさんある」ともお書きで、医学の話からは逸脱していることにも自覚的ではおられるようだ。

    他にも愛着障害や親子カウンセリングについてなど、突っ込みたくなるところは満載なのだが頑張って読みましたよ。

    〈結論〉精神医学の範疇に入る内容に関しては比較的オーソドックスな記述になっています(なので☆2)。
    が、精神医学や発達障害児者の感覚過敏についてであれば網羅的かつ現実的、臨床的により役立つ書籍はいくらでもあると思います。「私は人よりすごく感性が鋭いし霊感もあるし予知もできるし、人の感情が読めてしまう。共感性がありすぎるくらいあるのに感覚過敏だからと自閉スペクトラム症と言われた()」といった状況でASDを否定したい方は読むといいと思います。きっと勇気づけてくれるでしょう。

  • HSP・HSCについてNHKで取り上げられており、興味を抱いて本書をとった。科学的な説明でない部分もあるが、精神医学の難しさによるものだと感じた。子どもや学生、または他者の理解において、一読しておくと良いと感じた。

  • HSP、HSCともに初めて知りました。
    つい先ほど読んだ発達障害についての本とは全然違う。あたたかい。こんなことってあるんやなあ。

  • HSC Highly Sensitive Child

    HSP Highly Sensitive Person
    HSS High Sensation Seeking

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