しかけに感動する「東京名庭園」 庭園デザイナーが案内

  • 誠文堂新光社 (2019年10月3日発売)
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本 ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784416519653

作品紹介・あらすじ

2018年3月刊行の「しかけに感動する『京都名庭園』」は、庭園デザイナー・烏賀陽百合が京都の名庭園の歴史、エピソードなどを豊富な写真とともに紹介し、好評を得ました。

庭園で名高い街といえば、まず京都。しかし、東京にも数多くの名庭があります。
本書では有名庭園から一般にはあまり知られていない名庭まで、17箇所の東京庭園を「しかけに感動する『京都名庭園』」の烏賀陽百合氏が紹介。
東京を訪れる人達にとって興味深い、「庭」をテーマにした東京のガイドブックであるとともに、東京在住の人達が新たな東京の魅力を発見できます。

東京庭園は、私達をどこかへ「誘う庭」だ。憧れの場所や、和歌、俳句に詠まれた世界など、想像の世界に運んでくれる。そして時を超えて、江戸、明治、大正、昭和、平成の時代に生きた人々の想いや美意識を伝えてくれる。(「はじめに」より)

■目次
はじめに

小石川後楽園
浜離宮恩賜庭園
カナダ大使館
ホテル椿山荘東京
ホテルニューオータニ
六義園
朝倉彫塑館
旧古河庭園
浅草寺伝法院
旧芝離宮恩賜庭園
草月会館
山本亭
八芳園
清澄庭園
五島美術館
国際文化会館
子規庵

東京名庭園 花図鑑
東京名庭園 石&石造物図鑑
東京名庭園 灯籠図鑑

おわりに
東京名庭園マップ

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感想・レビュー・書評

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  • 近所の図書館で出会い、立ち読み。 京都ではなく、近場である都内の名庭園を改めて知る。国際文化会館、五島美術館、椿山荘、ニューオータニはやっぱり観に行きたいが、カナダ大使館にある、ビル内の中庭的な其れが選定されていたのは発見であった。

  • 都立庭園に興味が出始めたので、他にも東京の庭園がないか探してみたところ、この本に出合いました。

    今まで行った庭園は、風景とか歩いた様子とか思い出しながら読めて、また行きたくなりました。通り過ぎてしまった岩や灯篭にこんな歴史があったのねとか、気付かなかった場所も本をチェックしながら見てみたいなとか。

    行ったことない庭園も、絶対行ってみたいです!ホテルニューオータニとか泊まって大木の化石を見てみたいし、浅草寺伝法院は普段非公開なので、公開時には行ってみたいです。調べたら、どうやら特別拝観時期のみ見学可で、例年 3月中旬~5月上旬らしいので、ナイスタイミングかもしれません。

    四季折々の草花が、その都度楽しませてくれる庭園散歩が、最近のお気に入りです。この本を見て、ますます行きたくなりました。

  • 行ったこと無いとこ
    カナダ大使館、浅草寺伝法院、草月会館、子規庵

  • 面白かった。
    年齢とともに年月を経たものの良さが
    わかるようになった。

    この本では都内の名庭園17ヵ所が
    紹介されている。
    行ったことがなかったのは、
    カナダ大使館、浅草寺伝法院、草月会館、
    八芳園、五島美術館、国際文化会館、子規庵

    行ったことがあっても、
    この本で得た歴史的背景、見どころなどを
    持って是非再訪したい。
    特に小石川後楽園、六義園

    後楽園の名付けな感動した。
    「士はまさに、天下の憂いに先んじて憂い、
    天下の楽しみに後れて楽しむ」
    我先に、時代を先取るべく
    生きる現代人にあって
    考えさせてくれる深い言葉だ。
    自らにも備えたい心持ちだ。

    大名庭園、よくぞここまで守ってくれた!
    と思わずにはいられない。
    浜離宮、六義園、小石川後楽園
    その価値を見出し、買い取り保存した財閥の力、
    文学者や芸術家が愛した庭園、

    日本の四季の美しさを改めて感じさせてくれる。
    写真にも誘われ、この本片手に
    秋の紅葉を眺めに行きたい。

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著者プロフィール

■烏賀陽 百合(ウガヤ ユリ)
京都市生まれ。庭園デザイナー、庭園コーディネーター。
同志社大学文学部日本文化史卒業。兵庫県立淡路景観園芸学校、園芸本課程卒業。
カナダ・ナイアガラ園芸学校で園芸、デザインを3 年間勉強。またイギリスの王立キューガーデンでインターンを経験。
これまで27 ケ国を旅し、世界の庭園を見て回る。
2017年3月にニューヨークのグランドセントラル駅の構内に石庭を造り、日本庭園のある空間をプロデュースした。
東京、大阪、広島など全国で庭園講座を行う。
またNHK文化センターや毎日新聞旅行などさまざまな庭園ツアーを開催。テレビの京都紀行番組などで庭園を紹介。
著書に『しかけに感動する「京都名庭園」』『しかけにときめく「京都名庭園」』(誠文堂新光社)、『一度は行ってみたい 京都絶景庭園』(光文社)、『ここが見どころ 京都の名園』(淡交社)がある。

「2019年 『しかけに感動する「東京名庭園」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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