マンガでわかる「西洋絵画」の見かた 聖書編 旧約聖書から新約聖書までストーリー・登場人物がよくわかる
- 誠文堂新光社 (2020年5月15日発売)
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感想 : 11件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784416520406
作品紹介・あらすじ
総発行部数60億部ともいわれる、人類最大のベストセラー、聖書。
キリスト教の知識は、ヨーロッパを理解するのにかかせないものとわかっていても、急に読み始めるのはハードルが高い……。
そんなときには、昔の人々のまねをして絵画から始めてみましょう。
識字率が低く、本も高価だった時代、人々は絵画を通して、イエスの教えを学び、体感しました。
西洋絵画において一大ジャンルだったキリスト教絵画を知れば西洋絵画の歴史や人々の思いもわかり、絵画や聖書が身近なものになってきます。
私たち日本人が西洋美術を鑑賞するとき、その大きな壁となるのが「宗教上の約束事」。
こういった、キリスト教の主題やモチーフに関する背景を知ることで、鑑賞はさらに味わい深く、そしてこういった考え方に影響を受けた現代のさまざまな作品の理解も深まります。
本書では、画中で描かれる聖書の主要な主題からサブストーリーまでを、イラストやマンガを交えて、コンパクトかつやさしく、掘り下げていきます。
例えば絵画の中のイエスが、いったい何をしているシーンなのか、その作品が何を語りたいのかなどをイラストとわかりやすい文章で解説していきます。
キリスト教絵画の歴史をたどることは、絵画や芸術について知識を深めるだけでなく歴史を知り、社会を理解することにもつながります。
本書は西洋絵画の魅力や絵画鑑賞の醍醐味をよりわかりやすく伝えられる内容であると同時に、キリスト教の知識も同時に学べる一冊です。
■目次
キリスト教絵画って何?
第1章 キリスト教絵画の変化とその時代
第2章 画家とキリスト教
第3章 旧約聖書の世界
第4章 新約聖書の世界1 イエスの物語
第5章 新約聖書の世界2 聖人の物語と黙示録、文学
第6章 新約聖書の世界3 聖像とテーマ
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みんなの感想まとめ
絵画を通じて聖書の物語を理解するという新しい視点が魅力の一冊です。西洋絵画の多くがキリスト教に根ざしているため、宗教的な背景を知ることで鑑賞がより深まります。親しみやすいキャラクターによる解説や、挿絵...
感想・レビュー・書評
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ブックリストから知る。
中野京子さんの著書の影響で、今度は他の著者による聖書の物語について知りたくなった。
情報量があり、図書館のニ週間の貸出では時間が足りなかった。
西洋絵画の解説から聖書を知る、という方法が私には分かりやすく、興味深く読めて楽しい。
「私たち日本人が西洋美術を鑑賞する時に大きな障壁となるのが宗教上の約束事。西洋美術のかなりの部分をキリスト教絵画が占めているから」…だそうだ("おわりに"より引用)。
親しみやすいキャラクターによる案内。漫画というより、挿絵といった感じ。
時系列になっているのも良い。
聖書ストーリーのざっくりとした図、地図や人物相関図、そして絵画から吹き出しの台詞があるのが特に良い。
「助けてぇ〜」「何やっとんじゃ、ごらぁ!!」「はぁ、しんど…」「おい、あんたすげえな。弟子にしてくれよ」など。w
宗教絵画にこんなふざけた言葉を添えてしまっていいのだろうか?と心配にもなるが、無知な私にはこれくらいの方が理解しやすい。絵が言わんとすることがよく分かる。
一つ一つの絵に意味があることが勉強になった。
購入検討中。自分の本であれば、マーキングしたい。
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たくさんの絵画と解説が載っていて楽しめる。
聖書って物語として壮大で神秘的で面白い。
殉教者が多いのでその悲惨な場面を描いた作品も数多く、圧倒される。
美術館に行く前にある程度予備知識がれば「有名な絵」というだけでなく聖書のどの場面を描いているのか、モチーフは何を表すのかが分かって理解が深まると思う。
数年前にバチカンでミケランジェロのピエタやラオコーン、アテネの学堂など傑作を見たけど当時は聖書や西洋絵画にそこまで興味もなく、非常にもったいないことをした。
カラヴァッジョの作品は写真とはいえ、息を呑んだ。いつか実物を観たい。 -
新約と旧約、今まで西洋美術を触れたら、背景と具体的なストーリーが分からずなんとなく見ていたが、おかげでわかりやすく理解ができた。
類似な書籍も読んだが、本籍が時系列で一番まとめてきたと思う -
欧米の美術館に行く前に押さえておきたいキリスト教のエピソードやキャラクターについて、有名な絵画をもとに学べます。
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723/マ/
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類書をいくつか読んできた。復習のつもりで借りる。
後ろの方の殉教聖人の絵を見て思う。発注した貴族や教会や富裕層には、敬虔な宗教心があったのだろうか? 切り取られた自分の乳房をお盆にのせる聖女アガタなど、猟奇趣味に思える。この辺りの心理的背景は鹿島茂『SとM』で分析されていた。 -
挿絵程度に漫画要素があるだけで漫画ではなかった。ざっと宗教と絵画の説明がしてある本。
著者プロフィール
まつおかたかこの作品
