アヤクーチョ刺繍 極彩色で描くペルーの毛糸刺繍

  • 誠文堂新光社 (2021年10月12日発売)
5.00
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 26
感想 : 3
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (96ページ) / ISBN・EAN: 9784416521021

作品紹介・あらすじ

ペルー南部のアヤクーチョに伝わる色鮮やかな毛糸刺繍。
立体感ある刺繍の図案と作品レシピを紹介します。
初心者でも楽しめる世界初の技法書です。

ペルー南部に位置する「アヤクーチョ」は、アンデスの山々に囲まれた標高2731メートルに位置する都市で、様々な民芸品を作る村が美しい緑の谷間に点在しています。
多様な民芸品に出合えることから「民芸品の首都」と称されていますが、中でも、鮮やかな色合いの毛糸で作られるアヤクーチョ刺繍の美しさは有名です。

アヤクーチョ刺繍は、17世紀のスペインの植民地時代前からあった織物の伝統が西洋の技術と出合って生まれたと言われています。
植民地時代に、多くのアンデスの伝統的な手工芸が禁止される中、刺繍は禁止されることなく、母親から娘へと伝えられてきました。
そのモチーフは、アヤクーチョに育つ草木、花、鳥などの自然とアンデス文化の影響を受けて生み出されてきました。

本書では、アヤクーチョ刺繍によく使われる特有のステッチやモチーフの刺し方を丁寧に解説。
一般的な植物モチーフの図案集のほか、図案を取り入れたポーチやクッションなど、日常で使える布小物の作品も提案しています。
刺繍が初めての人から、すでに刺繍に親しんでる人まで、幅広い人が楽しめる図案とレシピを掲載。
アヤクーチョ刺繍の技法書としては、日本国内はもちろん、世界でも初めての内容となる刺繍本になります。

アヤクーチョでは、ペルー製のアクリル糸やアルパカ、ウール糸などが使われていますが、材料には、日本で購入しやすい手芸用の毛糸や布を使用しています。
刺繍糸よりも、太い糸を使うので、一般的な刺繍にくらべると、制作時間をそれほどかけずに作品を完成できるのも魅力です。

南米ならではの鮮やかな色使いや存在感のあるモチーフは、針を持つ多くの人を笑顔にしてくれるでしょう。

■目次
民芸品の宝庫 アヤクーチョ

Técnicas Básicas 基本的なテクニック
材料と道具

基本のモチーフ
丸/4弁花/葉っぱ/飾り(アウトラインステッチ/フレンチノットステッチ/バリオンステッチ)/8弁花/刺し始め、刺し終わり

基本のステッチ
プント・パレスティーノ/プント・クレスポ(タテ)/プント・クレスポ(ヨコ)

Muestrario 作品
アヤクーチョ刺繍 花の図案集
花の図案1~3/小さな植物図案1~2

アヤクーチョ刺繍の作品づくり
鳥のマスコット/フェルトのニードルブック/テープで作るブックマーカー/テープで作るベルト/クッション/花模様のポーチ/花モチーフのアイディア/おでかけポシェット

作品の作り方
図案 アヤクーチョ刺繍の作品づくり
図案 花の図案集

*****************************

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 講座詳細 刺繍 【オンライン】山森サキのアヤクーチョ刺繍 山森 サキ | ヴォーグ学園(受付終了講座)
    https://www.voguegakuen.com/course.php?prc=detail&f_school_id=5&sid=15633&cmd=search

    アヤクーチョ刺繍 山森 サキ(著/文) - 誠文堂新光社 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784416521021

  • 表紙に一目惚れ。
    ペルー独特のステッチは丁寧に説明があり、材料も手に入りやすいものが使われています。
    ほぼ同じ図案なのに、色とステッチを変えると無限に楽しめる楽しい一冊です。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

■山森 サキ(ヤマモリ サキ)
お茶の水女子大学大学院(女性文化研究所)修了。
23年間中南米に住み、先住民の女性達からその国々の伝統的な織物や刺繍の技術を学ぶ。
ペルーでアヤクーチョ刺繍と出会い、Lic. Ana María Romero Carranza 先生に師事し、リマの民芸品販売会に出品。
他分野の手芸作家とARtEy TEXTILESを結成し、活動を展開。
2018年に帰国した後は、カルチャースクールや自宅で教室を開催し、デパートなどでのイベントで実演会を実施している。

「2021年 『アヤクーチョ刺繍』 で使われていた紹介文から引用しています。」

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×