名作椅子の解体新書 見えない部分にこそ技術がある。名作たる理由が、分解する、剥がす、組み立てる、張り替えることで見えてくる!

  • 誠文堂新光社 (2020年12月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784416521045

作品紹介・あらすじ

ザ・チェアなど名作椅子と呼ばれている椅子や、フィン・ユールなどの著名デザイナーがデザインした椅子について、解体(分解)、組立、座の張り替えなどの工程を写真入りで詳細に紹介します(*椅子によって、解体のみ、解体・組立、布(革)張りの剥がし等々のパターンあり)。

これらを紹介しながら、各椅子の特徴、構造、デザイナーの思いなど探っていきます。
1)どのような技術が駆使されているか:接合方法、強度の持たせ方、デザインを生かすための工夫、外見からはわからない隠れた部分での工夫 など
2)長所、短所
3)素材:使用木材の種類、座編み用のペーパーコード、張地の中身(綿、布、馬毛、ウレタンなど) など
4)デザイナーがどのような考え方で、その椅子を手掛けたのか
5)掲載椅子(18脚)
・スーパーレッジェーラ〔ジオ・ポンティ〕
・ザ・チェア(JH501)〔ハンス J. ウェグナー〕
・Yチェア(CH24)〔ハンス J. ウェグナー〕
・ベアチェア〔ハンス J. ウェグナー〕
・JH504〔ハンス J. ウェグナー〕
・CH23〔ハンス J. ウェグナー〕
・エッグチェア〔アルネ・ヤコブセン〕
・セブンチェア〔アルネ・ヤコブセン〕
・イージーチェアNo.45〔フィン・ユール〕
・アームチェアNo.46〔フィン・ユール〕
・アームチェアNo.48〔フィン・ユール〕
・J.L.モラー No.77〔ニールス・オット・モラー〕
・エヴァ〔ブルーノ・マットソン〕
・FD130〔ピーター・ヴィット&オルラ・モルゴー・ニールセン〕
・シエスタ〔イングマール・レリング〕
・サファリチェア〔コーア・クリント〕
・MKチェア〔モーエンス・コッホ〕
・ペーパーコード編み折り畳み椅子JAPAN

■目次
●ザ・チェア(JH501)を解体する
●Yチェアを解体する、組み立てる、座を張り替える
●ベアチェア(AP19)の布張りを剥がす
●JH504を解体・修復する
●CH23を解体・修復する
●フィン・ユールNo.45をフレーム状態にする
●フィン・ユールNo.46の革張りを剥がす
●フィン・ユールNo.48を解体・修復する
●エッグチェアの革張りを剥がす
●スーパーレッジェーラを解体する
●エヴァを解体・修復する
●前脚が折れたJ.L. モラー No.77を解体・修復する
●FD130を分解・組立する
●サファリチェアを分解する、組み立てる
●シエスタを分解する、組み立てる
●MKチェアを分解する、組み立てる
●ペーパーコード編み「折り畳み椅子」を解体・修復する
●セブンチェアを解体・修復する

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みんなの感想まとめ

椅子の解体と再生を通じて、そのデザインや構造の奥深さを探ることができる一冊です。名作椅子の分解過程や修理方法を詳細に写真で紹介し、家具の魅力を再発見させてくれます。特に、ハンス・ウェグナーのザ・チェア...

感想・レビュー・書評

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  • 名作椅子が文字通り解体されてる…!
    開いた瞬間はその驚きしかなかった。修理に伴う解体、元々持ち運ぶための椅子の分解からそれぞれの部材や接合部、座面や背面の構造、加工、修理方法まで、椅子の構造が好きであれば楽しい以外は無い1冊である。
    解体されることで改めてそのデザイン性や実用性を感じ、よりその椅子を好きになることができる。何度見てもフィン・ユールのNo.45は美しい。

  • 家具木工界隈で話題になっていたので図書館で借りて読む.

    写真がすばらしいのはいうまでもなく,家具リストア職人(プロ)による分解・解体時の観察眼がさすがだなと思った.

    読んでいてへーと思ったのは,
    ・ハンス・ウェグナーの銘品であるザ・チェアやYチェアは
    中国の明朝に作られた椅子からデザインインスピレーションをえてデザインされた.なるほどアームの曲線など言われてみるとそうだ
    ・Yチェアのペーパーコードはぜんぶで150mもあるらしい.リペア時には短いコードを継ぎ足し継ぎ足しつなげて作業する

  • 【図書館の電子書籍はこちらから→】  https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000104881

  • ザ・チェアなど名作椅子と呼ばれている椅子や、フィン・ユールなどの著名デザイナーがデザインした椅子を、解体、組立、座の張り替えなどの工程を写真で紹介する、なんとも珍しい一冊。分解することで見えてくる、各椅子の特徴、構造、デザイナーの思いなど探っていきます。

  • 名作椅子って解体してもかっこいいし、綺麗なんだな、改めてそう思った。

    パーツの一つ一つが洗練されていて綺麗。
    解体しているところの動画も是非倍速再生で見てみたい

  • 名作椅子を惜しげもなく解体(場合によっては破壊)して、その細部に込められた工夫を可視化する。
    複雑な接合部の形の意味、籐やコードの編み込みの収まり、傷み方と直し方、などが、職人らしい眼差しで解説されている。
    いつまでも見飽きない本。

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著者プロフィール

1955年生まれ。編集者。森林から木材、木工芸、木製家具、木育に至るまでの木に関するテーマ、椅子や家具に関するテーマなどを主にして編集・執筆活動を行っている。著書に、『種類・特徴から材質・用途までわかる 樹木と木材の図鑑』『木のものづくり探訪』(創元社)、『新版 名作椅子の由来図典』『手づくりする木の器』『木の匠たち』(いずれも誠文堂新光社)、『日本の森と木の職人』(ダイヤモンド社)、『北の木仕事』『北の木と語る』(いずれも北海道新聞社)など。共著に、『増補改訂 原色 木材加工面がわかる樹種事典』『名作椅子の解体新書』『Yチェアの秘密』『ウィンザーチェア大全』『漆塗りの技法書』(いずれも誠文堂新光社)、『木育の本』(北海道新聞社)など。

「2021年 『板目・柾目・木口がわかる木の図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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